緊急事態です。よって緊急企画です。
本当は7月半ばくらいを目処に次の全部見せ、別のブランドでまとめようと思っていたんですが。今月既に月次ルーティンワークの繁忙期に入って中々時間ないんですが。寝不足にムチ打って予定変更。どうしてもASAPでこれをやりたい事由発生。
何故ならば。またしてもアイシャドウパレット在庫限りで販売終了の不穏な噂が耳に入って。アルマーニよ、お前もかっ!!(泣)
いてもたってもいられず、公式サイトのカスタマーサポートに問い合わせました(←すぐ聞くw)。噂は本当だった、、、(T-T)。そして、後継商品の予定はありません、と、、、。なんてことー。なので慌ててのアルマーニまとめです。今更だけど皆に良さを伝えたい!今ならまだちょっとは間に合うよ!
で、アルマーニ全員集合!といっても4個だけです。しかしそもそも全部でオンリー8色。つまり半分制覇してるっていうw。ついでにいうと、これほぼ一気に買ったやつ(笑)。
オープンザクワトロ。あれ?私にしては一見イエベっぽいパレット持ってるじゃん?と思いました?思いますよね?だからあんまり使ってなかったのか、、、ノンノン。あまり使用頻度高くなかったのは事実ですがこれ全部お気に入り。そこがすごいよ、アルマーニ、な点は少しづつお話してゆきます。。。
ジョルジオ アルマーニ ビューティ
アイ クアトロ パレット
2018年秋に全8色でデビューした4色パレット。私はその約一年後、リップ マエストロがバズりまくった時に類に漏れずマエストロ買いに行ってパレットにも目が止まるという芋づる。
まずはフォルムから。アルマーニのファンデやパウダーご存知の方ならお馴染みのプロポーション。ただの円形じゃないのよ、微妙に楕円かつ斜め方向の流線形。引き出しにしまう時は若干幅取りさんだけど拘ってるんで、ウチ。なシルエット。本体は二段式になっていてアイシャドウの下にチップが2本インしています。
ではひとつづつ色味のご紹介をば。
2 AVANT-PREMIERE
上のフォルム紹介でもモデルになってもらったブラウン系のパレット。後で全色画像出てきますが、アルマーニの中で1番無難かつ汎用性高そうなパレットです。いや、私普段洋服も茶系って着ないし、アイメイクもこういうブラウン系ど真ん中みたいなのは似合わないし選ばないんだけど、、、。
なーぜかこれは似合っちゃう(←今ここに自分しかいないので自分で言います)。ブルベ冬にも馴染んで浮かない魔法のブラウン!よぉーく見ると、左下のサテンなブラウンはシルバーのニュアンスが隠れているような気がするし、右上は苦手なコッパーじゃない?て気がするけれどモーヴのピグメントを孕んでる。どの色も王道ブラウン系に見えて、不思議なほど黄味を感じない。かといって、イエベさんが使ったらやっぱりとてもお似合いだと思うんですよ。何の魔法だ。
4 FAME
これめっちゃ好き。うん、わざわざ言わなくてもそうだろうね、ってわかるよ。とツッコまれそうですが(笑)。これは割とわかりやすくブルベパレットですよね。オールくすみカラーのサテン。霞んでるのにツヤツヤなんですよっ。
左上のごくごく白に近いペールグレーとアイシーブルーの合いの子見たいな色だけ、サテン超えてキラキラシマー。透明感っていうか輝き添え。この子の使い方次第でシックにもブライトにもアレンジし放題。真っ先に買ったのがこのパレット。そしたら、何これ?ていう独特のカラバリと発色と質感にハマって一気に4個揃えちゃいました。
そうなんですよ、色と、質感!ウェットプロセスを採用して独自のしっとりクリーミー質感を実現、とかでパウダーなのに粉っぽさが本当になくて。かといってボビイの新しめリュクスのジュレとかとも全く違って。粉なんだけど、粉なんだけど、スウォッチするために指にとってみた日には、なんかスフレムースに触れているみたいな。そんでサテンカラーなんて、クリーム塗るみたいに均一に載って面で光りを反射。
でもブラシでうすーくボカすこともできちゃう。マジでなんの魔法だ?と、使うたび思います。そしてアイメイクした自分の瞼を触るとスベスベー!超高級シルクサテンを触っているかのようですよ。こんなアイシャドウは、他には知らない。
言いたいこと多すぎてパレットの数に対して情報過多、文字多すぎです。いつもだけど、いつも以上ですよ。夜中だし余計にコーフン状態です。悪しからず。ハイ次。
5 PAPARAZZ
私が持っている4つの中で1番モードなパレットだと思います。あくまでもダークなネイビーとダークブラウンのマットカラーに、光のキラキラが2種類。これも手持ちの中で最大なラメ感のピュアホワイトの輝きの左上と、ややエクリュ寄りのサテンの輝き。
私の下手なスウォッチでもわかっていただけると思うのですがマットカラーがベタ塗り的マットじゃないんですよ。シアー感というのとはまた違うし。細い筆やチップでしっかり色を刺せばパキッとアイライナー的にも応用できますが、スウォッチみたいに面で伸ばすと、水墨画のようなぼかしニュアンス。これもまた謎の魔法。マットカラーをどう使うか、白い光をどう生かすかで18世紀ヨーロッパの写実的な絵画風にも、印象派風にもなります。
そしてここまで紹介してきたパレットの写真でお気づきですか、もう一つのアルマーニのクアトロパレットの特徴。それは、色と面積の関係。普通だったら締め色として使いそうな、よって1番面積少ないのが一般的な面積配分になるところ、ベースに使いそうな淡い色が面積小さくて1番濃い色が1番場所とっていたりするんです。
淡い色から濃い色の順に、瞼に塗る面積もその順に応じて広から狭になるというアイメイク界の一般論を、そんなのいったい誰が決めたんだ?とばかりに無視して、このパレットのインスピレーションのメインはこの色なんだと、だからこれが1番大きくあるべきだという主張。を、勝手に感じて納得している私です。
6 INCOGNITO
これも一見イエベさん向きぽいけれど、何故かブルベ冬でも全然ステッキーパレット。このスウォッチ写真では今ひとつ伝わらないかもしれませんがこのグリーン、微妙に偏光パーリーぽくもあり。**minimaru**さんあたりにもお気に召して頂けるのではないかな~と想像しています。
イエベ秋さんが使ったらやっぱりとても素敵なんだろうなぁとは思いますがブルベ冬にも何故かちゃんと似合ってしまう。アルマーニのパレットの大半はイエベブルベ両刀使いですよ。いや、そういうラベリングすら拒否しているのかもしれない、、、。
そして私の場合、ですが。今回このまとめのために「今月は週4はジバンシイ 」の縛りを一旦無視して毎日アルマーニ研究した結果、このパレットでアイメイクをした時、赤味ブラウンのリップと透明感のある(くすみ厳禁)オレンジ寄りのチークを組み合わせると顔全体のくすみが消滅して白真珠並みにトーンアップして光を放ちます。目撃者がいないので言いたい放題言っときます。
というわけで、既に長々しくも暑苦しく語ってきましたが。質感よし、色のセンスが他にない感じで絶妙、メイクした瞼はスベスベ、ジバンシイやゲランとはまたひと味違ったシックを簡単に纏うことができる隠れた名品パレットですが。販売終了の訃報に打ちのめされつつ、在庫あるうちに買い足すべきかどうか絶賛ハゲミ中なわけです。
アッコスより拝借の全色画像。1番右下のレッドパッケージは過去の限定なのでそれ以外の8色。
1のモノトーンパレットも絶対良いのだけれど、ジバンシイのイシムと去年のホリデーのお星様で既にモノトーン渋滞だし、他にもグレーパレットあるしなぁ。3のブルーも気になるけど、手持ちの4も5もブルー含んでるしブルーは他にも沢山あるしな(後でまた言いますが、ブルー。多めなのもアルマーニの特徴かと)。アルマーニはどうやらPC無効呪文の秘技をもっているらしいけれど8のオレンジとゴールドは流石にイエベパレットであろう(いやこれも実際付けてみたらいけてしまうのかもしれないが)。
と、色々買わない理由を捻り出してもみました。まぁちょっと今月は(も)買いすぎたし1つ絞ったとして、一番の優先度はやはり7だろうか。クチコミでスウォッチ投稿してくれている方の写真見てもぜったい可愛いという確信意外ないし、、、うーん、どうしようー。あまり時間ないけれど、うーん。
なんとなく7買い足しそうな雰囲気ですが、もう少し考えます、、、むむぅ。ちなみに、アッコスでも買えます、アルマーニ。ただ、今日というか昨晩の時点では公式もアッコスも2は在庫無し。やはり1番手を出しやすいカラーから無くなりますね。そして一昨日まではあったのにアッコスでは8も完売してました。公式にはまだあり。でも在庫わずか。みなさん、急いで!といいつつまだハゲんでいる私。
しかしゲランに続きアルマーニのアイシャドウパレット撤退。いったいアイシャドウ市場で何が起こっているんだー。そして、ディオール 、シャネル 、ボビイブラウンやNARSあたりのSS AWのシーズンコレクションの時間軸すら無視かいーな勢いで新色限定色常に乱発続けるブランドの目眩しにあって、その一方で気がつけばもうずっと新色アイシャドウ出してないよね?なブランドも意外とあることに気がつく。
おいおい。次はランコムあたりも危なくね?かつてはアイシャドウにかなり力を注いでいた時代もあったように記憶しているが今はイプノのみ、それも今のイプノにリニューアルしてからはまだ一度も新色も限定も出してないよね??(かろうじてホリデー名物の豪華ピンクコフレ限定のパレットが去年あったくらい)エスティは元々使ってないからわからないけれど、やっぱりアイシャドウパレットの新色って記事見かけない気がする。コレクション限定は出るけどYSLも何気に定番パレットの新色発売、いつの間にか止まってるよね?やだー心配。
話をアルマーニに戻すと、何故こんな逸品がバズることもなくひっそり販売終了になってしまうのか、売れ行きがいまいち伸びなかった(←勝手な決めつけ)理由を考えてみました。
①カウンターが少なすぎる
そもそもアルマーニのコスメってどこで買えるん?な人が多いのでは。実物一度も見るにいきなり公式で買うにはちょっと高すぎるしねぇ。元々カウンター少なかったのにいつの間にかどんどん間引きされて、もはや関東圏では2店舗しかないらしいとの噂も。まぁ市場占有率が低ければ店舗拡大もできないのだけれど。店舗拡大できないからいつまでも浸透しきれない。卵と鶏問題。②パッと見カラバリに偏りがある?
いまいちど上方の全色写真を見てください。パッと見の印象でブルーやダークトーンにやや偏りがある印象じゃないですか?実際にひとつひとつの現物見ると全然違うのだけれど。良くも悪くも一般受けするゾーンが凄く狭い印象。そう、印象って大事。ここ数年は特に赤味やオレンジやピンクとか。ふんわりした暖色やイエベカラー推し多めの他ブランドとはかなり一線を引いた感じなのでなんとなくマスのマーケットからはアウェイなのかもしれません。知ればかなり刺さる人も多いと思うのですが、何分①のとおり知るチャンスも限られてるからなぁ。③手強そうな印象を持たれがちかも?
②のように、一見ブルベ寄りぽかったり、色の組み合わせがユニークなだけに難しそう、というイメージを受けやすいのかも。すごく伸びが良いしボカしても色を重ねても濁らず美しいので、実は誰でも簡単にナチュラルな陰影のあるシックな目元を作れるのだけれど。発色はとても良いので、しっかり塗れば濃く華やかなメイクもできるのでメイクは控えめにしたい人から派手目のメイクが好きな人まで懐深く受け止めてくれるのですが。強発色も可能なだけに、バブル全盛期の夜遊びクイーンですか的なドギツさ満点のメイクになることもでき、試しにSNSで検索してみるとそんなメイク写真がアップされているのも沢山見つかります。メイクは個人のライフスタイルや好みなので、良い悪いは基本ないし本人が好きで気持ちが落ち着くならどんなにドギツいメイクでも問題ないのですが、日常的なメイクを目指している人がバッチバチメイクの投稿ばかり見つけてしまったとしたら、そういうメイクしかできないアイテムだと誤解して倦厭してしまうことはあるだろうと思う。勿体ないけれど。
④いま一歩、地味なのか?
使えば良さは理解しますが、スター街道の真ん中をゆくほどのインパクトというか派手さはないのか?広告を目にする機会も少ないから刷り込みイメージもあまり、、、だし。シマーやサテンのキラキラもちゃんとあるんだけど、あくまでもシック故に派手なインパクトには欠ける?思えばアパレルのジョルジオアルマーニもそんな感じかも?私は微妙に年代ズレているので詳しくはないのですが華やかなりしバブルの勢いと共にイタリアスーツが持て囃されて、スーツといえば猫も杓子もアルマーニ!みたいな時代があり、派手な流行り物のイメージがあったのだけれど。実際のコレクションはモノトーン中心で奇抜さよりもシンプル。身に纏うと実感する、着心地の良さと洗練されたエレガンスとシックネスに溢れています。
もう華やかな社交もない生活なので最後にアルマーニでお洋服買ったのは何年前、、、?て感じだし最近のコレクションがどんな感じなのかすら知りませんが(汗)。少なくとも私の知っていたアルマーニは、シンプルに見えるものも多いけれど絶妙なカッティングと縫製で、実際に来た時のラインの美しさや着心地の良さは格別。そして時代を経ても古臭くならない。
でも、同じようなシンプルなのはもっと買い易いブランドでもいいから、同じ値段出すならもうちょっと特別感のあるものを、、、とか思うかもしれない。私もよくそう思った。絶対君主の母のコントロールのお陰で結果的に良いお買い物を若い時代にもできてありがたや。
⑤シンプルに高い
①から④の弱点をさらに後押しする価格設定はやっぱりネックかなと。なんせTFに次ぐ高額パレットですよ。ディオールのサンクやシャネルのキャトルより高いんですからー。ゲランよりも高いよ。うーん、だったらもうちょっと出してTFに張り込むか、ディオール買っとこかな。て思いやすい微妙なラインなんですよね。。。実際、こんなに暑苦しく良さをアピールしている私でも、あとひとつ買い足すかどうか散々迷っているという(笑)。あと。すごく良いんですけどね。色持ちという点では、ちょっと他のハイブランドには一歩劣るのも事実。ヨレたりくすんだり汚くハゲたりはしないんですけど。リタッチしないまま1日過ごしたら少しづつメイクが薄くなってる、という感じ。それはそれでナチュラルで悪くないんだけれど。高額パレットは朝メイクしたら夜までそのまんまキープだよ!なのが多いから、ちょっと弱点にはなる。
やっぱり割高なんだよなぁ、、、と思いつつ、使ったらいややっぱ素晴らしいじゃないか!と思い、こりゃ買っとくべきだよねと思い直していざオンライン観に行くけどカートインするところでやっぱ高い、、、かなぁと迷いが生じ。で、使うとまたやっぱ良い!と思い、、、の繰り返しです(笑)。でも好きだからきっと買っちゃう気がする、追加の7番。
そうそう、改めてアルマーニのクアトロパレットとしっかり向き合って気が付いたこともうひとつ。当たり前といえば当たり前なんだけど、アルマーニのお洋服にとっても合うコレクションなんだなぁ、と。モノトーンやブルー、グレーに偏りが感じられるのも、どの色も不思議にシルバーやクールなニュアンスを感じるのも。アルマーニのワードローブの世界観との一貫性の現れなのでは。
私のお気に入りの4番はパーティや結婚式用に買ったシルクオーガンジーのトップスにものすごく似合うし、集合写真の上段3つなんて、私が持ってるドレススーツややジャケットのどれに合わせてもバッチリ決まるやん!と今更ながら気がつきました。まぁつまり、好みに合うってことなんだなーと納得。
でもやっぱりこのまま知られずに消えてしまうのはとても勿体ない気がするので、在庫が無くなってしまう前に1人でも多くの人に手に取ってもらいたいと思います。場所がとても限られてはしまいますが、そしてこんな時代ですが、もし良かったら一度カウンターで実物を見てみてください。そして可能なら、手の甲にでも試してみてください。他のどのブランドともまた違った、絶妙なカラーと極上の質感を実感して欲しい!出来たらメイクした瞼がスベスベのところも(笑)。メイクでスキンケア?と思うほど。
ちなみに、アルマーニはパレットタイプのアイシャドウはもう販売しない見込みですが、現状他に2タイプのアイシャドウがありそちらは引き続き継続販売の予定だそうです。リキッドタイプのものと、
クリーム?ジェリー?タイプのポット入りのもの。
この子達は未体験なので落ち着いたらカウンターで試してみようかな、と思います。
では、夜中から半徹で急いで書き殴ったブログで多分途中で普段以上に話がくどかったり誤字脱字ひどそうな予感しかしませんが、少しでも早くお届けしたかったのでご容赦ください。後日読み直してこっそり沢山推敲し直すことでしょう。
最後にもう一度、我が家のアルマーニ集合写真。
気に入ってるパレットでも、全然使う機会がないものや私より似合うと思うと、そして本人が興味を持てばよく、親しい友人にあげてしまうんですがこの子達は使用頻度低くても手放すつもりが全くないです。でも、こらからはもうちょっと頻繁に使います(笑)。実際使い勝手の良さを改めて実感したので!
ではでは、ご機嫌よう~。次回こそはゆっくり、当初予定のヤツ準備しまーす。
※※※ ここより、2021.06.25追記部分 ※※※
暫く悩むといいつつ、結局早々に7を買い足したので画像追加しておきます。
7 SCENARIO
いや買って良かった!何を悩んでたんだ自分、でした。実物は画像の数倍可愛い~綺麗~。この色に限らないけどスウォッチも本来の色味が再現できずくやしいっ。アルマーニのパレットはどれも画像より実物は遥かに美しいし、シックだし、品がある。
左上は白っぽいパールかと思っていたらほんのりグレージュを帯びたシルバー、と言った方が近いかも。これ凄く素敵。左下のバイオレットブルーと深紫は見た目より淡発色で意外と使いやすいし、右下のピンクは意外と柔らかな大人のピーチピンク。この色が1番面積広いのわかる気がする。このピンク、他のどの色との組み合わせでもそれぞれとても良い感じで、そりゃ1番使用頻度高くなるんだろうなと思います。
こうなるともう全色コンプしたくもなりますが、そこは冷静さを取り戻してこれにて一件落着としたいと思います。そういえばアッコスで完売だった2が復活してましたよ~。他のECサイトでも今ならまだ全色何処かで在庫あります!
☆夢二☆さん
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**minimaru**さん
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maru-maru-uさん
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