これからさくらの開花のニュースが日本中北上しながら5月頃まで続きますね。
桜といえば、桜餅。

ただ子どもの頃は、この塩っ気、苦手じゃありませんでした?
ところで、桜は葉っぱだけでなく、その樹皮も生薬として用いられていることをご存じでしたか?
「桜皮(オウヒ)」
という生薬です。しかし街中でよく見かける「ソメイヨシノ」の樹皮ではなく、「ヤマザクラ」
や「カスミザクラ」の樹皮
が使われています。この
「桜皮」
は、漢方セラピーの中では「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)」
という漢方薬に入っています。桜皮
のほか、桔梗や連翹、独活(ドクカツ=「うど」のこと )、生姜
など11種類の生薬(漢方セラピーの十味敗毒湯は「十味」なのに十一種類なのです… )の働きにより、炎症を鎮めたり、膿や分泌物を出す(排膿作用)ことで、化膿した皮膚炎や湿疹、皮膚炎などを改善してくれます。

じくじくと、どちらかと言えば湿潤しているようなお肌のトラブル
に適しているんですね。急なお肌のトラブルには、クリーム剤など塗り薬もございますが、体の内側から患部に働きかける