ヘルスケア
2015/12/17

更年期相談室⑯ 人には聞けないフェミニンゾーンケア

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Photo / Takayuki Abe Styling / Makiko Suzuishi

女性医療の視点で医療ジャーナリストの増田美加がお届けする「更年期相談室」VOL.16は、悩みや不安はあるけれど、なかなか人に聞きにくいフェミニンゾーンの話題です。
フェミニンゾーン(デリケートゾーン)とは、女性器周りの部位を差します。とくに更年期世代は、女性ホルモンの低下によって、さまざまな問題が現れる年代。

黒ずみ、ゆるみ、痛み、形、大きさ…悩みは人それぞれ

そこで、女性のフェミニンゾーンを専門に治療する東京、銀座のクリニック「なおえビューティークリニック」院長の喜田直江先生に聞きました。女性器に対する美容婦人科治療の専門クリニックとしては、日本で初めて登場したクリニックです。

喜田先生、悩みを抱えていても、フェミニンゾーンは人に相談できにくい内容ですよね?更年期世代では、どんな悩みを抱えている方が多く来院されますか?

「はい、悩みは本当に人それぞれです。年代層も、20代の会社員の女性から70代以上の女性までいらっしゃいます。先日は地方から新幹線でいらっしゃった70代の主婦の方も。
更年期世代の女性に多いのは、黒ずみが気になる…、腟がゆるんでいる気がする…、自転車に乗ったときや細身のパンツをはくと挟まった感じがして痛みを感じる…、性行為のときに痛みを感じる…などなどです。
さらに、形が…、色が…、大きさが…など、見た目を気にする方もいます。デリケートなところほど、悩みは深いものです」と喜田先生。

更年期にフェミニンゾーンの悩みが増えるわけは…

なぜ、更年期になるとフェミニンゾーンの悩みが増えるのでしょう? 

更年期になると、卵巣機能が衰え、女性ホルモンの分泌量が一気に減少します。平均50.5歳の閉経を迎えるとエストロゲンはほぼゼロになってしまいます。
エストロゲンの作用は、生殖器はもちろん、皮膚、粘膜、骨、血管、神経、脳に至るまで及びます。閉経後、エストロゲンのバリアがなくなることで、さまざまな不調や病気リスクが高まり、女性器の不調も起こるのです。

しかし、今まで私たちは、女性のフェミニンゾーンの相談や治療ができる専門クリニックがあるとは思っていませんでした。

女性器の悩みに応えて機能的に美しくする

喜田先生は、「女性の立場で医療に携わりたいと考え、産婦人科医の道へと進みました。そこで出会ったのが、自らの女性器に対する悩みを抱える多くの患者さんでした。
出産後に腟が緩んでしまうという方はもちろん、その形自体に長い間コンプレックスを抱き続けている方もいらっしゃいました。
そんな女性たちの悩みに応えて、女性器を機能的に美しくする専門治療を行おうと思ったのです」と話します。

50代女性が選択するのは「小陰唇縮小術」

「来院される50代の女性では、女性器の小陰唇を縮小する“小陰唇縮小術”を希望する方が多いです。長年、小陰唇が大きいのが気になり、コンプレックスになっていたそうです」と喜田先生。

小陰唇縮小術を受ける動機は、
「将来、介護を受けるときに小陰唇が大きいと恥ずかしいので…」
「自転車に乗ったときやジーンズを履くと、擦れて痛みを感じるから」
「立った状態を正面から見たとき、小陰唇がはみ出ているのが気になるから」
という理由が多いといいます。
また、黒ずみも小陰唇が大きいことで起こることがあり、小陰唇縮小術で黒ずみ部分を切除する治療も行われています。

手術は日帰りで約40分

「小陰唇縮小術は、肥大してはみ出た小陰唇を切除し、小さくする手術。手術時間は両側で約1時間、片側で約40分。日帰りでできる手術です」(喜田先生)

ラジオナイフ(高周波メス)を使用し、傷をきれいにかつ出血を最小限に抑えます。切開方法は、ただまっすぐ切るのではなく、ヒダの形や厚さによってそれぞれ変えることが可能。抜糸は不要で、術後の傷跡はほぼ残らず、日帰りで当日からシャワーは可能。自由診療で、喜田先生のクリニックでは、両側約28万円、片側約16万円。

フェミニンゾーンの悩みに幅広く応えるクリニック(美容婦人科、美容皮膚科、美容形成外科など)は、全国で徐々にできつつあります。人には聞きにくいフェミニンゾーンの悩みがある方は、相談してみてはいかがでしょう。

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なおえビューティークリニック
喜田 直江先生

なおえビューティークリニック院長。京都府立医科大学卒業後、産婦人科医として多数の分娩・手術を経験。その後、形成外科医としての技術を幅広く習得したのち、美容外科・美容皮膚科全般を行う。特に婦人科系の美容手術は日本有数の症例数を誇る。2011年、現クリニックを開院。美容婦人科治療専門クリニックとして日本初。

女性医療ジャーナリスト
増田 美加さん
女性の健康情報&患者視点に立った医療情報について執筆、講演を行う。女性誌やWEBでヘルスケアやアンチエイジングの連載を行うほか、テレビ、ラジオにも出演。乳がんサバイバーでもあり、がんの啓発活動を行う。NPO…

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