個人的推しシリーズの話し
2020/6/9 19:17
真昼です。
私のクチコミをみてもらったらわかるとおり、私は香水好きです。
一番はもちろんゲランなんですが、今日はゲラン以外に個人的に推したいフレグランスラインをご紹介。
では、どぅるるるるるる(←ドラムロール)~じゃん!!
イヴ・サンローランの「ル ヴェスティエール デ パルファム」です。
2015年ローンチのラインで、ムッシューイヴ・サンローランが愛したワードローブからインスパイアされたフレグランスのシリーズです。
私がこの記事を書いてる時点で日本で取り扱いがあるのは、
「タキシード」(2015、ジュリエット・カラグーゾグー)
「トレンチ」(2015、アマンディーヌ・クレール・マリー)
「キャバン」(2015、カルロス・ベナイム)
「カフタン」(2015、カリス・ベッカー)
「サハリエンヌ」(2015、アルベルト・モリヤス)
「ニュイ キュイール」(2016、イリアス・エウメニデス)
「オリエンタルコレクション シュプリームブーケ」(2017、ドミニク・ロピオン)
「ブラウス」(2018、クエンティン・ビスク)
「グレインドプードル」(2019、クエンティン・ビスク)
「カプリーヌ」(2020、ジュリエット・カラグーゾグー)
「ジャンプスーツ」(2020、カルロス・ベナイム)
なんですが、上記の中で「シュプリームブーケ」はポイントでの交換のみ(5000pt)、「ニュイ キュイール」はおそらくなくなり次第終了だと思われます(同シリーズ「ニュイ ヴェロア」「ニュイ ヴィニル」が撤退したため)。
「トレンチ」は一時撤退してましたが、昨年の「グレインドプードル」の発売と同時に再上陸しました。「サハリエンヌ」はたしか、以前カットグラスのEDTだった(2011年、カルロス・ベナイム&アン・フリッポ)のがモリヤスによってリフォーミュラされたもの。
ボトルの造りをよく観察してみましょう。
デカい!ゴツい!!重い!!!
と、三拍子揃った四角柱の上げ底ボトル。
シンプルなラベルもgood。
男には堪らない(?)デザインです。
蓋はブワチッとしまるマグネット式。
ジャン=クロード・エレナには怒られそうですが、色とりどりのジュースも綺麗。
スプレーもしっかり量が出る造りで好み。
私が持っているのはクチコミ済みの「トレンチ」と、ポイントギフトの「シュプリームブーケ」と、先日発売されたばかりの「カプリーヌ」。
“カプリーヌ、それは神秘的で落ち着いた雰囲気と、流麗なシルエットでアクセントを彩る華麗さのパラドックス。ダークマットな質感をイメージしたアッシュグレー、ムッシュ イヴ・サンローランがお守りのように愛したユリのエレガンスとバニラの落ち着きが調和したフレグランス。”(公式サイトより)
カプリーヌはツバの広い帽子で、元々は農夫が被っていたものですね。それをサンローランがパリジェンヌのファッションアイテムとして昇華させたことからインスパイアされたものらしいです。
上記公式引用にある通り、メインはユリ&バニラ(とイランイラン)。
もうひとつ同時発売した「ジャンプスーツ」は、
“ムッシュの魅惑的なクリエイションに呼応する、心をとらえて離さないマグノリアフラワーと、カラフルで力強い表現を宿すフレッシュでイキイキとしたベルガモットが織りなす、力強さと開放感のある香り。”(公式サイトより)
一見マグノリアとベルガモットがメインかと思いきや、めちゃピオニー。超ピオニー&ピーチ。マグノリアはログアウト状態。
両方ともフェミニンな香りだったんですが、ジャンプスーツは思いの外可愛らしい香りだったため、購入は見送りました。
カプリーヌは正直言うと、「思った通り」の香りでした(だから買った)。
このシリーズは素材はおそらくそこそこ上質、調香師も強者揃いとかなり力は入れているご様子。
ただ、日本で売ろうとする気概は全く感じない!(笑)
まず、容量。
「シュプリームブーケ」以外全て125mlのみ。
いやいや、50mlの香水ですら中々使いきれない日本人に125mlって…
シャネルやディオールですら、「日本では大容量だけでやっていくんは無理だべ」ってなって小さいサイズを出したというのに。せめて75mlください。
次に、取扱店。
常時取り扱いがあるのは
・公式オンライン
・西武池袋
・松屋銀座
・GINZA SIX
・うめ阪
(「ニュイ キュイール」はうめ阪とG6のみ)
東京と大阪(とその近辺)以外には全然知られていない可能性すらあり。圧倒的に知る機会が少ない。
次、美容部員さんは全く詳しくない。
メイクアップがメインのブランドですから仕方ないとはいえ、マジで全く詳しくありません。他社ブランドまで知っておく必要はないですが、もう少し自社製品に興味をもっていただければ…一本売れたらリップ十本分くらいの売り上げになりますよ?
上記三重苦が祟ったのか知りませんが、以前取り扱いがあった「ニュイ ヴェロア」「ニュイ ヴィニル」とクチュールエディション(三種類)はひっそりと日本から撤退。新しい香水がせっかく上陸してもすぐなくなっていくよね、と日本が香水砂漠なのを実感。
イヴ・サンローランの香水というと、恋愛恋愛やかましい(笑)モンパリとそのドジョウ作品ばかり表に出てますが、この「ル ヴェスティエール デ パルファム」のシリーズを見かけた際には、ぜひご試香くださいませ。
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