コスメティクス
2017/04/18

どんな爪も美しくなる!「育爪」提唱者に聞く、きれいな自爪の作り方

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自分の爪を健康的に育てる「育爪」の提唱者である嶋田美津惠さん。著書の「育爪のススメ」も話題です。ジェルネイルやネイルアートで飾った指先も素敵ですが、きちんとケアしてあげれば驚くほど美しくなるという素の爪。「育爪」誕生のお話や、「育爪」の方法についてお話をうかがいます。

深爪からの脱却

 程よい長さに揃えられ、半透明に輝いた指先には潤いがたっぷり。嶋田さんの爪を見ていると、「ネイルをしていなくても、素の爪はこんなに美しくなるものなのだ」と驚かされます。

「実は私、ひどい潔癖性で、爪の間にゴミが入るのが嫌でずっと白い部分をすべて切り取っていました。そのため、爪のピンク色の部分が短く、深爪でした。しかし、ネイルスクールに通うことになり、どうしても爪を伸ばさないとならなくなってしまい……。仕方なく爪にゴミが入らないように、なるべく爪で物を触らないように過ごしたのです。3ヶ月経つと爪に驚きの変化が。爪を伸ばしたことで、ピンクの部分が以前より長くなり、ピンクの部分にピタッと沿うようにして爪がきれいなカーブを描いていたのです。『爪の形って、生まれつきじゃなくて変わるものなんだ』。この体験が、自分の爪を健康で美しく育てる『育爪』の誕生のきっかけとなりました」

カラーをやめた爪に起きた事実

 ネイルカラー、除光液、コート剤などに含まれる有機溶剤による化学物質過敏症を発症した嶋田さん自身の経験から、ネイルカラーをはじめ、ジェルネイル、スカルプチュア、コート剤などの有機溶剤が入ったものを使う施術が一切ないという嶋田さんのサロン。ネイルカラーをやめたことで、お客さんの爪にも大きな変化が現れたと言います。

「ネイルカラーをやめて3年ほど経ってくると、お客様の爪に変化が出てきました。縦筋、色素沈着、くすみ、乾燥、二枚爪などが徐々に解消され、美しい爪に生まれ変わっていったのです。爪は、どんな方でも美しい形にでき、適切なケアでお悩みを解消できることがわかったのです」

ネイル材料の影響

 では、多くの女性がしているジェルネイル、ネイルカラー、コート剤、スカルプチュアは、健康な爪を育てる際にどのような影響を与えるのでしょうか?

「ジェルネイル、ネイルカラー、コート剤、スカルプチュアはすべて合成樹脂、プラスチックです。長い間、合成樹脂で爪を覆うことは爪にはあまりよくありません。爪は医学的には死んでいると言われていますが、爪の下の皮膚は生きています。爪の表面を合成樹脂で覆ってしまうと、爪の下の皮膚から出る水蒸気が揮発しづらくなったり、爪にある目に見えない無数の隙間が合成樹脂で埋められて爪が水分や油分を保てなくなったりします。最近は、ジェルネイルの繰り返しにより、爪が薄くなってしまっているというお悩みもよく耳にします。ジェルネイルをする時は接着力を高めるために爪の表面を削ることが多くなります。さらに、外す時には合成樹脂を有機溶剤で溶かすため、薄くなった爪が有機溶剤にさらされ、爪質がもろくなってしまうのです。

 このようにネイル材料には弊害もありますが、気分が上がるといった愉しみもあります。ネイルカラーは長くても2日でオフすることを心がければ、爪に過度な負担はかかりません」

「育爪」カットをして、最適な形に整える

 ついつい長い爪の方がきれいに見えると思ってしまいますが、短い爪でもカット次第で美しく見せることができます。

「爪の土台となるピンクの部分が伸びやすく、カマボコ形の立体的な爪に育ちやすい状態にカットすることが大切です。ファイル(爪専用の紙ヤスリ)で爪を少しずつ削ります。爪切りはカットの際に爪に大きな衝撃を与え、爪が指からはがれたり、ヒビが入ってしまったり、切り口がギザギザしてしまうことがありますのでオススメしません」

<「育爪」カットで角が丸い長方形を目指す>
(ただし、爪の先端は直線ではなく、中央から左右両端に向かって緩やかにカーブしている)

①爪の先の白い部分を2ミリ~5ミリほど残してカットする(削る)。ファイルは爪に対して90度の角度で当てる
②爪の角は滑らかなカーブを作る。

ファイルを爪の角に下から当て、優しく動かす
※詳しくは著書「育爪のススメ」をご参照ください。

爪にオイルを塗って、乾燥を防ぐ

 育爪のために欠かせないのが、植物性の良質なオイル。

「オリーブオイルは爪や皮膚へ浸透しづらいためオススメしていません。また、濃い色が付いているものも、衣服に色が付着してしまうことがあるのでオススメしていません。私のサロンでは、有機栽培したものを低温圧搾したマカデミアナッツオイルと脱臭したセサミオイルを使っています。

 爪が弱いからジェルネイルやコート剤で補強しているというお話をよく聞きますが、そういった合成樹脂で補強しなくても、オイルによって爪は柔軟性が高くなり衝撃にも強くなりますので、多少のことでは割れたり、折れたりしなくなります。また、ささくれや白くなった爪の先が潤うことで、きれいな半透明になり、欠点が目立ちにくくなりますよ」

<爪の裏からオイルを流し、揉み込む>

① 必ず爪の裏側からオイルを1滴ずつ落とす。爪の裏からオイルを落とすことで、左右の爪側面と指の溝、爪の生え際と甘皮にオイルが行き渡る

② 両手の指先にオイルを落としたら、指で反対側の手の指先をつまむようにしてオイルを染み込ませる。爪全体をマッサージすることで、血行が良くなる
③ 1日に5〜10回ほど塗ることを心がけましょう

ベタつきが気になる場合は、1円玉大の水を手の平に落とし、よく揉み込みます。油分と水分が乳化し、ベタつきが気にならなくなります。

カット、保湿したら、なるべく爪を使わない!

「育爪」の大事なポイントは、爪を道具にしないことだそう。カンのプルタブを爪で開けたりや、爪で何かを剥がすといった行為はなるべく避けましょう。
「使うのは指の腹。慣れるまでなかなか大変かもしれませんが、美しい爪のためにぜひトライしてみてください。指の使い方次第で、爪が指からはがれてピンクの部分が短くなるのを防いだり、爪にゴミが入るのを防ぎます。
 また、自分にあった睡眠や食事、爪を揉むマッサージも『育爪』のためにはとても大切です」


 いかがでしたか? 毎日見ても飽きない美しい爪を今日から目指したくなりますね。

教えてくれたのは…… 嶋田美津惠さん

(育爪サロン ラメリック主宰)

(育爪サロン ラメリック主宰)

お問い合わせ
育爪サロン ラメリック 自由が丘店
東京都目黒区緑が丘2-17-25
tel. 03-3723-4555

飾る爪からきれいな自爪へ
『育爪のススメ』
著者:嶋田美津惠
マガジンハウス
1500円+税

「爪が美しいと人生が楽しくなる」。東京・自由が丘と大阪・梅田で予約の取れない人気「育爪サロン」を主宰する著者が、独自のメソッドの全てを公開。一度読むだけであなたの爪が一生変わる! サロンでプロが使用しているネイルファイル付き。

取材・文 飯田麻衣子

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