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ヘルスケア
2016/01/02

更年期の皮膚トラブル“かゆみ”は使っている物の見直しを

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Photo / Takayuki Abe Styling / Makiko Suzuishi

更年期世代の女性の悩みとして、多く聞かれるのが、肌のひどい乾燥やかゆみといったアレルギー症状による皮膚トラブル。その原因を解説してくれたのは、皮膚科医として更年期女性の悩みに日々応えている私のクリニック目白の平田雅子先生。

「生理前の状態がずっと続くような感じが更年期。常に不調があるわけです。皮膚もバリアが落ちてしまうので、過敏になったり乾燥しやすくなります。PMSのようにエストロゲンが上がれば治るというわけでなく、下がりっぱなしの状態が続くので、体質が弱くなっていきます。バリアが落ちると、元々自分が弱いところに症状がでてきます」

更年期の肌のかゆみの原因は?

更年期の乾燥肌はなぜ起こるのでしょうか。

「更年期になると女性ホルモンで守られてきたバリア機能が低下してきます。胃腸が弱い人は常に胃腸の調子が悪くなり、頭痛持ちの人はもっとつらい痛みになるのと一緒で、元々皮膚が弱い方やアレルギーのある人はその部分がさらに弱くなってしまいます。いつも使っている化粧水美容液がしみたり、かゆみが出たり痛くなったりすることが、頻繁におこってきます。そこで、“自分は皮膚が元々弱いから、さらに症状がでているんだな”と気づかずに、使っている化粧品を変えるのは間違い。まずは、何より皮膚自体のバリアを上げる努力をしましょう」

顔も身体も“洗いすぎない”、マイナスのスキンケアを取り入れて

「どんなことでもやりすぎないことが更年期の肌をケアするポイントです。“最近、肌が変わってきたな”と感じた時は、まさにスキンケアの見直し時。使っている物や使い方、食事、着ている物の素材などあらゆるものの見直しが必要になります。まずは、洗い方を見直すのがいいでしょう。更年期に限らずですが、悪くなると、プラスしてよくしようと考える方が多いのでが、時にはマイナスすることも大切。石けんをやめる、熱いお湯をやめる、こすらないなど。決して肌がしみることはしてはいけません。足や脇など汚れが気になる部分は石けんで洗って、それ以外は洗浄料やナイロンタオルでゴシゴシ洗わなくても充分でしょう。皮脂は30歳からどんどん減っていきますので若い方も気をつけてくださいね」

スキンケアは物を変えずに使い方を変えてみる

「もし、今まで使っていた化粧水がしみるようであれば、一回使用をやめて乳液やオイルから使ってみましょう。顔のTゾーンは皮脂の分泌も多く皮膚が丈夫ですが、目元などは脂が少なく弱い部分ですから、洗い方を変えてみましょう。40度ぐらいのお湯で洗うと皮脂も流れてしまいます。メイクをして隠しても構いませんが、洗うときにそーっとメイクオフするようにてください」

スキンケアは新しく揃えなくてもいいので、今まで使っていたものを二・三度重ねて使う。化粧品を肌になじませるときも、やさしく手のひらでなじませてみてください。手の乾燥にも気をつけましょう。触って皮膚を確かめることは大切です。継続して頑張りましょう。2週間ケアしてもよくなる兆しがない場合は病院で適切な処置をしてもらうようにしてください」

病院(皮膚科)での治療法は?

「病院では、気をつけなくてはいけないことを指導して、使い方や使っているものを見直してもらっています。それでも治らない場合はステロイド入りの軟膏をお渡しします。お薬を使いたくない人には違うものをお出しして、保湿の仕方や痒いときの対処法を指導しています」

具体的にはどのような指導をされるのですか?
「痒みが出てきたときは、かかずに冷やすよう対処法を指導しています。保冷剤などをタオルでくるんだ状態で患部につけていると、血管が収縮してかゆみや赤みがひくきます。その際、取った瞬間にまた血管がひらいてしまうので、10秒ぐらい冷やしたら外してを繰り返すといいでしょう。それでも収まらない場合は、かゆみ止めの抗アレルギー剤を飲むこともあります。その人の性格や、ライフスタイルによって続けやすそうな方法を案内しています」

足りないものを補うために、漢方やビタミン剤も効果的

「今までは女性ホルモンの分泌によって肌に潤いが保たれ、一日二回のスキンケアで補えるぐらいの保湿でも充分でしたが、更年期の女性はそれが足りなくなっている状態です。足りない分を補って、生活習慣を変えていけば肌も変わってきます。その中で、漢方やビタミン剤を飲むこともあります。大豆イソフラボンやアスタキサンチンなどのサプリメントを補うことで回復される方もいらっしゃいます。皮膚は身体の中のサインなので、身体に足りないものを補うことで、皮膚の状態もよくなることがあります。動けないほど辛い痛みを訴える方には、クリニック内に併設された婦人科の先生にも相談してホルモン補充療法も処方しています」

私のクリニック目白
平田 雅子先生

「私のクリニック目白」理事長・院長。
1988 年、日本大学医学部卒。医学博士、皮膚科認定専門医。東京医科大学、同大学八王子医療センター皮膚科学教室を経て、2003 年10 月に『私のクリニック目白』を開業。院長として診療にあたる。女性医療ネットワーク理事、日本医師会産業医、臨床研修指導医、国際中医薬膳師。ひとりひとりに対して、丁寧で親身な診察で定評をあつめている。

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