ヘルスケア
2017/01/29

食いしばりや歯ぎしりが、ほうれい線を深くする!

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私たちにとって、老化のサインとも言えるのが、深く刻まれたほうれい線かもしれません。何気なくやってしまう食いしばり、自分では気づきにくい歯ぎしり……。なぜ、そういった行為がほうれい線を深くしてしまうのでしょうか。アンチエイジング歯科学会に所属し、歯と体の老化の関係などにも詳しい歯科医の市川麻里江先生にお話をうかがいました。

食いしばり、歯ぎしりをしていると、歯はどうなるの?

「歯の診察時に『楽にしてください』と言ったら、普通は唇が閉じていても、中の歯は少し上下に開いています。これを安静空隙といいます。しかし、無意識に食いしばっている人は、そんな時も歯と歯同士が当たってしまいます。それだけでも、歯にとっては負担になります」

歯が削れて短くなると、頰のたるみに繋がる!

「食いしばりや歯ぎしりで歯がギリギリと擦れ合い続けると、歯は削れ、長さが短くなります。歯が削れてしまうことで、本来の頰の皮膚に対し、それを支える土台の部分が足りなくなれば、上部の頰の皮膚はたるみます。頰の皮膚がたるめば当然、下に下りますから、ほうれい線が濃くなるわけです。基本的にこのようなメカニズムに男女差は見られませんが、男性では中年肥満が加わることで、顔に贅肉がつき、ほうれい線の深さが女性ほど気にならないと考えられます」

「咬筋」を厚くしてしまうことでも、ほうれい線の深さに

 食いしばりや歯ぎしりによる歯の削れ以外にも、咬筋の使いすぎによるほうれい線への影響もあるそうです。
「咬筋とは、噛んだりする際に動かす筋肉で、頬骨から顎のラインにあります。噛んだり歯ぎしりすると咬筋は伸び縮みを繰り返し、筋肉が厚くなってきます。そうするとエラが張ってきて、頰の筋肉(頰骨筋)が引っ張られていきます。引っ張られ続ければ、頰は下に下がります。そのため、ほうれい線が深くなったり、たるみに繋がります」

食いしばり、歯ぎしりの他にもある、意外な要因 

 食いしばりや歯ぎしりだけではなく、実は意外な要因もほうれい線を深くしてしまうと市川先生は指摘します。
「頰のたるみを引き起こし、ほうれい線を深くしてしまう要因に、八重歯の抜歯もあります。今まであった八重歯を抜いてしまうことで、上の歯列がきれいなアーチを描くために、本人にとっては気がかりが一つ解消すると思います。一方で、八重歯の膨らみがなくなった分、鼻の下の皮膚が凹んでしまいます。きれいに見せるためにやったのに、別のお悩みが出てしまった……。審美歯科を考える際は、とても悩ましいポイントかもしれませんね。
 また、上の歯を入れ歯にする方には、時により、歯茎を厚めにすることをご提案することもあります。鼻の下の皮膚を下から押し上げることで、いままであったほうれい線が目立ちにくくなります。せっかくなら、入れ歯を作るだけでなく、きれいになっていただけたらと常に考えています」

ほうれい線を深くしてしまうのは、皮膚がたるんでしまうことによります。皮膚をたるませてしまう原因は、過度な食いしばり、歯ぎしりが影響することがわかりました。食いしばりや歯ぎしりはストレスが原因のことも多いでしょう。少しでもストレスを軽減させ、体全体の老化を緩やかにしていく生活に切り替えていきたいですね。ご自分だけでは不安な場合は、ぜひ歯科医にご相談ください。

市川歯科医院
市川麻里江先生

東京生まれ
日本歯科大学卒業
日本アンチエイジング歯科学会認定医認定
認定バクテリア・セラピスト、認定ビューティーアドバイザー、認定ホワイトニング エキスパート、ティースバンク認定医
市川歯科医院 副院長

取材・文 飯田麻衣子

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