ビューティメソッド
2019/05/01

白髪染めをやめたら自由になった!朝倉真弓さんの「グレイヘア育て」

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これまで、 “白髪は目立たないように染めるもの”というのが、中年以降の女性の美容の常識であり、白髪を染めずそのままにしておくのは、一定の年齢以上のシニア女性だけでした。ところが最近、40~50代で白髪染めをやめ、自分本来の白髪まじりの髪色を生かす「グレイヘア・スタイル」を選択する女性が増えてきています。

一方で、「グレイヘアには興味があるけど、白髪が伸びるまでの中途半端な期間はどうしたらいいの?」「家族や恋人に反対されそう…」などさまざまな疑問や不安を抱いている人も…。そこで『「グレイヘア」美マダムへの道』の著者で、グレイヘア・ブームの火付け役である朝倉真弓さんにお話をうかがい、2回にわたってご紹介します。1回目は、45歳でグレイヘアを選択したご自身の体験談です。

INDEX

グレイヘア関連の書籍も多数出版されています。写真上左は朝倉さんの著書『「グレイヘア」美マダムへの道』(小学館)、写真上右の『~ムリせず自然に美しく~グレイヘアという選択』(主婦の友社)にも、朝倉さんの体験談が掲載されています。

30代なかばで、白髪染めが「元気の源」から「ストレスの源」に変化した

私は体質的に白髪が多く、10代のころから若白髪に悩まされていました。高校時代は人の目が気になっても校則の縛りがあり染めることができませんでしたので、大学に進学して初めて髪を染めた時の感動は今でもおぼえています。20代のころは月に一度、髪を染めるたびに若々しさをチャージできるようで、白髪染めはいわば、私の元気の源でした。

ところが30代なかばから白髪がどんどん増え、白髪染めの頻度も3週間に1回に増加。それでも染めた数日後には生え際に白い部分が見えて、がっかり…。人と会う時はいつも自分の白髪の状態が気になり、ビクビクしていました。しかもこのころから白髪染めの薬剤が頭皮に染みるようになってきて、「肌にやさしい」といわれる薬剤を選んでもかぶれてしまい、痛みに耐えかねて皮膚科に駆けこんだこともあります。またしょっちゅう白髪染めをするせいか、髪がどんどん細く弱くなり、切れやすくなってきていることにも、不安を感じていました。東日本大震災が起こった時、私は39歳でしたが、それ以降「もし白髪染めの最中に震災が起こり、水道が止まったら、どうしよう」という不安も加わりました。

こうしたストレスや不安から、「このまま白髪染めを続けて大丈夫かな…?」という疑問が日に日に増大し、何度か“白髪染め断ち”にチャレンジしました。でも結局、伸びかけの白髪に対する人目が気になり、白髪染めをしてしまう…。その繰り返しでした。

グレイヘアにしたほうが、人生楽しそう

白髪染めストレスと、「1歳でも若く見られたい」「無頓着でズボラな人間に見られたくない」という気持ちの間で揺れていた私にきっかけを与えてくれたのは、2016年ころから若い子の間で流行していた「グラニーヘア」(グレイやシルバー、ホワイトアッシュなど、白髪のように見える髪色)でした。おばあちゃんのアイコンである白髪ですが、彼らを見て、白っぽい髪色のほうが軽やかでかっこいいし、どんなファッションとも相性がいいことに気づかされたのです。

また当時45歳の私は、実年齢よりも若い「アラフォー」に見られようと躍起になるより、「アラフィフくらい」に見えても、「おしゃれでかっこいい」と思われるために頑張ったほうが楽しいような気がし始めました。そう、「若く見られたい」という気持ちを、捨ててみることにしたのです。「白髪染めのストレスから逃げたい」という気持ちだけでは挫折しがちだったのですが、「白髪染めをやめて自前のグラニーヘアにしたほうが、人生楽しそう」という前向きな気持ちに切り替えたことが、グレイヘア育てに成功した理由ではないかと思います。

45歳の誕生日から、“グレイヘア育て”を開始

(写真上左/2016年9月)グレイヘアにする直前の髪。8月にホームケアをして1か月でこんなに白髪が目立っていました。(写真上右/2016年10月)白髪が目立たないように染毛部分を明るい色にブリーチしました

グレイヘア育ての第一歩は、髪全体をブリーチすることでした。これは、育ってきた白髪を目立たなくするためでもありますが「白髪は染めるもの」という世間の常識と戦うという意思表示をしたかったからでもあります。とはいえ、このころはまだ人の目や言葉が気になり、ちょっとした言葉や態度で自信を失いがちでした。

グレイヘアになっていく過程や心の葛藤をブログに綴り始めたのも、「白髪染めをやめたい誰かの役に立てば」という気持ちと同時に、「グレイヘアもいいね」と言ってくれる誰かを探したい気持ちもあったように思います。

3~4か月までは人目との闘い、転機は前髪がグレイヘアになる5か月目から

一番、心理的につらいのは、白髪が中途半端に目立つ3か月から4か月目くらいです。伸びかけ白髪の富士山頭を見るたびにつらくなり、「こんな思いをするくらいなら、白髪染めをしたほうがラクかも」と心が折れそうになることも…。特に、同年代の白髪染めをしている人たちと同席するときがつらかったですね。帽子やスカーフで髪を隠す工夫もしつつ、ブログ仲間からの励ましや共感の声に勇気づけられ、なんとか乗り越えることができました。

5か月で、自分の白髪の個性に気がついた!

(写真上右/2016年11月)染毛部分をブリーチした後、少し伸び始めた状態 (写真上右/2017年1月)染毛部分にいろいろな色を入れることで、白髪が目立たないようにしつつ、伸ばしています。

4か月目くらいになると、さまざまな発見がありました。常に白髪染めをしていたので、自分の白髪の量がどれくらいなのかわからなかったのですが、このころから自分の白髪の量や黒髪とのバランスがわかるようになってきます。あえて白い部分で分けて白髪が目立つようにし、染毛部分をカットしてボブスタイルにしたのもこのころ。私は髪の内側に白髪が多いタイプであることもわかり、「表面のほうに増えてくれてもいいのに」という、逆の悩みもでてきました。5か月ほどたち、前髪全部がグレイヘアになると、ぐっと気持ちが楽になりました。

(写真上右/2017年2月)だいぶグレイヘアが伸びてきた状態。(写真上右/2017年5月)まだ中途半端ですが、前髪がグレイになるとぐっと気持ちが楽になります。

10か月目で、グレイヘアの自分と初対面!

(写真上/2017年7月)染毛部分をカットし、グレイヘア完成!

グレイヘア育て10か月目に入ると、グレイヘアと茶髪部分が半々に。茶髪部分を切り落として、グレイヘアに生まれ変わった自分と初対面できました。周囲の反応はさまざま。好意的な言葉をかけてくれる人も、そうでない人もいました。同年代の女友達から「あなたといっしょに歩くと、私までおばあさんに見られちゃう」とグチられたこともありましたね。グレイヘアは、「若さを失うことを過剰に恐れる人」を見分けるリトマス試験紙のようだと感じることもあります。

次回は、「グレイヘアにしてよかったこと」や、のばしかけの時の乗り切りテクニック、きれいなグレイヘアを保つための注意など、多くの方から聞かれる質問に答えます。

お話をうかがったのは

朝倉 真弓さん

朝倉 真弓さん

1971年生まれ。一般企業、出版社、編集プロダクションを経て、1999年にフリーランスライターとして独立。経営、起業、働き方などをテーマに、一般誌やビジネス誌、ウェブサイトなどで取材および執筆を手掛ける。実用書やビジネス書の分野では企画やブックライティングを数多く務め、ストーリー仕立て伸びジネス書(ビジネスストーリー)を得意とする。また、40代にして白髪染めから決別した白髪の専門家「グレイヘアリスト™」として、テレビや雑誌などのメディアへの出演、記事の寄稿のほか、2018年7月に自著『「グレイヘア」美マダムへの道』を出版。NHK「あさイチ」「助けて!きわめびと」をはじめとしたテレビやラジオ番組のほか、女性誌や全国紙など、メディア出演多数。

取材・文 桑原恵美子

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