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フルーティーで爽やかな発酵飲料コンブチャ、人気の秘密とは?

フルーティーで爽やかな発酵飲料コンブチャ、人気の秘密とは?

「スーパーフード」という言葉がすっかり定着した昨今、どこにいても手軽に摂れる健康食品が増えてきましたね。今回は私が外出先や自宅で飲んでいる発酵飲料をご紹介します。しかも、気温の上昇とともにジメジメとしたこの季節にぴったりなドリンクです。

そのドリンクとは、なんと「コンブチャ(KOMBUCHA)」。
口に含むとピチピチと弾けるとても喉ごしの良い爽やかな飲み物なんですが、その秘密は、“発酵”にあります。

発酵とは、微生物の働きによって物質が変化し、人間にとって有益に作用することをいいます。微生物という目に見えない小さな生き物が働いた結果が「発酵」です。
出典:http://hakkou.or.jp/static_pages/hakkou

日本は発酵食品においては歴史の深い国ではありますが、このコンブチャは、20世紀初頭にロシアで流行りだしたそうで、海外でその人気に火がつきました。日本では紅茶キノコの愛称で一時ブームになりました、ご記憶にある方も多いはず!

最近では、数年前からRaw food(生食健康法)を実践する人やヴィーガン(菜食主義者)、そしてマドンナを代表とするセレブたちが、炭酸飲料のかわりに飲み始めたことで、美容、健康を意識する多くの人々が関心を寄せています。

コンブチャは、酵素・乳酸菌・アミノ酸・ポリフェノールなどが含まれていて、内臓のデトックス、抗酸化作用があり、美容にも良い発酵飲料です。

先日訪れたロンドンのベジタリアンレストランの正面ではSCOBYというコンブチャの種菌または株と言われるものを培養して、発酵させていました。
私もSCOBYをいただく機会があり、実際に自分で育てています。このSCOBYを手にいれるには、育てている方から株分けしてもらったり、通販やオークションサイトでも購入できるようです。

コンブチャの作り方は、思ったよりもシンプル!強目の酸性ということでガラス製容器で育てます。紅茶やウーロン茶などの有機茶葉に甜菜糖、きび砂糖、黒砂糖など糖分を加えて甘いお茶を作ります。
それを冷ました後、ガラス製容器にSCOBYとお茶を入れると、糖分を餌にして発酵が始まります!2日から3日後から微発泡の酸味が感じられるようになります。

この多層に育った我が家のSCOBYちゃんをご覧いただけますか?

SCOBYを取り出すと上澄み液が残ります。この上澄み液を半分取り出してガラス瓶に取り出すと自家製コンブチャの出来上がりです!保存は密封して冷蔵庫へ。

また残り半分の上澄み液とSCOBYをガラスに戻し、甘いお茶を注ぐとさらにSCOBYが育ち、そして発酵。新たなコンブチャが増産できます。まさに発酵によって生きている証。

自分で作って味わうのも大事なことですが、外で手軽に摂れるコンブチャも活用して健康コントロールできると良いですよね。

日中はオフィスや外出先にいて、なかなかじっくりと自分の時間が取れない、、、など、私たちのライフスタイルは色々。最近は、そんな状況に合わせて気軽にコンブチャを楽しめるようになりました。
飲料メーカーがプロの作り手として高い意識のもとで、コンブチャに炭酸を加えたオーガニック炭酸飲料を販売しています。でもそれだけじゃないんです、ジンジャーやフルーツのフレーバーを加え、爽やかな飲みやすさも追求していて、本当に美味しくいただけます。
自分で作ったコンブチャは、レモンティーのような香りとマイルドな発泡が心地よく味わえ、市販のコンブチャは、炭酸飲料ならではの清涼感があり、さっぱりといただけるように思います。
暑い夏を乗り切るには、ヘルシーなコンブチャはオススメです!ぜひ、みなさまもお試しになってみてください。

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