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皮膚科医に化粧品何使っているのか聞いてみた

皮膚科医に化粧品何使っているのか聞いてみた

多分自分が化粧品好きだから、50歳目前になれば、高価な化粧品を使わないといけないものなのかと漠然と思ってました。
だってどの化粧品だってエイジングラインになるといきなり高価ですよね。
でも化粧品にお金かけないといけないのは、閉経後エストロゲンが低下して、肌にハリがなくなるからで。
それはそもそも化粧品でどうにかなるものなのか。
それともやはり高い化粧品には意味があるのか。

幸い仕事柄、皮膚科医が周りにいるので、
「皮膚科のドクターが自分ではどんな化粧品を使っているのか」聞いてみました。

1人目。
私の従姉。年齢は50代後半。
私の親族だけあって美容にも適度に関心ありです。
「化粧品何使ってるの~」
「変な香料とか、防腐剤入ってるの買っちゃ駄目よ!」
いきなりそう来たか。
だって高い化粧品って、大体なんとかフラワーの香りとか匂いついてるじゃないですか。
あれ、従姉的には全部ボツらしいです。

「SK-IIとか資生堂とか買うこともあるけどねー。
 大体アクセーヌとかNOV」
そうだった。私に最初にNOVを勧めてくれたのも、若かりし頃の従姉だった。
「どうしてアクセーヌかNOVにしたの?」
「(業者から現品サンプルを)貰うから」

貰うから・・・・・
アットコスメのクチコミだって、モニターの投稿は概ね高評価ですよね。
闇が深いぞ化粧品業界。
アクセーヌもNOVも無香料、アルコール不使用、セラミド類似物質使用がウリです。
私が愛用しているはしかた化粧品や、明色化粧品のセラコラ(どれもひとつ千円もしません。安いのでお勧めです)も同じ方向なので、問題なしと脳内変換。
高いものに買い替える必要はなかった。
従姉が「やっぱりクレドポーとかゲランは肌がツヤツヤになるわね」とか言ったらどうしようかと思ってた。

「化粧品でアンチエイジングは無理よ。
 効果があるのはレーザーとかイオン導入とか。私はまだメスは入れてないけど」

最終的には外科領域か。
どの化粧品使ってるの?からいきなり厳しい現実に直面。

そうだよね。私も化粧品だけで肌がぷりぷりになるってのは幻想なんだと少し気づき始めたよ。


2人目。
大学の同級生。同世代。
「化粧品何使ってるの~」
「あんな只の色水に何千円も払う奴はバカよ」
え。いきなりそう来たか。
「牛乳石鹸で洗って、後はそのままだよ。
 乾燥するなら、そこにだけヒルドイドかワセリン塗っとけば」

そのまま?
その後、宇津木式という形成外科医の美容法を知る。
要するに基礎化粧品は必要ないというのはそんなにぶっとんだ話ではなく、きちんと医学的根拠がありました。
最低限のワセリンだけ使うというのも、珍しい方法ではなく、資生堂のIHADAとか、敏感肌向けにワセリンベースの化粧品出してますよね。
IHADAの値段は高すぎると思うけど。
自宅に常備している白色ワセリンは50グラム300円程度です。一回買えば当分持ちます。

友人のコメントを参考に、ナイトケアに洗顔後薄くワセリンだけ塗ってみました。
朝も、ちょっとワセリンつけてメイクしてみました。
正直言うと、別に何のトラブルも感じませんでした。
ただし、全く全然ちっともスキンケアが楽しくないです。

牛乳石鹸(私は赤箱派)は1個100円程度なのに、実は牛脂ベースで乾燥しにくい処方になっており、洗顔石けんとして極めて優秀です。
スキンケアに100円しかかからないって愉快だな。

友人は更に、「化粧品の役割は紫外線防ぐことだけ」と言い切ります。
え。保湿は含まれないの?
ああ、肌が健康ならそもそも酷く乾燥しないのが当たり前です。
「日焼け止めは何使ってるの」
「ラ・ロッシュ・ポゼ。うちのクリニックでも患者さんに勧めてるよ」
「それを選んだ理由は」
「(業者から現品サンプルを)貰ったから」

またもや、「貰ったから」だよ。
やっぱり深いな、闇。
私はセザンヌのUV下地(30グラム680円)でいいということだな、と、脳内変換しました。

二人の皮膚科医に聞いた結論。
50代になったからと言って高い化粧品を買う必要はない。
100円の石けんと700円の日焼け止めだけで十分。

衝撃の結論。
段々基礎化粧品にお金をかけるようになっていたので、目から鱗でした。
高い化粧品は結局、自己満足の為だけに存在しているということです。

それなのに売れている高価な化粧品。
世の中って不思議だ。本来不要なものなのに。

肌にハリがない、シミができたと嘆いても、今の所化粧品ではどうにもならない。
変なもの塗ってかぶれたと騒ぐより、何も塗るな。
それが経験豊富な皮膚科医が出した結論でした。


化粧品はは今後明色化粧品(やはりスキンケアも少しはしたい)とセザンヌだけでいいです。あ、あと牛脂ベースの安価な石鹸とワセリン(リップケアに使える)。
ウォータープルーフのメイクは極力避けるか、使った場合は、オリブ油(安いよ)でそっと拭き取ります。

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コメント(1件)

  • ゆいまある様
    初めまして、ブログすごくよくわかりました。
    私も何気に高級化粧品で老化を止めたり若返ったりすることは無理だろうな~って薄々感じておりました。基礎化粧品は基本的なことが大事なんだと思います。
    最低限の原料でなるべく皮膚に刺激を与えないように最小限に保湿する。
    しかし、ゆいまある様がおっしゃっているようにワセリンだけじゃちっとも、お化粧が楽しくありませんよね。
    そのお気持ちも痛いほどわかります。
    肌がボロボロになったとき皮膚科でもらった消炎作用のある化粧水とワセリンだけにっていたので、
    今は、肌も治って、アクセーヌを使用していますがたまにはいい匂いがする化粧品や
    使用感の良いクリームなど使用しています。
    たまにそういうことも大事だと思っています。

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    2022/9/15 23:15

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    • 返信する

    コメントありがとうございます。
    私が質問したのは皮膚科医だけなので、一生懸命化粧品開発に取り組んでおられる化粧品開発者さんなら別の意見も聞けるかもしれないなと思っています。

    この後、ポーラのリンクルショットや、資生堂のレチノール配合のものなど使ってみて、化粧品である程度シワは薄くはできるということを実感しました。
    でもまあ、そうしたところで誰一人気がついてくれる人はおらず。
    化粧品は自分一人の密かな楽しみですが、楽しみは多いに超したことはないので、私もトラブルに気をつけながら色々使ってみようと思っています。

    0/500

    • 更新する

    2022/9/17 17:48

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