予防と言ってもいろいろな方法がありますが、からだを温めることも予防に繋がることをご存知でしょうか?
今回はからだを温めるという視点から、免疫力アップのヒントをご紹介いたします!!
免疫力と冷えの関係
冷えと免疫力とは、どのような関係があるのでしょうか?
からだが冷えを感じると、体温中枢は、皮膚の表面から熱を外に逃がさないようにするため、皮膚の毛細血管を細くし、血流量を減らすことで、皮膚表面からの熱の放散を少なくしています。そのため、からだに冷えを感じると、末梢で血行不良が起こります。また、ストレスなどでも自律神経に影響を及ぼすため、手や足の先まで血液が循環せず、血行不良に陥りやすくなります。免疫力が低下しやすいのは、そんな血行不良のときなんです。
血液の中には、免疫を担当する免疫細胞(白血球)がありますが、通常はこれがからだじゅうをめぐることで、からだを異物から守る免疫力が発揮されます。しかし、血液がうまく流れていないと、体内に異物を発見しても、それを攻撃する免疫細胞が集まりにくくなり、細菌やウイルスを撃退することができなくなります。免疫力が低下すると、かぜなどをひきやすくなったり、病気からの回復が長引いてしまったりすることにもなりかねません。
免疫力アップのヒント
● 筋肉をつけて免疫力アップ!
冷えによる免疫力の低下を防ぐ1つ目の方法は、筋肉をつけることです。

また、筋肉は収縮することによって血液を循環させるポンプの役割を果たしています。いつも手先、足先などの末端が冷えている人は、筋肉量が少なく、血液を体の隅々まで送る力が弱くなっている可能性があります。
筋肉の70%が集まるといわれる下半身を中心に鍛えれば、体全体の筋肉量が増え、血流が良くなり、免疫力のアップにつながります。
● 体が温まる食べ物で免疫力アップ!
冷えによる免疫力の低下を防ぐ2つ目の方法は、体を温める食材を積極的にとることです。

また、食べ方も工夫しましょう。食事は熱を加えた温かい状態で食べることが大切。食事のときに温かいものから先に食べると、体を温める効率が良くなります。ジュースやアイスなどの冷たいものはできるだけ避けましょう。
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● 湯船につかる習慣で免疫力アップ!
冷えによる免疫力の低下を防ぐ3つ目の方法は、毎日の入浴です。

どうしても忙しくて、シャワーで済ませてしまうときは、ポイントを決めてお湯を当てると良いでしょう。血行が悪くなっているときは肩や首、背中が緊張しているものです。こうした部位に温かいシャワーを集中的にあてると、緊張がほぐれます。また、体全体の温め効果を上げるためには、下腹部やおしりの少し上の骨のあたりにも、シャワーを長めに当てましょう。冬は、このポイントにカイロを当てるのも効果的です。
また、温浴効果を高める入浴剤の活用もおすすめ。体を芯まで温めることで血行を良くし、温浴効果によって疲れや肩こり、腰痛を緩和するといった効能をもつ製品もあります。
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【参考サイト】
温 the LIFE