ナルシソ ロドリゲス パルファム / ナルシソ オードパルファム ルージュ 口コミ

資生堂主催で昨年開かれた香りのセミナー後、普段は地元ではお目に掛かれない物を中心にあれこれ嗅がせて頂いた中で、こちらのお迎えを決めました。
はしゃいで香水オタク丸出しでお話ししていたからか、資生堂の方も「個人的にこの中ではルージュが一番イメージに合うと思うし、付けててほしい！」とぶっちゃけて下さり、楽しくも有り難かったです（笑）


ナルシソは以前からフルールとピュアが手元にあり、前者は単体が基本、後者は重ね付けのベースも担えるという認識でしたが、このルージュはそれらの中間（ただし出力は一番強い）という印象。

これだけでまとえばムスク、アンバー、イリスなど、ベースノート向けの香りの暖かみの中にローズが見え隠れするような香り立ち。
従来のナルシソが人肌のセンシュアルな温もりだとすれば、こちらはそれより高温な、暖炉や毛布といった熱源たり得るものに近いイメージです。
パウダリーで濃厚な甘さながら、全体を程良く引き締めるスパイシーさもあり、嫋っぽさは感じません。

ベースにする場合は、こちらの量は少なめにし、軽めのローズやフルーティーフローラル系の香りの定着剤のように使うと馴染みやすいかと。
このEDPと対になる作りというEDTは鈴蘭とローズの香りだそうなので、ホワイトフローラルも相性が良さそうです。
実験はしていないのであくまで予想ですが、元から甘さを全面に押し出した香りとの組み合わせだと相当くどそう。逆に甘さを徹底的に排した辛口な香りとは噛み合わず、不協和音を奏でそうに思います。


今ある50mlでも多いのでリピするかは分かりませんが、気に入ってはいるため、気持ち的には★4.5です。

使用した商品

• 現品
• 購入品