ゲラン / アクア アレゴリア パンプルリューヌ(旧) 口コミ

朝。
これから始まる1日を快適に過ごしたいから、この香りを纏いたい。
素直に、直感的に、この香りを選んでしまうという・・・梅雨の時期です。

レモン、ベルガモット、ネロリ、プチグレン・・・
いろんな柑橘の実や花、枝葉が織り成す、爽やかなグレープフルーツ。

でも、それだけじゃないのが、さすがゲランという老舗の技。

パチュリのほろ苦い気品があって、ムスクの素肌感を感るし、
ほんの少しだけシベットのアンニュイな女性像を垣間見たようで、
ただ単に果物（グレープフルーツ）を持ち歩いているだけじゃないの。


私にとって、ネロリやプチグレンの香りは幼少の頃の懐かしい記憶を呼び覚ましてくれる、
思い出のある香り。
実際のところ、そんなつもりで記憶しているわけじゃないんですけどね。
単に近所では「みかん農家」が多くて、初夏にはプチグレンのような
超早生の青くて固いみかんを絞ってジュースにしていたんです。
甘酸っぱくて、グリーンの苦味があって、思い出には持ってこいの素材のような・・・

そんなわけで、
私のお気に入りの香り。

シベットを強く感じる方もいらっしゃるようですが、
そうは言ってもジッキー程ではないし、ムスクとバニラが甘美だからか、
嫌味に思うほどに感じたりはしませんでした。


「香水」としてのグレープフルーツを選びたいなら、これ以外に選択肢はない、かな。

使用した商品

• 現品