2130views

ツムラ茨城工場・ツムラ漢方記念館・薬草見本園のプレスツアーに参加してきました!

ツムラ茨城工場・ツムラ漢方記念館・薬草見本園のプレスツアーに参加してきました!

東京から常磐線で約1時間。120mの高さを誇る「牛久大仏」のすぐそばにあるツムラ漢方記念館「漢方・生薬を学ぶ・知る・楽しむ」をコンセプトに、2008年にリニューアルオープン。主に医療関係者や学生を対象に公開されています。

実はこの施設、2008年のグッドデザイン賞を受賞しています。

審査員の評価コメント】
「ツムラ」ならではの企業文化空間である。この空間の役割としては、ツムラという一企業の文化空間というより、現代社会の最大のテーマである「健康」を、現代医学だけではなく東洋医学の双方から学ぶ・知る・楽しむ装置として構成されていることであろう。その意味で広く一般にも必要とされ理解される企業文化空間である
引用:https://www.tsumura.co.jp/corporate/release/2008/1010_g-mark.html

プレスツアーのスケジュールはこちら。

当初、私のお目当ては薬草園だったのですが、この記念館の展示がとにかく本当に素晴らしく、見学予定の50分間は、あっという間に過ぎてしまいました。

まず圧巻だったのが、貴重な医学書のコレクションの数々です。

中国医学の古典書『黄帝内経 素問・霊枢』『傷寒論』『金匱要略』『本草綱目』は、江戸時代の日本刊本。


日本最古の医学書『医心方』は、巻物でした。

『解体新書』よりも15年も早い1759年刊行の解剖学書『蔵志』(展示は複製品)。
現物の力はやっぱりスゴイです。興味を引くページを上手に見せているので、どれもこれも、じっくり読みたくなりました。

さらに素晴らしいのが、漢方の歴史のまとめです。日本、中国、西洋医学の比較年表、人を中心とした、漢方医学の発展の歴史が、とてもわかりやすくまとめられていました。

こちらは漢方生薬の見本。中国の病院や漢方薬店で見ることができる生薬は、すでに煮出しように刻まれた状態なので、丸ごとの形が見られるのも貴重な体験です。

一部の生薬は、実際に手に取ったり、においをかいだりできる状態で展示されています。

展示ではさらに、生薬の栽培・流通・製造・品質管理、漢方製剤の品質管理、最新のエビデンスといった、興味深い内容が続きます。

見学は、生薬倉庫と漢方製剤を作る工場の中央制御湿へと進みます。ここは残念ながら写真NG。

薬草見本園では240種類の生薬を栽培しているそうです。館長の中島様が、当帰の葉を摘み、嗅がせてくださったのですが、セロリのような清涼感がある香りにびっくり。

当帰は補血作用がある生薬で、使われるのは根っこの部分。婦人科のトラブルや冷え性などによく用いられます。なんとなく、こっくりしたイメージがあったのですが、考えてみれば当帰はセリ科。葉と根では成分が違いますが、セリ科のもつ爽やかな芳香が、活血作用を生むのかもしれないと思いました。やっぱり体験って、大事ですね。

内容が豊富なだけに、駆け足の見学となってしまったことだけが、少々残念。私にとっては、お金を払ってでも、また見たい展示でした。

医療関係者だけでなく、漢方や薬膳に興味をもつ一般の人にも、公開していただけるといいなと思います。

お土産に「ツムラのくすり湯 バスハーブ」をいただきました。
ありがとうございます。お風呂でゆっくりと温まりたいと思います。

このブログに関連付けられたワード

このブログを通報する

コメント(0件)

美容のお悩み カテゴリの最新ブログ

美容のお悩みのブログをもっとみる

投稿ブログランキング

投稿ブログランキングをみる

編集部イチオシ!

HOTタグ

ブランドファンクラブ限定プレゼント

【毎月 1・9・17・24日 開催!】

(応募受付:3/24~3/31)

プレゼントをもっとみる