【レ・メルヴェイユーズ・ラデュレの世界観。】
LES MERVEILLEUSES　LADUREE（レ・メルヴェイユーズ　ラデュレ）は1862年パリで誕生したパティスリー。18世紀のフランスの革命期のなかで、自由と自らの感覚を信じ抜いたパリジェンヌから生まれた「メルヴェイユーズ」（フランス語で素晴らしい、風変りな）という社交界で生きる本物のパリジェンヌの生き方に影響を受けています。
ただ甘美なだけでなく、時代をゆさぶる程の激しい情熱と優美な世界の融合、揺らがない「普遍の美」と一人ひとりが持つ「個性」を融合させ「人としての美」を創りあげていく。
コスメティクスの世界観にも反映されています。
クラシカルでエレガント。シネマ女優のような優雅な雰囲気を纏うデザインやトーン。どのブランドにも代えることのできない世界観。
「圧倒的に五感を刺激し、女性を本能的に魅了するものでなければ真に美しいとは言えない」という創業時からの哲学には特に強い共感を覚えました。

【「透明感をほしいままにするチーク」。生質感と滲み出るような発色感のコンビネーションで美しさを創る。】
肌の内側から滲み出るような透明感と血色感を叶えてくれるクリームチーク。軽さのなかに弾力のある生っぽいテクスチャが「ギモーヴ（マシュマロ）チーク」の異名を持つ秘訣のように感じます。
一般的に、コスメは自然に手を加える人工的な要素がありながら、こちらのチークは頬に入れたときの見え方で人工的な要素を不思議と感じないんです。
その人が持つ本来の「造形美」を引き立たせてくれるような仕上がりに。
汗や皮脂にも強いので、酸化して色がくすみにくく理想の仕上がりが長続き。伸ばすときの引っ掛かりやムラのなさも然りですが、高い密着感とヨレや毛穴落ちのしにくさも秀逸。定番品で全6色。全体的に青み寄りの展開です。
幸せの象徴のシェルモチーフのパッケージ。高級感と繊細さがこの上なく綺麗で美しく、ラデュレならではの一時代のヨーロッパの建築やアートのような世界観に惹き込まれていきます。

【秋らしいくすみ系青みピンクの理想形。シックでエレガントなのに「抜け感」もあるライラック。】
102　ルージュ リラは色香をまとうコケティッシュライラック。
甘さと辛さのどちらにも転びそうな遊び心。シックなトーンで、本来は「隙のない」印象を与えそうですが、艶感があることによって絶妙な「抜け感」を感じさせてくれます。
ヴェルヴェットのような艶感の秘密はシアバター。ラメ感は強くないのですが、シアバターによってより艶が増して見えるような印象。ヴァイオレットチークとの相性も抜群で、上品なくすみ系のメイクを堪能することができます。
『落ち着いたくすみ感のある秋らしいリップの色といえば、くすみブラウンやレッド等、どちらかといえば黄みがかった色が多く、青みがかったくすみ系のリップで秋らしさもあるリップはなかなかない…』とお悩みの方に強くオススメしたいリップです★