これらの炎症がひどくなった場合は、迷わずに、皮膚科専門医で治療するのがベターですが、そうなる前に肌荒れの予防策を実践しましょう。
まずは、マスクの選び方です。
最近は大小さまざまなサイズが販売されていますが、選ぶときのポイントは、頬や耳もとを締め付けない大きさのもの。特に、口もとにマスクがあたると、口を動かすたびに肌が擦れてしまうので、口もとにゆとりがあり、マスクと皮膚との接触面を耳もと近くにもたせるのがおすすめ。
メーカーによっても、大きさはさまざまあるため、複数のメーカーを試して、ぴったりあうものを選びましょう。
そして、朝のスキンケアもポイントです。朝はマスクと肌の間に“クッション”をつくるために、必ず日中用クリームやバームを塗布しましょう。
イハダの薬用クリアバームのような固形バームは、マスクが当たる部分に薄く塗っておくのが有効です。
イハダ 薬用クリアバーム(医薬部外品) 18g ¥1,600(美肌百貨調べ)/資生堂薬品
その後、ベースメイクに入りますが、これからの季節はマスク内の湿度が高くなるため、肌荒れを防止するには、マスク内は何も塗りたくない、という人も多いはず。
そんな人には、小鼻の赤みなど、どうしても気になる部分だけにコンシーラーを施しておくのがおすすめ。コンシーラーは、ナーズのソフトマットコンプリートコンシーラーのような、さらさらなパウダー状になるタイプを選ぶとよれを防げます。その後にフェイスパウダーをのせれば完璧です。
ナーズ ソフトマットコプリートコンシーラ- 全10色
各¥3,600/ナーズ
ベースメイクはしたいけど、ファンデーションは塗りたくない、という場合は、ファンデーションの代わりにカラーレスなCCクリームを塗るのがグッド。
スキンケア効果を得られ、しかもマスクに色がつきづらくなります。あるいは、こんな時こそベアミネラルやエトヴォスなどミネラルファンデーションに頼るのも一案。
コンシーラーを塗った後、ほどよいカバー力をもち、スキンケア感覚で使えるエトヴォスのナイトミネラルファンデーションを重ねてみてはいかがですか?
ナイトミネラルファンデーション ¥2,500/エトヴォス
そして、日中のメイク直しの時ですが、バームを塗った部分はべたつくので、こちらはティッシュなどでおさえるかふき取りをして、もう一度バームを付け直したほうが衛生面でも安心です。
現在、通気性に優れたマスクが続々と発売されているほか、今後はマスクの代用品として、のフェイスシールドが普及すると思われます(個人的には肌荒れ対策を考えると、フェイスシールドのほうがベターと思っています)。そうなれば、マスクによる肌荒れや不快感は軽減されるはず。
マスク着用の日々が続くからこそ、そのストレスを軽減させるテクニックを駆使しつつ、いま、この時期を乗り越えましょう。
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