Chapter.1日本人メイクアップアーティストが生みだした日本初「クレンジング オイル」[@cosme NIPPON PROJECT]

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Chapter.1日本人メイクアップアーティストが生みだした日本初「クレンジング オイル」[@cosme NIPPON PROJECT]
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シュウ ウエムラの創設者である植村 秀さんが最初に開発した商品は?と聞かれて、すぐに答えられる人はかなりの美容通。実は、リップでもアイシャドウでもなく、クレンジング オイルであったということをご存知でしょうか?

「美しいメイクアップは美しい素肌から始まる」と提唱しているシュウ ウエムラには、クレンジング オイルだけでも7種類あり、化粧品ブランドでこれだけのラインナップをそろえているのを他に見たことがありません。その理由は「美しいメイクアップをするために必要だった」と言います。Japanese Beauty第2弾は、誕生から50年を迎える、シュウ ウエムラの「クレンジング オイル」にフォーカス。誕生秘話から研究内容までクレンジング オイルのすべてを紹介します。

豊富なカラーコレクションでさまざまなアーティストとコラボーレーションを展開する、メイクアップブランド「シュウ ウエムラ」。実は意外と知られていないのが、シュウ ウエムラの創設者のこと。日本の美容界のパイオニアとして知られる伝説のメイクアップ アーティスト、植村 秀。1955年に単身渡米し、ハリウッドでメイクアップの基礎を学びます。ハリウッドで活躍する日本人は今でこそ大勢いますが、その先駆けともいえる存在。植村 秀はこのハリウッドでメイクテクニックはもちろん、メイクの土台となる素肌の大切さについても深く学びます。「メイクをするうえで大切なことは、その土台となる素肌がきれいであること」という独自の美学に基づき、最初に開発したのは「クレンジング オイル」だったというエピソードは美容業界では有名なお話。

「美しいメイクアップは美しい素肌から始まる」という美学のもと誕生した、シュウ ウエムラのクレンジグ オイルの記念すべき第1号「アンマスク」。その誕生のヒントはハリウッド時代にありました。当時、“マジック オイル”として人気を博していたクレンジング オイルは「洗浄力の高さ、利便性の良さ、何よりも使えば使うほど肌が柔らかくなる」と植村 秀はこのマジックオイルに衝撃を受け、魅了されます。このオイルとの出会いにより、クレンジング オイルの開発を決心するのです。

1967年の「アンマスク」の誕生は、日本で初めてクレンジング オイルが誕生した年でもありました。メイクや肌の汚れを簡単かつしっかり洗い流すというワンステップ洗顔は、当時の“洗うアイテム”にはない画期的な商品。ですが、前例にない商品は手痛い洗礼を受けることになります。「ベタベタした油で顔なんか洗えない」「肌が悪くなりそう」など、女性たちから強い抵抗にあったのです。

それでも諦めることなく、研究を重ね、成分の改良に努めたのはナゼなのでしょう?それは、「メイクアップという仮面を脱ぎ捨て、美しい素肌に自信がもてるように」という植村 秀の底知れぬ美への想いがあったから。強い意思とやり抜く力がなかったら、クレンジング オイルは今、存在していなかったかもしれません。

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