さて、もうちょっとマシなタイトルないのかなぁと思いますが(笑)、
まぁタイトルのまんまです。
プティゲランがあるからこういう演出にしてみましたけど中々の怪しさですね(笑) 不条理系な中にも蜂さんがいて辻褄は合ってる。。。
フレグランスだけすっきり写してみました
ゲランの「オートパフューマリー」のラインから、
最近、5種買い足しました。
既存品ばかりなのでゲランの香りファンの皆さんはよくご存じのものばかりと思います。
もしよほどご興味あればご覧ください。
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ゲランのオートパフューマリーのラインの多くが8月末をもって現行の仕様を終了するものが多く、廃番も多少あり、色々と大幅改変になります。
改変の全容については書くのは避けます。
私も、2度にわたって店舗で説明を受けたけど、全てを把握できない位項目が多いですし、9月からの新仕様のラールエラマティエールの価格もまだ未定(後日追記:新価格が公開されました。文末に記載)など、ブランド側でも決まっていない事が多いので・・・。
以下、今回私が購入したものは「プティゲラン」を除いて、香り自体が廃番になるわけではない(新仕様でも販売続行)ので、早めの購入を煽っているわけでもなく、たんなる記録程度の記事です。
各香りの詳しいレビューは長くなりすぎるので概略にとどめます。
プティゲラン以外は、基本的に夏以外向きなのであんまりタイムリーではないなぁ(笑)。
なんだか恥ずかしいので、価格の記載は省略しました(笑)
まずは、ラールエラマティエール3種(全てEDP)
◆ボワダルメニ◆
ドロップ20ml調香師:アニック・メナード 発表年:2006年
ゲランを含む主要大手メゾンの高級ラインというものの多くが、私の香水興味喪失期(1999~2011年位)のさなかに創設されていて、ラールエラマティエールもそのひとつ。その中でも初期の作品ですよね。
(何度もくどくて申し訳ないのですが、90年代までの昔は大手各社、一般ラインが現在の高級ラインなみかそれ以上のクオリティがあったのですが、香料原料減少・高騰・香料規制等々の諸事情で、コストを抑えた「一般ライン」と、「高級ライン」に分かれ、さらには、高級ラインは店舗を極めて抑え、生産量を限る方向性にどのブランドも変化していったのだと思います。)
これは秋冬向きの甘くて温かい香りですよね。
香りだけで暖が取れる系。
お香とウッディ、ベンゾインの甘みが中心です。お香の香りって本当に落ち着きますね。
◆キュイルベルーガ◆
ドロップ20ml調香師:オリヴィエ・ポルジュ 発表年:2005年
これもラールの最も初期作品ですね。
今回載せた中でこれが一番好き。繊細で滑らかでエレガント。
夏以外向き。
アルデハイドのクラシカルさ、スエードとバニラとイモーテル、パウダリーノートの調和。
古典要素を含んでいる香りって、やっぱりいいなぁ(単に個人的価値観です)。何か懐かしさに胸が切なくなる香り。
手持ちだとル・ガリオンの現代版ソルティレージュ(マリー・デュシェーヌ、2014年)と共通点のある香りに感じますが、キュイルベルーガの方がさらに円やかで複雑さがあります。
オリヴィエ・ポルジュは、偉大な父であるジャック・ポルジュと比較されてあれこれ言われる事が多いようですが、私は結構好きな作品が多くて、ブログやクチコミに書いた作品も多いです。
★ドロップサイズは全て、8月末で終了。すでに在庫の無い種類もあるようです。
◆イリストレフィエ◆
75ml調香師:デルフィーヌ・ジェルク 発表年:2020年
昨年のブログで、別のフルボトル購入の際にサンプルを頂いた事は記事にしました。
(ラールの中でなんでこれだけサンプルがあったんでしょう?イリストレフィエ以降は、サンプルを作る方針のかな?)
試した結果、好きな香りなので現品を買いました。現行ボトルのデザインは実はあまり好きじゃなかった上、こういう大きめの偏平直方体は手の小さい私にはとっても持ちにくく(+ω+)、スプレーしづらいので仕様変更になってから・・・と思ってたんですが、デザインだけでなく容量アップすると聞いて「う~ん」と・・・笑。
それと、やっぱり人はあまのじゃくというか(←勝手に一般論にするのはどうか。笑)、いよいよ終わりとなると(ボトルデザインがですよ。香りは継続)、
このデザインも中々いいかなと思えてくるという。もうどうしようもないですね~。苦笑。
肝心の香りは、某所でも書いているんですが主にはコーヒーとイリスなので「イリス・焙煎」の名前の通りですかね(笑)。どちらもとても好きな要素。レザーやバニラも香って甘みと渋みが調和してます。洗練されたお洒落な香り。
やはり夏以外向きですね。
イリスがもっとしっかり香ってくれたら満点なのですが、それはこの価格帯ですら難しいのかもしれません。
某所には多少書きましたが、詳細レビューはまたできればします。
勝手に思うのが、この香りは女性受けしそうという事(購買層が)。
そんなフェミニンフェミニンした香りでは全くなくてユニセックスな香りなのですが、なぜかそう感じます。
イリストレフィエの液色、ペールオレンジで光が反射するととても綺麗なんですよ
つぎはエリクシールシャルネルより(EDP)
◆シプレーファタル◆
75ml調香師:クリスティーヌ・ナジェル、シルヴェーヌ・ドゥラクルト 発表年:2008年
エリクシールシャルネルは、ラールエラマティエールより更に高い価格と、少し試香しただけでは内容との釣り合いが果たして合ってるのかもなんだかよく分からず、私にとって長らく謎のラインで、「なんじゃこりゃ・・・」と遠巻き|ω゜)に見ていたんですが・・・
いやぁ、「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」の諺はフレグランスにも適合する事がある。
肌に乗せてみれば相性◎でした。ラールの各種より、バンバン使える感があるのはシプレーファタルの方です。(好みの順位とはまた違うのが奥の深いところ)
実際、パシュパシュ使ってて(笑)減るペースが速い。意外だなぁー(゜゜)。
ゲランぽさはほとんどなく、名前がシプレの割にはわたし的には全然シプレじゃないですし、更にはファム・ファタルとかけての名称みたいで、公式解説に、ヒッチコックの映画のヒロインのイメージともありますが、正直そこまでのドラマチックさは感じないです。私は何かと映画・女優さんイメージの香水を買ってるような気がしますが本品はその動機じゃないです。
なんだか否定しまくりでけなしてるみたいですがそうじゃなくって、多面性のあるいい香りです。
フルーティフローラル+、ベースはパチュリとムスク等なんですが・・・
フェミニンだけど媚びすぎてない。清潔なお風呂上りの石鹸の香りのようにも感じる時もあり、甘くて奥深く芳醇に香る時もあり。シプレの名称は、パチュリが効いている事がその根拠みたいですが、パチュリが過剰に出過ぎてしまう事もなくバランス良く香ってくれます。
夏向きとは言えないけど、エアコン効かせてる時は余裕で付けてます(自宅)。
後で出てくるプティゲランと重ねると爽やか寄りになってくれて一層◎です。
外出に使うのは秋以降にします。
なおエリクシールシャルネルは、フレンチキスは廃番ですが本品含む3種は販売継続、ビーボトル充填の受注方式に変わります。(需要が先細りになって結局廃番になるのではと、勝手に心配?してますが気をもんでも仕方ないですね)
ところで、公式サイトで、エリクシールシャルネル4種の中でこのシプレーファタルだけが、「香りの持続」の項が黒丸4つ●●●●になってるけど何でなんでしょうね。
他は黒丸3つ●●●です。シプレーファタルだけP濃度なみなのか、それとも単に記載間違いなのか・・・。
実際に付けた実感では、普通にEDPの香り方です。
さいごは
◆プティゲラン◆
100ml調香師:ティエリー・ワッサー 発表年:2014年
ピンクのラベルのフィーユを買ったけど、ブルーのラベルのギャルソンと中身は同じです。
シプレーファタルと重ねるととても良い、とBAさんに勧められたので素直に買った(笑)。
90年代の旧プティゲランは私は知らない(製品ビジュアルは当時から美容誌・ムック等でよく見ていました)のですが、当時のカジュアルさとは違って今やオートパフューマリーのひとつでずいぶん高額になってたのですね。
どうでもいい話ですがブルーのラベルとちょっと迷ったんですけど、ブルーはジバンシイの「タルティーヌショコラ・プチサンボン」とイメージが被る気がして避けました^^;。
話が逸れますが、プチサンボンは80年代末(日本では1991年、バブル末期)のリリースで子供向きフレグランスのブームの先駆けと記憶してます。当時20代半ばでしたが若年女子(笑)の間でも大ブームでした。私は買わなかったけど。
プティゲランに話を戻し、肝心の香りですが、さすがに当たり前ですが大人用フレグランスより優しい香り立ちです。甘酸っぱくてトーンが高い。オレンジブロッサムの香りがほとんどに思えるけど、ハニーやピスタチオも入ってるよう。
このシンプルな香りに、この価格・・・と思いますが、レイヤードに確かに良いですし、プティゲランは8月末で廃番、今後はビーボトル自体もなかなか貴重になりますから、買って良かったです。
液色がシャンパンカラーで大変美しいです。
ラベルの、「飛んでる何か」は最初紙飛行機かと思いましたが蜂さんでした。当然か・・・
*****
★そんなわけで、私の基準ではなかなかの出費でしたが、コロナで遠出がまだまだ難しい中、今回の改変の機会に、家に居ながらにしてできる意外な「香り旅」をする事になったこの夏でした。
★個人的香水空白期間(00年代+-1年)があるゆえの、現在の香りへの違和感は、徐々に考え方を切り替え鼻を馴らし、今、興味復活9年目を迎えてかなり溝が埋まってきた実感があります。
(それでも大海の片隅のひとつの入り江の浅瀬に爪先を漬けている程度ですが。)
00年代以降に香りに親しんだ方々とは感じ方にかなりのギャップがあり、毎回この人いちいち何言ってるのかな?と思われてると思います。どうもすみません。
★ドロップの終了は残念ですが、店舗限定の中でも更にごく一部の実店舗限定となると妙な不公平感が出てくるのがあまりよろしくないなと個人的に思うのと、需給バランスの崩れ等々・・・元々長くは販売できない性質のものだったのかなとも思います。
私も、2018年に地元でラールが取扱い復活になったとたん、東京ではドロップの発売が始まった事が、2年間もの買い控えの一因になってましたし。
で、地元で今年春、取扱いが開始されたものの数か月で終売ですが、数種買えたのは幸いでした。
★ラールエラマティエールは、9月以降に新作2種が出るらしく、8月下旬の受注会に行くつもりですが、新価格がまだ決まってないと(^^;)。でも好奇心には勝てないです。
(後日追記:新価格が公開されました。文末に記載)
香りを追いかけるのは、砂漠で蜃気楼を追いかけるが如しの側面があって、ほどほどにしないとな~とは一応理性では思っているんですけどね。
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※近況※
はなはだどうでもいい話ですが、先日、また親知らず(下あご)、3月に抜いたのとは反対側、抜いてきました。同じく水平埋伏、切開してアゴの骨削ってのプチ手術。
今回の方が親知らずの周囲の組織の状態との兼ね合いで難易度が高いとの事で、少し遠くの総合病院に行ってCTも撮るわなんだで・・・。
今回の方が予後にも色々と要注意、治癒にも時間がかかるとかで(TωT)。
帰路、帰り着くまでに麻酔が切れないかヒヤヒヤしたりもして何かと心臓に悪かったです。
今3日目ですが、左右でもそれぞれ全く経過が違うって本当です・・・が、総合的には今回の方がまだラクな気がする。単に2度目で慣れただけかな。頬はバンバンに腫れてますけど^^;。
そんなこんなでバタバタしていたので、アットコスメを最近あまり閲覧しておらず、皆さんの記事にもほとんど訪問できずすみませんでした。
インスタグラムの方はこちらよりは投稿しているのでよろしければ覗いてみて下さい。
では本日はこの辺りで。お読みいただき、ありがとうございました(^^)。
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2021/7/25追記
リニューアル版のラールエラマティエールの発売日と新価格が公開されました。
発売日:2021/9/1
100ml 46200円
200ml 66000円
いずれも税込価格
ml単価では下がり、ボトルの諸要素のカスタマイズが出来る仕様となりましたが、心中複雑ですね~。当サイトの商品情報に外観も載りましたけど、まだ現物を見ていない段階でこれ以上の言及は避けておきます。
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