今回は、私が選んだ2021年の『ベストフレグランス大賞』をお送りいたします。
【YUKIRINの総評】
今年は、今までより「香りを纏う」、「香りに興味を持つ」方が増えました。コロナ禍でお部屋の香りに注目される方が増えた2020年を経て、2021年は個人が身に纏う香りへの興味が高まり、「香水を買ってみよう」という気持ちになられた方も多かったと思います。これまでトライしたことのなかったブランドの香りを購入してみる意欲が高まる一方で、香水の単価も上昇傾向にあります。質の良いものに良いお値段は納得ですが、ビジネスのためにただ高価に設定されたものではなく、適正価格の範疇で質の良いものを見極めるという我々ユーザーの確かな目もこれからの香り選びには必要です。「高いから良いもの」という先入観を捨て、より自分の気持ちにフィットする素敵な香りを見つけましょう。ジャーナリストとしてビジネス視点では、香水に関するイベントや催事での集客率の高まりや、百貨店催事の売上も好調な結果報告をいただいています。緊急事態宣言などで店舗のクローズや時短営業を余儀なくされたブランドも多いですが、ウェブ施策や、店頭イベント、SNSプロモーションを上手に駆使できたブランドは、コロナ禍でもまずまずの結果を残せたのではないでしょうか。
今や、ウェブまわりとSNS施策は「苦手」では済まされないポジションです。コンパクトに運営されている企業も多いですが、人手が足りないと後回しにするのは古く、逆にマストな強化ポイントとして人材を配置すべきと思います。私は2020年より、ブランドの枠を超えて新作香水を一気にご紹介する、フレグランス専門インスタライブをスタートさせ、毎月第一金曜に行っています。2021年は特に、そちらを見て予約した、購入したというお声がどんどん高まり驚きました。香りは画面を通してお試しいただくことのできない、テレビ通販などには不向きのジャンルと言われてきましたが、そういう視点すらもう時代にマッチしていないのかもしれません。香りを十分に説明できる人間がいれば、画面を通してでも購買意欲は高まるという事実を、私自身が身をもって体験できた1年でした。
前置き長くなりましたが、それでは発表に移らせていただきます。
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対象:2021年度に発売されたフレグランスを全て
ベストフレグランス大賞の選定基準は以下の通りです。
①客観的に香水業界の1年を振り返り、作品として素晴らしいかどうか、人々に支持されたかどうかを
②コンセプトや香りの名前、ボトルなどの要素が、香りそのものとマッチしていて、かつ魅力的であるか
③ブランドとしてのアプローチに新しさや発展性を感じるかどうか
また、今年より「YUKIRINワードローブ賞」を設置し、そちらは私が個人的に2021年によく纏った香りを既発ブランドも含み10本選出します。
《昨年の受賞作品》
ベストフレグランス ゴールド賞:クヴォン・デ・ミニム『アクアミレフォリア』
ベストフレグランス シルバー賞:キリアン『エンジェルズ シェア』
ベストフレグランス賞 ブロンズ賞:キャロン『チュベローズ・メルヴェイユーズ』
ファッショナブル賞:クリスチャン ルブタン『ルビワールド フレグランス コレクション』
ブランドコンセプト賞:EDIT(h)
ルームフレグランス賞:ディプティック『プラグ イン ディフューザー』
フレグランスストーリー賞: TOBALI「イノセント ラブ オードパルファン」
エシカル賞:アクア ディ パルマ「コロニア フトゥーラ オーデコロン」
コストパフォーマンス賞:BON PARFUMEUR
誰にも何にも縛られず、忖度をすることもなく、自由に取り組み決定しております。
それでは、以下にて発表いたします!
【ベストフレグランス ゴールド賞】
◆アクア ディ パルマ
『アクア ディ パルマ ブルー メディテラネオ ベルガモット ラ スプンニャトゥーラ オーデトワレ』
(100mL ¥24,200)※春発売の数量限定品
https://acquadiparma.jp/
カラブリアのベルガモット畑で大切に受け継がれてきた精油の抽出法「ラ スプンニャトゥーラ スポンジング・テクニック」という、世界でも類のない抽出法でわずかな職人のみができる技術を起用したフレグランス。ベルガモットの香りを抽出するために用いられた手作業で根気強く膨大な作業を要する手法に改めてフォーカスし、現代のベルガモットフレグランスには全く見当たらないほど、「角の無い」オーデトワレに仕上がっているのは唯一無二であり称賛を送りたい。
ベルガモットを称えるようにハーモニーを奏でるマンダリン、オレンジ。そしてフェルラ(オオウイキョウ)のグリーンノートと、ゼラニウムがハーバルなアクセントに。ブランド初となる、美しい陶器の限定ボトルは、アールデコを象徴する石膏型に磁器ペーストを流し込み、手作業による細かく長時間にわたる作業により、深い青を帯びたアートピースと言える。
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【ベストフレグランス賞 シルバー賞】
◆EDIT(h)
『La collection RemixesKagamigoshi / カガミゴシ』
パフューマー:Leslie Gauti(50mL ¥16,500)
http://edithtokyo.com/
100年以上続く伝統的な日本の朱?ブランド・?光印により?ち上げられたフレグランスメゾンのEDIT(h)。10月にイベント先行発売、12月1日全国発売となった新作集「La collection Remixes」は、まるでミュージシャンが原曲をリスペクトしながらも、1st コレクションで使われた香料の正確な情報をもとに各調香師が新たな作品へとリミックスしているという、香水業界に音楽業界の手法を取り入れた新感覚のコレクションである。
『Kagamigoshi / カガミゴシ』は、EDIT(h)1stコレクションの『Reminisce / レミニス』を、まるで鏡越しの世界のように香料を反射させるように作られた新しいアイデアに基づく処方。どこにも実在しないはずなのに実在しているような、不思議さを醸し出している。音楽のリミックス楽曲風に言えば元ネタの「レミニス」は追憶という意味で、記憶の奥底に眠る懐かしい香りだが、そのさらに鏡越しの世界ということでより幻想的でディープな世界観を楽しむことができる。思い出す風景や記憶は、人によってさまざま。私は子供の頃から好きな「鏡の国のアリス」のモノトーンの挿絵を思い出したが、何を思い出すのか香りを楽しみながら見つけてみて欲しい。
Top : フランキンセンス、マンダリンマダガスカル、ジュニパーベリー
Heart : トンカビーン、オリス、クラリセージ
Base : ベチパー、ホワイトセダー、バニラ
<レミニス> ※元ネタ
TOP: レモン、ベルガモット、フランキンセンス、エレミ
MIDDLE: クローブ、サイプレス
LAST: ベンゾイン、サンダルウッド、レザー
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【ベストフレグランス賞 ブロンズ賞】
◆CARON / キャロン
『タバック・エクスキ オードパルファン』
パフューマー:ジャン・ジャック香調:フローラル レザー
キーノート:タバコ、チョコレート
(30mL ¥ 18,700 / 50mL ¥ 25,300 / 100mL ¥ 35,200)
※レフィル100mL ¥ 26,400
https://www.forte-tyo.co.jp/shopping/category/caron/
今年リニューアルを遂げたCARONのシグニチャー、タバコファミリーのインスピレーションを得た、現パフューマーであるジャン・ジャックのニュークリエーション。
キャロンのアイコニックな香りの1つであるタバコアブソリュートと、カカオとトンカビーンズで表現したチョコレートアコードが、モダンなハーモニーを奏で、今年のサロン・ド・パルファン(伊勢丹新宿店本館開催時)では、発売数日で欠品となってしまった。移り変わる香水トレンドの中で、荒波をくぐり抜け現存するメゾンの1つであるキャロンだが、アイコニックな香りの1つとはいえ、タバックのフレグランスがこれほど日本人の心をつかむ時代が来るとは想像していなかったのではないかとすら思う。
ドライなタバックの香りだけでなく、グルマンノートの甘みが柔らかさと快楽的な印象を与え、秋深まる季節から冬にかけ纏いたいと思う人は多いだろう。実は、コロナ禍を体験しウッディノートを求める人の割合というのが増えている。この香りは、タバコやチョコレートに目が行きがちだが、アンブロクサンのウッディな広がりが肌の上に美美しく残る点も、ひそかに人々に安らぎを与えているのかもしれない。
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【ファッショナブル賞】
◆サルヴァトーレ フェラガモ
『ストリエ・ディセタ』
パフューマー:アリエノール・マスネ、エミリー・コッパーマンhttps://www.kawabe.co.jp/fragrance/ferragamo.html
6月に発売されたストリエ ディ セタ コレクション。サルヴァトーレ フェラガモのアイコニックなシルクのクリエイションにインスパイアされ、繊細なシルクの糸が美しいスカーフやストールに魅力的な模様やパッチワークを織りなすように、夢や色彩、感覚的な世界へ引き込まれていく旅をイメージした4種のフレグランスは、1種でも、4種でも重ね合わせることが可能。
複数重ねても香りが喧嘩せず、オーダーメイド服のように自分の好みにあわせて香りのアレンジができ、毎日違う組み合わせなどで遊ぶことができる、まさにファッションブランドらしい趣向が凝らされている。
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【ブランドコンセプト賞】
今回は2ブランドが受賞となります。◆LabSolue / ラブソルー
https://shop.upperhouse.co.jp/pages/labsolueイタリアの歴史的化粧品ブランドである『Marvin』を築いたマートン家の子孫である、ジョルジア&アンブラ・マートン姉妹により立ち上げられた『LabSolue』。本拠地はミラノ。
LaboratoryとAbsolueを組み合わせた造語で、かつてマートン家の香水工場があった場所は、LabSolueのパフュームラボラトリーに隣接しているだけでなく、なんと世界初の「パルファムホテル」。コレクション60種と同じ数の60部屋が用意されており、1部屋ごとに1つの香りが割り当てられているだけでなく、アメニティの香りや部屋のデザインやイメージも作りこまれているとのことで、誰しもが訪れてみたいと思わざるを得ないブランドストーリー。
それぞれ香りの名称に付けられている番号は、このパルファムホテルの部屋番号とリンクしており、100%イタリア製。香りを手掛けるパフューマーも錚々たる顔ぶれで、巨匠ジャック・キャバリエをはじめ、オリビエ・クリスプ、セシル・マットン、ファブリス・ペレグリンと豪華そのもの。
『EAU DE PARFUM』(120mL ¥33,000)だけでなく、小瓶がかわいい『DROPPER』(15mL ¥7,150)サイズも展開されていることで、香りの消費速度が遅い日本人でも手に取りやすい。個人的には、ジャック・キャバリエが手がけた『24ザガラ』、ダフネ・ブギーが手がけた『19 レーニョ・ディ・グアイアコ』、ファブリス・ペレグリン(フェルメニッヒ)が手がけた『309 ティーモ』が良いと思えた。実際に『24ザガラ』や『19 レーニョ・ディ・グアイアコ』は、特に店頭でも販売数を伸ばした。
◆ウィーナーブルト
https://wienerblut.jp/2009年にアレクサンダー・ローバー(Alexander Lauber/米マサチューセッツ・ケープゴット生まれ)により設立されたオーストリアのウィーン発ブランド。オーストリア=ハンガリー帝国内のさまざまな文化に影響を受けていた19世紀のウィーンのエッセンスを再現しており、当時のレシピをベースにアンバーグリスやサンダルウッドも天然香料にこだわって使用している。ボトルデザインはジェンダーフリーな印象で、キャップの素材にはベークライトというセルロイドに次いで古い合成樹脂を使用。
1800 年 代末、ウィーンの上流階級の人々が山間部で休暇を取り始めたことに由来し、人里離れた村に建てられた多くのグランドホテルや壮麗なヴィラが社交の場となっていたことをイメージした山林や松葉、苔むした岩や雪、そして木々の香り『NORD DU NORD / ノール デュ ノール』。 オーストリア帝国の祭日であった聖体祭へのオマージュであり、燃えたろうそくの芯や、大理石の床の上を忍び寄ってくる冷たい煙のような香りを思い起こさせる、フランキンセンス、カモミール、ナツメグの未精製の原料を使用した『EX VOTO / エクス ヴォート』といった、ウィーナーブルトらしい世界観を堪能できる香りが揃っており、展開される香りにブレがない。
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【ルームフレグランス賞】
◆ドルセー
『センティッド キャンドル』
(全11種 各80g ¥4,950/ 190g ¥9,900 / 250g ¥22,000)https://dorsay.jp/
パリ発のフレグランスメゾン「ドルセー」の日本再上陸に伴い、2020年12月に青山本店がオープン。そして今年2021年には、キャンドルのバリエーションが7種から4種増え、全11種へと拡大された。日本のキャンドル需要はこれまで厳しいものがあり、日本人はキャンドルを焚く習慣そのものに不慣れであったが、コロナ禍での在宅時間の増加に伴い、ルームフレグランスへの興味が拡張された。ルームスプレーやディフューザーを手に取った人も多いが、少しこなれたルームフレグランスとして、キャンドルの需要が高まったことは間違いない。また、ギフト需要としてもルームフレグランスの支持が増加したが、ギフティングしやすい小さめサイズを網羅し展開したことも、日本でのキャンドル販売に対し細やかな戦略と言える。タイトルの付け方も素晴らしく、まるで映画やドラマを見ているよう。時間の経過とともにキャンドルの香りも変えて、1日に1種ではなく、朝と夜、または朝・昼・夜など、ライフスタイルにあわせて「灯し変える」という発想を、よりコンシューマーにわかりやすく提案していると思う。
※赤文字が2021年に加わった新作キャンドル
06:20 あなたが知っているところ
13:30 いつものところ
15:00 あなた次第
16:45 素知らぬ顔で
17:30 ひとことも言わずに
19:50 バックステージ
21:30 ベッドの中
23:15 誰にも見えないところ
00:30 あなたのアパートの前
02:45 ついに二人で
03:50 この前と同じところ
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【フレグランスストーリー賞】
◆ラルチザン パフューム
『ラ ボタニック コレクション』
パフューマー:ダフネ・ブジェhttps://latelierdesparfums.jp/pages/l-artisan-parfumeur
これぞラルチザン パフュームと感動した、ポエティックな世界観。夢の中に出てくるような素晴らしい植物の世界を讃えた 「ラ ボタニック コレクション」は、夜の訪れとともに生命活動を活発化させる謎めいた植物たちの神秘性を描いている。ボタニカルイラストレーターのケイティ・スコットによるイラストが施されたボトルラベルや、ボックス絵柄、ビジュアルアートワークがコレクションの世界観とベストマッチ。
香りはどれも、完成されたストーリーを提案するというよりも、ユーザーにストーリーを想像させ、妄想を掻き立てるスイッチのような役割を果たし、夢と現実の狭間に漂わせてくれる。ボトルとボックスにあしらわれたラベルに記されている数字は、香りが完成するまでの試作回数を表している。
全6種が同時発売され、『Arcana Rosa / アルカナ ロザ』、『Tenebrae / テネブラエ』、『Mirabilis / ミラビリス』、『Venenum / ヴェネナム』は、日本でも過去、ボトル違いでイベント限定発売されたことがあるが、『Obscuratio / オブスキュラシオ』と、『Crepusculum Mirabile / クレピュスキュラム ミラビレ』が完全新作。暗がりの中で芳香を放つイランイランや、薄明りの下で燃えるジャスミンなど、店頭でも事前に多数予約が入り、順調に販売数を伸ばした。
Obscuratio オブスキュラシオ
Obscuratio=ラテン語で「暗がり」の意味
木々の?間から囁くイランイランの誘惑 魅力的な月明かりの下、うっとりするような香りを放つ イランイランの花。その香りを引き立てるようにマダガス カル産バニラの豊かな香りが溶け合います。パチョリの ダークな香りに包まれながら、小さなイランイランの花は 危険な魅力を放ち始めるのです。 主な香料:パチョリ?イランイラン?バニラ
Crepusculum Mirabile クレピュスキュラム ミラビレ
Crepusculum Mirabile= ラテン語で「素晴らしい薄明かり」の意味
薄明かりの下で燃えるジャスミン 野性的で暑い夜。そんな夜に濃密に香り立つ白い花、 ジャスミン。そのセンシュアルな香りを、トンカビーンと サンダルウッドが引き立てます。 主な香料:ジャスミン?サンダルウッド?トンカビーン
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【エシカル賞】
◆OBVIOUS / オブヴィアス
https://www.arteau.jp/obviousパリので香水ブティック(パフュームバー)「Liquides. Bar a Parfums」を運営しているファウンダー、ダヴィッド・フロサール(David Frossard)が2020年秋に立ち上げ、2021年日本でも発売がスタートした。「白いTシャツのような香水」をコンセプトに掲げており、「自分にとって気持ちのよいものなら、 環境にとっても優しいものであるべきだ」という思いから、原料からパッケージに至るまでサステナブルな素材にこだわっている。
タイトルは「ユヌ フルール ドランジェ」や「ユヌ ローズ」、「ユヌ ヴァニーユ」といったそれぞれ1つの素材にフォーカスし名づけられており、オードパルファムでありながら、非常に軽やかでフレッシュな使い心地。ジェンダー&ジェネレーションフリーな香りとビジュアルは、非常に時代とマッチしている。高いクオリティを保ちつつ、フレグランスを日常の一部として楽しんでもらえる適正価格を考慮し、100mL ¥17,600という手に取りやすい価格帯を実現。売上の一部は、海岸及び海洋浄化を目的とするフランスの非営利団体「Wings of the Ocean」に寄付される。
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【コストパフォーマンス賞】
◆SHIRO
『キンモクセイ オードパルファム』
(40mL ¥4,180 ※エシカル割¥4,055)https://shiro-shiro.jp/
2021年、ほぼ毎月のペースで限定オードパルファムを発売してきたSHIROだが、特に予約スタートと同時にサーバーにアクセスが集中し、発売日当日も即完売したのが昨年に続き再登場した『キンモクセイ オードパルファム』だ。道端でふと感じるキンモクセイの香りそのものを再現したような甘いフローラルノートで、秋の訪れや郷愁を感じさせる。香りの構成はシンプルだが、まるでシングルノートのように際立った香りを楽しむことができ、また¥4,180(パッケージを省いたエシカル割なら¥4,055)という、¥5,000を切った価格の実現はオードパルファムでありながら、気軽にトライしやすい。この香りは人気のあまり、12月に定番化となることが決定した。
◆100BON
『オードパルファン by 100BON ボワ&プードゥラ オードパルファン』
(30mL ¥2,750)香調:フローラル
https://100bon.jp/
「100BON」の新しいパフューマリーラインとして、2021年発売された「オードパルファン by 100BON 」。ナチュラルパフュームを展開する100BONならではの天然香料を主体としながらも、よりフレグランスファンにも楽しめるようパフューマーの絶妙なブレンドによって実現したライン。95%~99.91%が天然素材であり、ビーツ由来のアルコール使用。ヴィーガン、Slow Cosm?tique認証も取得している。
香りは全9種の展開で、毎日香りを着替えられるよう30mLサイズ、かつ¥2,750とリーズナブル。『ボワ&プードゥラ』は、ジャスミンやオレンジブロッサムのフローラルノートに、シダー、サンダルウッド、パチュリのウッディノートが組み合わせられ、晴れた森を散歩しているような香り。日本でのヒットはパウダリーで清潔感のあるムスキーノートが楽しめる『ヌアージ・ド・コットン』。オリエンタルな雰囲気が豪奢な印象の『アンバー・ド・センシュエル』は、フレグランスファンにも試してみて欲しい1本。
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【YUKIRINワードローブ賞】
※新作以外も含みます今年よく纏った10本の香水を、個人的好みで選出しました。
◆GIVENCHY『ラ コレクション パルティキュリエ ギャルソン マンケ』
https://www.givenchybeauty.com/jp/
◆ディファレント カンパニー『カシャーンローズ』
https://www.forte-tyo.co.jp/shopping/the-different-company/1000/
◆フレデリック マル『ローディベール』
https://www.fredericmalle.com/jp
◆FUEGUIA 1833『Muskara Rosa』
https://fueguia.jp/
◆ヒーリー『ヒーリー オードパルファン ゼスト・ジンジャンブル』
https://www.mistore.jp/
◆LE LABO『Tubereuse 40』
https://www.lelabofragrances.jp/
◆ディプティック『オードトワレ キョウト』
https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/
◆ドルセー『A.C. J’approchais un mystere / 謎に迫っていた』
https://dorsay.jp/products/ac-body-fragrances
◆BAUM『オードトワレ フォレスト ドーン』
https://www.baumjapan.com/
◆ミラーハリス『レブリード ベルガモット オーデパルファム』
https://millerharris.jp/products/article/76
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今年も沢山の素晴らしい香りと出会うことができました。
来年の出会いも、今からとても楽しみです。
皆様のベストフレグランスも、よかったらコメントで教えてくださいね^^
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