ヘルスケア
2019/03/09

体の歪みは更年期「障害」を重くする! 簡単体操で骨盤・背骨を整えるには?

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更年期の症状の重さ、不調のあらわれる部位、時期なども人によってさまざま。なぜこんなに個人差が大きいのでしょうか。「それは、更年期を迎える前の身体の状態に原因があるから。「不調の『芽』が隠れていると、更年期を迎えたときにそれが『障害』になってあらわれるのです」と話すのは、アピア均整院代表の松岡博子先生。不調の「芽」を見つけ出し、骨盤や背骨を本来の位置に整えていけば、更年期の不快な症状を予防・軽減できるのだそう。これから更年期を迎える人にも、いま更年期に悩んでいる人にもよく効く、自宅でできる簡単体操とストレッチを症状別に教えていただきました。

INDEX

ホルモンの減少は女性の一生にとって自然なこと

女性は40代を迎えるころから女性ホルモンが減り始め、50歳前後で閉経、60歳を前にホルモンが分泌されない状態が定着します。この50歳を境とした前後それぞれ5年、合わせて10年ほどが更年期で、その間に女性ホルモンの減少によって起こるさまざまな不調を更年期障害と呼びます。

女性ホルモンが減るとどんな変化が起こるのか、不安にかられる人も多いのではないでしょうか。ネガティブにとらえられがちな更年期ですが、思春期に女性ホルモンが増えて初経を迎えたのと同じように、40代からの女性ホルモンの減少は女性の一生の中で本来自然なことです。

「ホルモンが減るのだから何かしらの影響はあります。でも、『障害』と呼ばれるほどの重い症状が出るのは、もともと身体に何かしらの問題があって、それがホルモンの減少を機に表にあらわれたと考えられます。風邪をひきやすい人とひかない人がいるのと同じ。健康なら更年期障害は起きないし、あっても軽度です」。

そう話す松岡先生自身も、更年期障害は特に経験しなかったそう。

体の歪みが更年期に「障害」をもたらす

松岡先生によれば、大切なのは更年期を迎える前から正しい姿勢や生活を保つこと。「座るとつい足を組む」「猫背になる」「片側ばかりでバッグを持つ」。こうした長年の生活のクセで骨盤や背骨が歪んでいると、筋肉や内臓に影響が及び、更年期のつらい症状にもつながります。特に女性ホルモンの分泌に関連する仙骨が歪んでいると、30代でも更年期の症状が出やすくなったり、症状が重くなったりするので要注意。まずは自分の体がどう歪んでいるかをチェックして、なりやすい病気や注意点を知っておきましょう。

背骨と骨盤の歪みによる疾患の傾向をチェック!

チェックの方法

50cm角の紙に十字に中心線を書きます。その真ん中に立って目をつぶり、50回足踏みをします。目を開けたとき、足の位置がどの方向にずれたかをチェックしましょう。

前方に行く

背骨に本来あるはずの生理的湾曲がなく、硬くなっています。骨盤が前傾。神経性胃炎、胃下垂、目の充血、耳の不調に注意。

後方に行く

猫背、骨盤が後傾しています。脳が疲れやすく寝起きが苦手。頭痛、肩こり、目、耳の不調のほか、高血圧などの血液循環に関係する病気に注意。

右に行く

背骨が右に傾いています。重心が右足にあり、右の肩と腰が下がっています。ストレスを受けやすいタイプ。肝臓、胃の病気に注意。

左に行く

背骨が左に傾いています。重心が左足にあり、左の肩と腰が下がっています。食べすぎに注意。ぜんそくや花粉症などのアレルギー性疾患、物忘れなども多めです。

右に回旋する

背骨が右にねじれています。腎臓、膀胱など泌尿器系の病気にかかりやすい傾向があります。生理のトラブルも多め。病気で高熱が出やすいタイプです。

左に回旋する

背骨が左にねじれています。泌尿器系の病気、便秘に注意。むくみやすく、乗り物酔いしやすいタイプ。更年期障害が重くなりがちです。

体の歪みが大きいほど、紙の中心線から離れた位置に足が動いてしまいます。理想は足踏みが終わったときとスタート地点の足の位置が同じ場所であること。体が歪んでいなければ、終了時も足は紙の中心点にきます。

チェックの結果、どのタイプであったとしても、これから紹介する体操を続ければ歪みは改善し、少しずつ身体のバランスが整ってきます。チェックを定期的に行って、歪みの度合いを確認して改善の目安にしましょう。

更年期障害全般に効く!今日からできるお手軽体操2

「病院でホルモン補充療法を受けるほどでもない」「ちょっと抵抗がある」「まだ症状はないけれど、この先が心配」という人も、自分でできる簡単な体操なら今日からでも始められるのでは? 今回は更年期全般に効果のある体操を2つご紹介します。

「骨盤ポットン体操」で、性ホルモンの分泌を促す

女性の骨盤は出産に対応するため柔軟にできているうえ、骨盤を支える筋肉が男性より少ないので歪みやすいという特徴があります。骨盤が歪むと、それにつながる背骨も歪んでしまい、体全体のバランスが崩れます。特に骨盤と背骨をつなぐ仙骨の2番の骨は性ホルモンの分泌と関連が深く、ここを整えることで女性ホルモンの分泌が活性化し、更年期障害全般に効きめがあります。

STEP1

息を吸いながら、手の小指側で床を押すようにしてお尻を持ち上げます。上げ切ったら息を止めてキープ。

STEP2 

息を吸いながら、手の小指側で床を押すようにしてお尻を持ち上げます。上げ切ったら息を止めてキープ。

STEP3

苦しくなったら一気に息を吐き、全身の力を抜いてお尻をポットンと落とします。そのまま10秒ほど静かにキープ。

「骨盤ゴロゴロ体操」でつらい生理痛をやわらげる

生理痛が重い人は、仙骨2番と腰椎4番・5番と呼ばれる背骨の下のほうの骨にゆがみが生じています。「骨盤ゴロゴロ体操」はこの部分の歪みを整えるだけでなく、性ホルモンの分泌も促すという一石二鳥の簡単体操です。ベッドではなく、少し硬い床の上で行ってもOK。

STEP1 

あお向けに寝て、両膝を抱えるようにします。

STEP2

そのまま腰の下のほうを床にこすりつける感覚で、左右に体を揺らすようにします。イタ気持ちいい部分を集中的に刺激しましょう。

お聞きしたのは

松岡博子先生

松岡博子先生

アピア均整院統括代表。一般社団法人身体均整師会副会長。身体均整法学園に学び、東京・高田馬場と祖師ヶ谷大蔵に治療院を開く。骨盤や背骨の歪みを整え、病気にならない体、疲れにくい体に変えていくことを目指し、更年期障害をはじめさまざまな不調の治療に高い実績を上げている。

取材・文 中村綾子

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