パークハイアットでオモロヴィッツァの優雅なスパを

先日、パークハイアット東京でハンガリーのラグジュアリーなスパブランド・オモロヴィッツァのトリートメントを体験してきました。ちょうど本国からトップセラピストのアドリエンヌさんがたまたま来日されており、そのスーパー施術を受けてきたというわけ。

実はパークハイアット東京は宿泊客もしくは、クラブ会員でない限りスパ&フィットネス施設「クラブオンザパーク」は使えないんです。そう、ビジターは基本的にいないというスタンス。でも首都圏にお住まいなら泊まる機会はなかなか少ないですし、非常にラグジュアリーなのでおいそれと会員にもなれません。

でも、そんなあなたのために、デイスパオファーの「パークシエスタ」というシステムがあります。それは「クラブオンザパーク」では、5種のトリートメントメニュー1種と「ピークラウンジ」でのアフタヌーンティーかカクテルメニュー、もしくは「ジランドール」の「ヘルシーバランス」ブレックファーストなどダイニングまでセットになっているというもの。もちろん、トリートメント前後1時間は45階ジャグジーなどのスパエリア利用可。詳細はこちらを↓
https://tokyo.park.hyatt.com/ja/hotel/activities/hotel-activities/parksiesta.html

迷わずボクは、夕方施術のピークラウンジでのカクテルタイムをチョイス。15時にチェックインしましてジャグジーに浸かり、サウナで軽く温めてからスパへ。ラッキーなことに滅多に予約が取れないというアドリエンヌさんの超絶テクで顔がピカピカにしようと。最初に温かい手にが触れた瞬間にわかりました。「あ、当たりだ」と。こういう言い方は失礼な気もしますが、本当にそう感じたんですよね。

というのも、スパやエステのセラピストは相性なんです。どんなに世界的に有名な方であろうと波長が合う・合わないというのは起こるもの。もう数え切れないほど、スパ体験をしてきているので、手で触れてもらっただけでそれがわかるんですよね。こればかりは経験数がものを言います。でも、ひとつだけ目安を。手が温かいこと、これがいいセラピストさんの条件だと思います。冷え性の方には申し訳ないのですが、冷たい手で触られるとどうしても筋肉が萎縮して、ボクにとってはちっとも気持ちよくないんです。たとえどんなに素晴らしいマッサージの技術を持っていても、手が冷たい人は基本NG。

で、そんな温かでやわらかな手の持ち主、アドリエンヌさんにハンガリーの至宝とも言われるオモロヴィッツァでとろけるようなハンガリアンフェイシャルを施していただきました。ここは化粧水も有名ですがクレンジングが優秀で、普段の洗顔では落としきれない毛穴の奥の汚れもしっかりクリアに。そこからアイクリーム、クリーム、マスクと潤いと栄養をたっぷりと補給していきます。紫外線や汗、高温で夏疲れをおこしていた肌がプリプリッに。内側からわき上がるようなハリと弾力、透明感と明るさが戻ってきてくれました。もちろんコスメとともに老廃物を流す手技との合わせ技のおかげ。

彼女は施術中にあまりおしゃべりする方ではなく、とても静かな心持ちで受けられたのもとてもよかった。施術後にボクの肌状態を伺ったところ「水分と油分のバランスが崩れているところもあるけど、概ね良好」とのことでした。ホッ、っとしていたら「それよりも貴方のまつ毛、それ本物？」って聞かれまして、「ええ、生まれつきですよ」と答えたら「うらやましい！　普通の女性がどれだけ努力しているか知ってるの？」と茶目っ気たっぷりに笑っていました。仕事にはストイックだけど、とてもキュートなんです。彼女の施術を受けたくて世界中からラブコールされている理由がわかりました。

そんな夢の美容時間の次は、ピークラウンジへ。日もとっぷりと暮れ、夜景が輝いています。フィンガーフードとともに、シャンパン・ワインとついグラスを重ね、ついにマティーニまで飲んでしまいました。となると、小腹を満たすべく、追加でロブスターサンドなんてものにまで手を出して、さらにグラスを……。もう、自分の呑んべい加減が憎らしい。「せっかくデトックスしたのにねえ」とオモロヴィッツァのPRをなさっているFさんと苦笑しながらも、さらに乾杯。こうして、西新宿の夜は更けていくのでした。