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一周回って、サラサラムースが新しい

一周回って、サラサラムースが新しい

みなさん、こんにちは男性美容研究家の藤村岳です。今日はヘアスタイリングのお話でもしましょうか。

40代以降の男性には懐かしいスタイリング剤は何といっても「ムース」ですよね。かくいうボクもそう。たしか1985年ごろでしたか「資生堂 メンズムース」が登場しまして、高校生の頃、毎朝洗面台を独占して必死にスタイリングしていたのを覚えています。吉田栄作さんのサラサラヘアに憧れていたんですけど、頭頂部はコシのない猫っ毛で、サイドは真横に生える直毛というひどい生え方のボクは大変でした。

何でも「ムース」というのは化粧品・整髪料において資生堂の登録商標なのだそう。資生堂のサイトを見ていたらそう書いてありました。http://www.shiseidogroup.jp/rd/history/# ほー、知りませんでした。そういえば、とんねるずのおふたりが出演したCMも懐かしいですよねえ。

で、その後は皆さんもご存知のように、ヘアワックスに押されて長らく、ムース冬の時代でした。さらにフォグやパウダーなど新しい剤形が出てきて、ムースにとってはますます厳しい環境に。でも、ここでムースにまた光が当たるのかも!?と思って、今回はこのコラムで紹介することにしたわけです。

実は、今年2017年の3月15日に「ウーノ スーパーサラサラムース」が発売されます。同シリーズでは、スーパーハードムースはラインナップされていましたが、今度はサラサラヘア用。


一般的なヘアスタイルとして、ここ数年でツーブロックが復活。それに伴って、またサラサラムースも復活ということでしょうか。ファッションでもビッグシルエットが全盛だし、男性のスーツでもタック入りパンツが今やトレンド。大注目のヴェトモンのデザイナーであるデナム・ヴァザリアの服なんて、肩パッドバリバリです。

なんだか近頃は、全体的にあのバブルの頃に似ていますねえ。まあ、確実に異なるのは、もっともコアな経済状況というのが皮肉ですが……。

閑話休題。ボク自身、ほぼほぼ坊主のベリーショートに飽きてしまいまして、がんばって髪を伸ばしてきました。ただ、日本人に多くみられるハチ張りなので、サイドをガッーと刈り上げたツーブロックにしないと落ち着きません。とはいえ、バブル期そのままではなく今風にアレンジしていますけど。

そんな状況で改めてスーパーサラサラムースを使ってみると「やっぱり便利だな」と実感。作りすぎないナチュラル感が出せるんですよね。

ちなみにボク流スタイリングアレンジは、まず全体にサラサラムースを馴染ませます。でも、それだと40オーバーのコシが弱くなった髪だとぺしゃっと潰れたようになりまして、ちょっと物足りない。ボリュームを出したいトップにだけ、同日に発売になる「ウーノ ニュアンスクリエイター」を小豆大、手にとってなじませて起ち上げています。これ、エアリーな仕上がりなのに、きちんとキープもしてくれて、便利。適度な束感がでてトップにボリュームは出しつつ、前髪やサイドはサラサラとしたままのちょうど今のボクが求めているスタイルが完成。


上記のように前髪を下ろしたナチュラルスタイルの翌日は、あえてジェルで七三のオールバックにして、優しいリーゼントっぽくバング(前髪)を作ったりして。このようにまったく違うアレンジができるので、がんばって髪を伸ばしてよかったな、と思うわけです。

男性はとかく、ヘアスタイルのアレンジが少なく、女性のように印象をガラリと変えるのは難しいと言われるもの。が、ツーブロックにしてからわりといろいろなスタイルができて、これがまた楽しいんです。高校生以来、洗面台で格闘する時間が増えました。

スタイリング剤って、つい1種類と思いがちですが、いくつか組み合わせて使ってみるのもおもしろいもの。各アイテムそれぞれの適性を知って、自由な発想で使ってみてください。

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