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「一生もの」の櫛

「一生もの」の櫛

今日は久しぶりの地元デート。
前から行きたかった、つげ櫛の工房に連れて行ってもらいました♪

古くから「和泉櫛」の産地として知られる大阪府貝塚市にある「辻忠商店」さん。
辻忠商店

「つげ櫛」でグーグル検索すると一番に出てくる、全国的にも有名な工房。
最近木櫛に興味を持ち始めるまで、つげ櫛が30数年生まれ育った地元泉州の伝統工芸であることも、近くにこんな有名な工房があることも、お恥ずかしながら知りませんでしたw

ダイソーの桃の木櫛も早速気に入って使ってるものの、やっぱり本物のつげの櫛も欲しい。
国産さつまつげの櫛は、大きさや歯の粗さによって幅はありますが結構なお値段がするものだし、「一生もの」になり得る櫛はちゃんと手にとって選びたい。

というわけで、私の生まれて初めてのつげ櫛はこちらの辻忠商店さんで選ぶことになりました。
こちらはネット通販でも有名ですが、併設の直売所があるんです。
お店の奥はガラス張りになっていて、櫛を作られているところを見ることもできます。
小さなお店で、ショーケースに並んだ櫛の中から選んで出してもらう感じ。
通販HPに載っている商品でもショーケースに並んでいないもの、その逆もたくさんありました。
出ていないものは言えば奥から出してくれるのかな?
あらかじめ欲しいものは目星をつけていたけど、HPにはなかった綺麗な蒔絵のものなんかもあってかなり悩んじゃいます。
使用には問題ないけど木のシミや木目の状態なんかで正規品にはならない「B品」が通常の半額で販売されていたり、通販では扱っていない外材(外国産の本つげ)のお手頃なものもあります。
貝塚市の公式ゆるキャラ、つげさんモチーフの櫛や根付なんかもあるんですよ~
ちなみにつげさんは今年のゆるキャラグランプリで63位と健闘してました♪

散々悩んで、選んだのはこちら。
携帯用にも家でのお手入れにも使いやすいサイズの、4寸(約12cm)の中歯の彫解櫛。
背の部分に彫りが入ってるんです~
この彫りが繊細で美しい!
ずっと眺めてても飽きません。
私が選んだのは桜ですが、他に梅や牡丹など数種類あります。
彫りをメインにした、
こういう彫花櫛というものもあり、最初はこちらに惹かれましたが、私は櫛は横長の形が好みで、彫りも大き過ぎない方が控え目で好き。
幅も3寸2分(約9.6cm)ではちょっと物足りず。
お店に行くまではどちらにしようか迷っていましたが、実際に見て手に取ると彫解櫛の方で即決でした♪
背の幅が少し狭いかな?と思ったけど実際に梳いてみると問題ありませんでした。
裏側はシンプルに、辻忠さんの焼印のみ。
もちろん黄楊の木で作られているんですが、なんというか木で出来ているとは思えないほどつるつるに磨き上げられ美しい光沢。
たっぷりと椿油が染み込ませてありしっとりと手に馴染みます。
ケースは別売りですが、彫りに合わせて桜柄の青い生地のものにしました。
他にも赤やピンクの花柄、水玉や無地のものもあり、普段こういう小物は黒や赤のシンプルなものに惹かれるんですが今回は何故か青の花柄にビビっときて。
櫛もケースも、気に入るものに出会えて大満足です♪

桃の木櫛と長さは同じくらい。
歯の間隔は若干桃の木櫛の方が広いかな。
背の幅や歯の深さも桃の木櫛の方が広いです。
違いは歯先。
桃の木櫛の方は先が丸くならされてはいるけど太いまま。
つげ櫛の方は先にいくほど細くなるよう仕上げられています。
これが手作りの櫛の魅力なんだろうな、と使ってみて実感しました。
桃の木櫛もプラスチックの櫛とは梳かし心地が全然違って気持ちいいんですが、やっぱりつげは全然違う!
頭皮への当たりが違うんですよね。
シャリシャリと頭皮を掻く感じがすごく爽快。
桃の木櫛はごりごりする感じ。
つげは細いのにちくちく痛いとかはなく絶妙な刺激。
髪もしっとりシルクのような手触りになって、ずっと梳かしていたいくらい気もちいいんです~
お手頃価格の良い櫛もたくさんある中で、敢えて高い手作りの櫛を選ぶ理由の中にはこういう魅力があるからなんだろうなあ。
この櫛を大事に手入れして、飴色に育て一生使っていきたいと思います♪

一生ものの櫛を手に入れたけど、黄楊以外の素材の櫛や違う形、歯の粗さの違う櫛などいろんなのが欲しくなっちゃうなあ。

辻忠商店さんでは、毎年年末か年始にB品の福袋を販売されています。
7千円~1万5千円くらいで、歯の粗さを選べる解櫛の他セット櫛などさつまつげ櫛数種類とケースや根付が入ってとってもお得。
私も狙っていましたが、さつまつげの解櫛は今日買ったので満足だし、B品はお店に行けば買えるし見送ろうかな。
つげ櫛に興味を持って手始めに何か欲しいという方にはぴったりかもです。

辻忠商店さんのほかに、貝塚市には「塩谷木櫛製造所」という工房もあります。
くしのみせ泉
こちらは国産黄楊ではない、本つげ(シャム材)をメインに椿や桧などの、実用品として手軽に使える、お手頃な価格の櫛を作られています。
ネット通販と卸専門で直売の店舗はないようですが、HPの商品説明や店主さんのツイッターを拝見してると「ここの櫛を買ってみたい…!」って気分になるんですよね~
せっかく近くにあるのに送料かけて買うのもったいないなと思いつつ、近々椿の梳櫛あたりを買ってみようかな、と思ってます。

すっかり木櫛の魅力に取りつかれちゃいました~
2016年はヘアケアがマイブームな年になりそうです。


今日のお昼は貝塚のお隣、泉佐野市の日根野にある「かがり」さんというお店で豚ステーキランチ。
ここは夜は居酒屋さんなんですが、お昼はメニューを豚ステーキのみに絞ってランチ営業されてるんです~
職場の同僚から聞いて、肉の中では豚肉、豚肉料理の中ではトンテキが一番好きな私は喜び勇んで出かけ、とっても気に入ったけど次に行った時は残念ながら定休日だったので今回念願の2回目訪問です。
ゴマ油風味のドレッシングが美味しいサラダに、ポテトサラダの小鉢。
ごはんとお味噌汁はお代わり自由。
こちらから頼まなくても途中でお代わりいかがですか?と聞きに来てくれてとってもサービスが良いです。
豚ステーキはすんごい分厚くてすんごい柔らかい!
醤油ベースのつけだれと塩、辛味噌で飽きずにぺろっと頂けちゃいます♪
1000円と、普段の主婦のランチにはちょこっと贅沢かもだけどこの味とボリュームなら大満足です~
別で頼んだ、焼餅と黒蜜きなこアイスのデザートも美味しかった♪


ちょうど今日から松屋でトンテキ定食が始まってるので、明日の夜はそちらを食べに行く予定。
明日の夜はPTAの会議なので息子は実家にお泊まり。
会議の後ひとりトンテキディナーを楽しみに明日は仕事頑張ろう!

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コメント(3件)

  • おはようございます。素敵な細工の櫛ですね~。ついに購入ですね^^一生物ですから、気に入った物が購入できて良かったですね。これから手に馴染んでいくのでしょうね。

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    2015/12/6 08:11

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    >ranmaruさん 櫛としての使い心地もさることながら、彫りも櫛の歯も美しくてずっと眺めてます~ほんと芸術品です。櫛を見て「美しい」と思う感覚がなんだか不思議ですw 櫛は使わずにしまいこんでおく方が傷んじゃうそうなので、毎日しっかり使ってちゃんとお手入れして、長く愛用していこうと思います♪

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    2015/12/7 00:24
  • こんばんわ♪ つげ櫛ついに買っちゃいましたか~いいなぁ、私も欲しくなってきましたw( *´艸`) 3寸2分と4寸で3センチしか違わないのに、お値段2倍でビックリ!!Σ(゚Д゚ノ)ノ 今年の福袋はLAURELとテラクオーレを狙ってますが、貝塚市ならそう遠くないので店頭に足を運んでみようと思います♪

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    2015/12/5 21:04

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    >夏唯蘭さん つげ櫛ほんといいですよ~♪暇さえあれば髪梳いてますw 5寸になると2万近くしたりしますからね~;節目や木目のシミを避けたりすると1枚の板から櫛に使える部分はほんの少しになっちゃいますもんね。 福袋はネット販売のみだけど、お店に行けるなら是非店頭で気に入るのを選ぶのがオススメです♪

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    2015/12/7 00:09
  • 素敵なお買い物されましたね☆私も早速HP拝見しちゃいました☆一生モノっていうのと、自分の味が出るっていうのはとても惹かれます(*^^*)私も年々髪質が変わっていたり、抜け毛も多かったりと女性の大切な髪に私も色々ケアしていきたいと思いました。素敵な情報ありがとうございます♪

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    2015/12/4 11:25

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    >プーさん大好きゆっこさん 「一生もの」のつもりで何か買うの、初めてかも?死んだら棺桶に入れてもらいますw 櫛って髪を梳かすだけのただの道具で安ものでも十分だと思ってたけど、材質や歯が違うだけで髪も頭皮も生まれ変わったような感覚!道具って大事なんですね。是非木櫛の良さを体感して頂きたいです♪

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    2015/12/5 20:12

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