ヘルスケア
2017/04/25

「目が疲れた!」に即効力!人前でも”ながら”でもできる眼精疲労ツボ押し術

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Illustration : Yuko Inami

頭痛や肩こりの原因ともなる眼精疲労に即効性の高いツボ押し。実は、メイク後の顔に触れることに抵抗があったり、ツボ押し中の姿を見られたくないなどの理由から、毎日の生活に取り入れにくいという方も多いのではないでしょうか。「目が疲れた!」と感じた時にすぐできるのがここで紹介する<美つぼケア>。忙しいけれど、美しくありたいという女性にこそ実践していただきたい、人前でも簡単・優雅にできて目の疲れを即効で緩和するツボ押し方法を、ゴッドハンドの異名を持つ美人鍼灸師・美月綾乃先生に伺いました。施術の中でも特に実践に基づいたメソッドを厳選していますので、ぜひ試してみてください。

眼精疲労はどうして起こるの?

眼精疲労とは、眼球を支える筋肉やピントを合わせる働きを持つ毛様体筋という筋肉を酷使することで起こるものです。毛様体筋は、レンズの働きを務める水晶体を調節する役割を持ち、対象物の距離が近づくにつれ筋肉を固めてピントを調節します。これにより、携帯やパソコンの発達で近くを長時間見つめる人の多くが眼精疲労を起こし、やがて頭痛や肩こりを併発していきます。

東洋医学的に見る眼精疲労の原因

陰陽五行は東洋医学のベースになる考え方。世の中のあらゆるもののありさまを<陰><陽>に区別し、さらに整理病理の分類は<肝><心><脾><肺><腎>の五行に分かれていて、このうちの<肝>の不調が眼精疲労を引き起こすと考えられています。全身に<気血>と呼ばれるエネルギー・経絡(けいらく)がつながっていると考える東洋医学では、肩こりや頭痛の一部も眼精疲労に起因しています。<脾>を阻害されると、甘いものを欲しやすくなり、婦人科系の不調とも関りがあり、<腎>の不調は髪の毛に出やすく水分代謝にも影響するなど、体調管理の羅針盤として役立てられています。

目を司る<肝>の不調は血流の滞りから生まれる

体内を濾過する肝臓の頭文字をもつ<肝>は、東洋医学でも同様に全身の血流に関わりがあります。目は特に新鮮な血液を必要とするので、血行不良やドロドロ血と呼ばれる瘀血が原因で眼精疲労を引き起します。同時に<肝>はストレスの影響を受けやすく、阻害されると怒りやすくなったり爪に症状が出たりします。

眼精疲労を緩和させる実践的なツボとセルフケアを紹介

眼精疲労を緩和し肩こりや頭痛を和らげる基本のツボ押しとセルフケア方法を紹介します。誰に見られても恥ずかしくない美しい動作と実践的な整体の技術を組み合わせた<美ツボケア>はオフィスや家、喫茶店など場所を問わず気づいた時に行うことができます。ツボを見つけるポイントは、ズーンと奥に響く感じがするかどうか。5秒を目安にゆっくりと力を入れていきましょう。強いほど効くというわけではありません。いた気持ち良いと感じる程度の強さで行なってください。

1. 「眼医者ごろし」の異名を持つ万能ツボ< 太陽(たいよう)>

場所:こめかみ中央よりやや眉尻寄りのくぼんだ部分。頭の内側に向けて直線的に力を加える。
効能:目の疾患に欠かせないツボ。老眼・頭痛や顔面神経痛に効き、さらに血色を良くし、目のむくみやクマの解消にも。

<眼精疲労に効く美ツボケア>

「ひじ付き太陽で難題解決ポーズ」
1. 中指を中心にした3本の指を少し折り曲げて肘を立てます
2. <太陽>に中指が当たるように、小首を傾げて位置を調節します
3. 中指と添え指の3本で<太陽>を支え、反対側の斜め上を見るように小首を傾げながら、いた気持ち良い程度にゆっくりと5秒間、圧を加えます。これを10回程度。
プラス・テク:同じ要領で耳の上部をプッシュ。側頭筋を刺激することで噛み癖による肌のたるみの緩和もできます。

2. 大人の肌の悩みも改善するオールラウンダー< 合谷(ごうこく)>

場所:手の甲の親指の骨と人差し指の二股付近から、やや人差し指の骨上部を探り少しへこんだ部分。手のひらの中央から挟み込むように押すと効果的。
効能:顔の血色を良くする効果があり、顔のたるみも予防してニキビや吹き出物も解消。脳内エンドルフィンという物質が分泌されることで痛みを緩和し、精神的なリラックス効果も。

精疲労に効く美ツボケア>

「したたか淑女のどこでも合谷」
1. 背を伸ばして足を揃えて座ります
2. 膝の上に手を軽く丸めた状態で添えます
3. その逆手で手のひらを挟むように<合谷>を親指で押し、中指で手のひらの中心を中央に向けて圧をかけるようにプッシュ。ゆっくりと5秒プッシュを10回程度行います

3.  頭痛を伴う肩こりもまとめて撃退 <手三里(てさんり)>

場所:親指を上側に肘から手首をテーブル上に置いた時に肘の内側の線から指3本分手首側に離れた、押すとずんと響くところ。
効能:目の疲れからくる頭・肩・首の痛みを解消。胃腸など消化器系の疾患、ストレス性の便秘にも効果的。

<眼精疲労に効く美ツボケア>

「芸者気分ではんなり手三里肩回し」
1. 胸の下に腕を置きます
2. 逆の手の親指で手三里に指を添え、他の指は腕を掴むように揃えて添えたら、いた気持ち良い程度に徐々に押していきます
3. 手三里を押しながら肩をゆっくりと回します。あくまでもゆっくりとはんなりと回すことで女性らしい動きに。痛みを感じず、気持ち良いと感じる程度に左右5回づつ行います
プラス・テク:肩甲骨を回すように意識をすると肩こり解消の効果アップ。肩甲骨は筋肉の付着部なので、回すことで肩や背中のコリをほぐします

4. 目の疲れをとり視力を回復、風邪のひき始めバスター <風池(ふうち)>

場所:後頭部から首の骨につながるあたりのくぼみ部分。反対側の目の裏に響くように斜めに押すとより効果的。
効能:首・肩こり・頭痛を伴う眼精疲労。視力回復のツボとも言われる。風邪の引き始めや自律神経失調症にも。

<眼精疲労に効く美ツボケア>

「風池の刺激でうっとり流し目ケア」
1. 中指を風池に添えたら左右2本を添えて、いた気持ち良い程度にゆっくりと圧をかけていきます
2. 風池を押しながら、刺激しているツボの逆方向へゆっくりと首を回します気持ち良いと感じる位置で5秒キープしたら、ゆっくりと首を戻します
3. 次に、刺激しているツボの逆方向へ首を倒します。気持ち良いと感じる位置5秒キープしたらゆっくりと首を戻します。合計10秒を1セットとして左右5回行います

5. 眼精疲労から目下のくすみ・しわ・たるみまで <睛明(せいめい)>

場所:目頭よりやや内側のくぼみ部分。
効能:眼精疲労・視力回復だけでなく、目の下のクマやしわ・たるみ・くすみの緩和、眠気覚ましにも効果的。

<眼精疲労に効く美ツボケア>

「乙女の祈り睛明で清らかプッシュ」
1. 手を柔らかく合わせて肘をつきます
2. 人差し指を左右の睛明につけたら、頭の重みを使ってゆっくりと刺激を与えます
3. 押しすぎに注意してゆっくり10秒間。5セット繰り返します

6. 目・耳・頭痛・冷え性も緩和する温めスイッチ <肩井(けんせい)>

場所:肩の最も盛り上がった中央部分。
効能:強い肩こりを併発した眼精疲労、四十肩、五十肩、背中の痛みを緩和。自律神経失調症やうつなどの神経系疾患にも効果が。

<眼精疲労に効く美ツボケア>

「湯流し美人の肩井おメンテ」
1. ツボと反対側の手で、中指を中心に左右の指を添えながら肩井のツボを押し、ゆっくりと力をかけていきます
2. 肩からお湯をかけるように、ツボと反対側にゆっくりと首を倒します。10秒を5セット行います

眼精疲労を防ぐためには夜の炭水化物を減らすこと

目に限らず、疲れを予防するためにはまず睡眠が一番。ゆっくり休むことができずに眼精疲労が溜まり、肩こりや頭痛に悩まされている、という人にオススメなのが、夕食に炭水化物や甘いものの摂取を控えることです。昼間の筋肉の疲れは夜寝ている間に修復されるのですが、寝るまでの時間を十分に取らずに夕食を食べすぎてしまうと修復のための血流が胃の消化に使われてしまい、翌日に疲れが残りやすいんです。血流の負担をなるべく軽くするために、消化に時間のかかる炭水化物を控えるだけでも翌日体が軽くなり疲れも緩和されるはずです。ぜひ試してみてください。

お話を伺ったのは…アムラス鍼灸 美月綾乃先生

鍼灸師、美容鍼灸師。
会社員時代に体調を崩したことをきっかけに、脱サラし東洋医学を学び鍼灸師になる。2万人以上の施術経験から、2011年三軒茶屋に「アムラス鍼灸」を開業。ispotベストサロン2013,14年の入賞、そして2015、16年と2年連続で 整体矯正鍼灸部門1位受賞。エステや整体、カイロなどで、全身メンテもしたいという、欲張りで効果をすぐ実感したい女性が駆け込むサロン
美容鍼や骨盤重心矯正、子宮メンテ、ダイエットかっさオイルマッサージ、
などその方のご希望や体質体調にあったオーダーメイドメンテと生活習慣アドバイスが好評。美ST、FIGARO、FRAU、CREA、美的など雑誌掲載多数。

取材・文:曽根由佳

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