2020/07/31

サステナブルが日常に。パリでクリーンビューティを楽しむ

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パリはヴァカンスシーズンがスタート!

みなさま、こんにちは! お元気ですか?

パリはヴァカンスシーズンがスタートしました。週末には車にトランクを沢山積んでいる家族連れを見かけたり、八百屋さんなどでの日常のふとした会話で「今年のヴァカンスはどうするの?」という恒例の質問が飛んできたり(ちなみに私はこの原稿を書いている現在、ヴァカンスの予定は未定でございます…)。 

緩やかにスタートしている、フランス語でセールを意味するソルドで、とりあえずヴァカンス用の水着をチェックしよう! とブティックに入る際は、必ずジェルをシュッと手に吹きかけ、マスクを着用。パリの夏の風景に新しいルールが加わりつつも、フランス人の生き甲斐と言っても過言ではない楽しい季節を楽しみに待つ街の雰囲気がとっても好きです。

水道水の浄化に備長炭を。日常レベルで環境意識が浸透

今回のテーマは、クリーンビューティやサステナビリティなど環境問題で意識していること。

パリでは早々にスーパーのビニール袋が廃止されたり、市内の道路の大工事を行い自転車専用レーンを作ったり、電気自転車を購入する際は補助金制度がある等、政策としてのサステナブルな取り組みが浸透してきているように思います。

また、ミネラルウォーターのペットボトルの消費を減らすべく、カルキ成分の強い水道水を浄化してくれる日本の備長炭が人気なのも、日常レベルで環境意識が浸透している現れなのかもしれません。

ボディケアから洗剤まで。サステナブルな暮らしを実現

今回は、そんなパリのサステナブルな取り組みをしているブティックをふたつご紹介します。

ひとつめは11区にある「The Naked Shop」 。

パリ初を謳う、オーガニックの家庭用洗剤やボディケア用品の量り売りで人気のお店です。

手前には衣類用洗剤、柔軟剤、液体石鹸などがずらりと並んでいます。それぞれ香りを試すことができ、生産者の名前もきちんと表示されています。再利用可能なガラスのボトルにつまっているものを購入することもできます。

さらに、なんと自分でリサイクルした空き容器を持っていくと、そこに量り売りで必要なアイテムを入れてくれるというサービスもあります。

その際、アイテムの成分表など説明が書かれたものがきちんとシールで用意されており、自分の持って行ったボトルに貼ってくれるそう!

私も自宅用にヴェルヴェンヌの良い香りのするハンドソープを購入しました。セーヌ川を渡って反対側のブティックへ行くのに「つめかえ用のガラス瓶を持って行くのはちょっと遠いな…」と感じていたのですが、そんな思いに応えるべく、パリ市内へ自転車でのデリバリーサービスも行っているとのこと。ここでも環境への配慮を忘れません。

コンセプトストアとして厳選されたアイテムも販売している「The Naked Shop」。取り扱っているビューティアイテムは、どれもフランス産で地産地消を意識しているだけではなく、できるだけ梱包のないもの、または再利用可能なもの、プラスチック不使用であるものがセレクトされています。

また「The Naked Shop」では、環境への取り組みに賛同する企業との協力でさらなるエコ活動を推進しています。

たとえば、パリ9区にあるサステナブルなホテル「Hotel HOY」の客室等のアメニティにも使われています(このホテルの取り組みもとても素敵なので、また別の機会にご紹介させてください!)。

クリーンビューティのみを扱うセレクトショップ

ふたつめは、パリ9区にあるクリーンビューティブランドのみを取り扱う「AWESOME」。

ブティックオーナーのCecileが世界中を旅して見つけて選び抜かれた、パリでは珍しいブランドのアイテムが数多く並んでいます。

「肌が疲れてしまっていて、オイルケアに興味があるのだけれど…」と伝えるといくつかのオイルをピックアップして説明してくれました。

Cecileの艶やかで健康的な肌を見て、彼女自身が使っておすすめだったオイルセラムと、アロエとココナッツが配合されたセラムの2種類を混ぜて使ってみることに。

「肌は同じアイテムを使い続けると慣れてしまい、効果があまり感じられなくなってしまうので、そのときのニーズにあったケアにこまめに変えてゆくと良いわよ」と教えてくれました。

Cecileに「セレクション(扱っているブランドの)の基準は?」と聞いてみると、「生産の規模が小さくとも上質であり、サステナブルを意識していて、ニッチなブランドを選ぶようにしている」とのこと。

またフランスのクリーンビューティ事情については「フランスはどちらかというと大企業のブランドやドラッグストアコスメなどのマスマーケットが一般的で、ニッチブランドでも良い製品がたくさんあるのに埋もれてしまいがち」だそうです。「お隣イギリスではこのふたつの共存が可能なのに、フランスではそれが難しいのが現状」であるとも。

いろいろお話をうかがっている間も、彼女のセレクションに信頼をおいている顧客たちが立ち寄り、アドバイスを求めていました。Cecileのもとにはパリでの取り扱いを希望する世界中のブランドからのラブコールが絶えないそう。おすすめのオイルを使い終わったら、また彼女に会いに行こうと思います!

お気に入りは、エコフレンドリーなリップ

さて、私自身のクリーンビューティやサステナブルへの取り組みについて正直に申し上げますと、お恥ずかしながらズボラな私がこの言葉を日常で意識し始めたのは最近のことなのです。

パリ市内をパトロール中に見つけた素敵なスポットがサステナブルな取り組みをしていたり、可愛いパッケージのアイテムが偶然クリーンビューティを意識したブランドだったり…。おもしろいから自分でも試してみよう…ということで少しずつコスメ業界にも様々な取り組みがあることに注目し始めました。

私のお気に入りで、毎日使っているサステナブルなビューティアイテムがこちら。中身の種類を変えることができる口紅です。

ひとつはエコフレンドリーなマニキュアで有名なフランス発のブランド「Kure Bazaar」のもの。

動物性原料を使っていない、フルーツの保湿成分配合、オーガニック認証を受けている等のこだわりがつまっているのだそう。繰り返し使えるケースにはデニムのカバーがついていて可愛らしい。が、なによりつけ心地がしっとりしていてとても良かったので購入を決めました。

ルージュ キュアバザー マット
ルージュ キュアバザー マット
kure bazaar
容量・本体価格 4g・5,800円 / 4g・6,400円 / レフィル・3,300円
発売日 2019/12/06

ふたつ目はちょっとラグジュアリーなイメージがある「La Bouche Rouge」のリップです。

口紅に使われるマイクロプラスチックやパラベン、防腐剤、動物性油脂を使っていない等の配慮があるのですが、私がすっかり心を奪われてしまったのはオリジナルのケース。美しいカラーバリエーションのレザーケースを選び、その場で刻印を入れてもらえば、オンリーワンのリップができあがり。

リップを塗るたびにケースを見てワクワクするので常に持ち歩いています。最近はマスクをする機会が多いので、リップバームのリフィルを試してみようか悩み中です。

サステナブルを意識することがデフォルトになる

外見的な美しさを求めるだけではなく、自身が選ぶアイテムの背景には、環境への配慮がどれくらいされているのか。ひいては、それが将来私の娘たちの世代が犠牲にならないための選択であることにつながる。そんな当たり前のことを実感でき、無理なく続けられ、自分もハッピーである選択をすることが大切だと感じています。

ビューティ界、これからもサステナブルなアイテムが増えてゆき、大手企業の取り組みだけではなく、個人レベルでのアイディアがたくさんつまった魅力的なプロダクトが多く生み出されてゆくことでしょう。

それらを楽しみながら試してみて、取り入れることが自分にとっての心地良さにつながる。サステナブルを意識することがデフォルトになっていくこれからの世界にはワクワクがいっぱい!

パリでもコロナ禍が続いていますが、パトロールを続けたいと思います。また次回のコラムでみなさまとお話できるのを楽しみにしています。素敵な夏休みを!

執筆/茂田 栄子
編集/アットコスメ編集部

プロフィール:茂田 栄子

2010年よりパリ在住。コーディネーターをする傍ら興味の赴くままにパリの色々な話題のスポットを探検するのが趣味。ビューティ事情に興味を持ち始めた、14歳思春期女子の母でもある。

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