ヘルスケア
2019/08/28

女性ホルモン補充療法、結果編! 更年期症状は改善されたのか?

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女性ホルモン補充開始、1週間後から変化が!

担当エディターが前回の検査結果を受けて、治療を開始したのが約2ヵ月前。
処方されたのは
・パッチでの女性ホルモン補充/3日に1回程度張り替え
・肌荒れを防ぐ保湿剤/お風呂上りにお腹お尻などを保湿
・パッチで肌トラブルが出た場合に塗布する軟膏
・青魚の油、EPA・DHAを含む薬/脂質合成を抑え、中性脂肪分解を促進する作用などにより、血液中の脂質などを改善する薬
この4種類で、一ヶ月で薬代は4000円程でした。(保険適応)

▼前回のレポートをチェック
第一弾➡更年期検査編
第二弾➡治療編

今回は、担当エディターがさまざまな治療を受けた結果をご報告します。

女性医療クリニックLUNAネクストステージ(横浜市元町)

女性医療クリニックLUNAネクストステージ(横浜市元町)

閉経後女性の不定愁訴、尿漏れ、膣のかゆみ、薄毛、眼瞼下垂手術などを相談することができます。

女性ホルモンパッチを貼るようになって最初に感じた変化は、ちょっとしたことでのイライラや、急な気分の落ち込みが減ったこと。気持ちが安定している自分に気がつきました。さらに、2週間程でホットフラッシュも軽減してきたのです。ですが3週間後、突然の不正出血…。すぐにクリニックに電話し関口先生に相談しました。

「黄体ホルモンとエトロゲンが両方入っているパッチなので、最初は不正出血が起きる場合があります。徐々に頻度は減っていきますが、強い症状が続くようであれば、止血剤処方や女性ホルモン補充を止めて漢方に切り替えるなど検討しますので、すぐに来院してください」とのことでした。私の場合は4、5日で無くなり、それ以降は全くありません。個人的には「補充した女性ホルモンが身体に作用している」と納得しましたが、不安な方はすぐに病院で相談してください。

2ヵ月後にクリニックで数値変化をチェック

ホルモン補充療法以降、体調が良くなりメンタルも安定しています。朝の目覚めも良くなりましたが、実際の検査数値がどう変わっているかが気になるところ。再度、血液検査と尿検査を行いました。

まずは更年期指数を再測定

出典 / 小山嵩夫「簡略更年期指数:SMI」

出典 / 小山嵩夫「簡略更年期指数:SMI」

検査編から登場しているスタンダートな質問用紙です。治療前は軽く50点超えの更年期指数(SMI)が、今回は28点にまで激減。ほてりや冷えの極端な自覚症状はかなり減り、メンタルのアップダウンが明らかに安定していました。定期的にSMIを自分チェックするのは体調管理に有効です。

女性ホルモン値はアップ!

血液検査の結果で、一番気になっていたのがエストラジオール。治療前は測定限界値の11.8pg/ml以下だったのですが、19.1pg/mlと測定可能な範囲まで上がっていました。
「このまま女性ホルモン補充療法を継続して15~30pg/mlをキープしていきましょう」と関口先生。

女性ホルモン補充の効果

女性ホルモン補充の効果はさまざま。

・ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり、多汗)の改善
・めまい、耳鳴りの改善
・動悸の改善
・肩こり、関節痛の改善
・記憶力、集中力の低下を改善
・萎縮性膣炎、性交痛を改善
・尿トラブルの改善
・善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす
・肌に潤いとハリを与え、シワを予防
・骨量を維持、骨粗しょう症の予防
・認知症の予防

女性ホルモン欠乏によって知覚過敏になっていた心と体は落ち着きを取り戻し、悩んでいた色々な症状が改善されていました。知覚過敏による外陰部のかゆみ、突然に襲ってくる頭部などのかゆみもなくなりました。かゆさゆえに、かきむしり炎症を悪化させていた皮膚も正常に戻りました。今後も定期的に検査しながら続けていきたいと思います。

女性ホルモン補充だけに頼ってはいけません

気にしていた悪玉コレステロールは特に改善は見られませんでした。

「女性ホルモン補充療法は更年期の症状を劇的に改善してくれますが、さすがに万能ではありません。さまざまな症状中には、なかなか女性ホルモン補充の効果があらわれないものもあります。様子をみて、改善されない症状がつらいならば医師に相談してください。漢方薬など、ほかの治療法との併用もできます。また、女性ホルモンの低下以外に、症状を引き起こしている原因がある場合も考えられます。その際は他の治療が必要です。また、いくら外からホルモンを補充しても、自らバランスを乱す生活をしていては本末転倒。健康や美しさを保つ女性ホルモン補充の効果を充分に引き出すためにも、基本になるのは毎日の生活習慣です。バランスのとれた食事、質の高い睡眠、適度な運動を心がけましょう」

確かに女性ホルモン補充で気が緩んで、暴飲暴食ぎみだったかもしれません。女性ホルモン補充にばかりに頼らず、無理をしない規則正しい生活を送ることが大切です!

全身の女性ホルモン補充で効果がない場合は?

全身ホルモン投与に抵抗がある方、ホルモン補充療法でも、“デリケートゾーンのかゆみ”、“尿モレ”、“セックスの時の痛み”がよくならない方は、閉経後、女性ホルモンが長期に欠乏している、GSM(genitourinary syndrome of menopause・閉経関連泌尿生殖器症候群)の可能性があるそうです。漢方、サプリで対応もできます。外陰部のかゆみや痛み、イガイガイ感には、局所に少し女性ホルモンを使う方法が効果的です。

ルナクリニックオリジナルのエイジングケアセット

ルナクリニックオリジナルのエイジングケアセット

外陰部の保湿だけでなく顔・髪にもおすすめ。1セットで約3ヵ月使えます。

まずは外陰陰部の保湿、膣トレーニング、さらにレーザーなどで改善できます。
ちなみに、アメリカの性機能学会では性的意欲を維持するために全身の男性ホルモン(テストステロン)補充と局所の女性ホルモン補充を進めています。閉経後の女性へのテストステロン補充の有効性も近年注目されているのだとか。

「更年期症状が出てきたかな?」「最近疲れやすくなったかも?」「衰えを感じてきた」「眠れなくて辛い」などの症状を感じたら、早めに更年期外来を受診してみることも一つの選択肢。自分自身の心と体の状態を知ることが、人生100年時代を楽しくいきる秘訣です。

※上記はいずれも個人の感想です。

女性医療クリニックLUNAグループ
関口 由紀先生


日本では数少ない女性泌尿器科専門医である。日本泌尿機能学会指導医・専門医。日本東洋医学会指導医・専門医。日本性機能学会専門医。日本排尿機能学会専門医。経営学修士(MBA)。「女性の身体は、全身的に診ていく必要がある」と、婦人科、女性泌尿器科、内科、漢方内科、乳腺科、皮膚科、美容皮膚科、などを揃えた女性医療クリニックLUNAグループを展開中。『横浜元町女性医療クリニック・LUNA』(婦人科)『女性医療クリニックLUNA・ANNEX』(女性内科・漢方内科・ヘルススタジオ)を横浜元町に開院。さらに子宮脱や尿失禁の治療、手術を多く手がけてきた経験から、骨盤底筋群の重要性に早くから着目。理学療法士や運動療法指導士などとチームを組み、患者の生活の質をあげるための診療、治療を行う『LUNA骨盤底トータルサポートクリニック』(女性泌尿器科、乳腺科、美容皮膚科)を立ち上げ、現在はLUNAグループの理事長を務める。2015年には、『女性医療クリニックLUNA・心斎橋』もオープンした。

前回のレポートをチェック!

第一弾➡更年期検査編
第二弾➡治療編

取材・文 熊本美加

(アットコスメ編集部)

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