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更年期障害&プレ更年期障害 おすすめの改善法と漢方薬3選

更年期障害&プレ更年期障害 おすすめの改善法と漢方薬3選

女性の誰しもが経験する更年期。
女性ホルモンの急激な変動により様々な不調が起こりやすい時期でもあります。
また、最近では30代でも更年期の症状に似た不調でお困りの方も増えてきているようです。

そこで今回は、更年期に起こる症状の改善法とおすすめの漢方薬をご紹介いたします。

■ 更年期と更年期障害


更年期とは、閉経をはさんだ約10年の期間を指します。
日本人の閉経の平均年齢は50歳頃と言われており、一般的には40代後半~50代前半が更年期にあたります。
この時期に該当する日本人女性の数は約920万人


※総務省統計局(2021.8)


更年期では、ほてりや冷えのぼせ、イライラ、不眠といった、さまざまな不調が現れることがあります。
更年期女性の約7割がなんらかの症状を自覚しているという調査報告もあり、これを踏まえると、約640万人もの方が、自覚症状をもっていることになります。

中には、症状が重かったり、いろいろな症状が重なって現れたりするため、「更年期障害」として薬の服用や治療が必要な場合もあります。

● プレ更年期
最近では、更年期前(30代後半~40代前半)でも、ほてり、のぼせ、手足の冷え、肩こり、イライラ、不安感など更年期に現れるような症状に悩まされる方が増えており、「プレ更年期」とも呼ばれています。
更年期に現れるような症状が、早めに現れてしまうのは、ストレスや不規則な生活習慣、慢性的な体の冷えによって、自律神経のはたらきが乱れることが原因と言われています。

■ 更年期に起こりやすい症状とは?


更年期の症状は「血管運動神経の症状」「精神神経の症状」「運動器関係の症状」に大きく分けられます。
思い当たる症状がないか、次のチェックリストでチェックしてみてください。



このほか、消化器系(吐き気など)、婦人科系(月経異常など)、泌尿器系(尿もれなど)などの症状が現れる場合もあります。

更年期に起こる症状は多岐にわたり、症状の種類や程度に個人差が多くみられるのが特徴です。
自覚症状がほとんどない人もいれば、日常生活に支障をきたすほど症状が重い人もいますが、検査をしても、病気としての原因が見つからない場合も多くあります。
このような、検査では異常が見つからないものの、さまざまな自覚症状が現れるものを「不定愁訴(ふていしゅうそ)」

といいます。

※不眠症、冷え症、ホルモンバランスの乱れによるイライラなど、現代医学では原因のはっきりしない自覚症状の訴え。



■ 更年期障害の原因


更年期障害は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌の急激な減少による、ホルモンバランスの乱れが原因です。
更年期に入ると、卵巣機能が低下しはじめ、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が、まるでジェットコースターで落ちるように急激に減少します。
これによるバランスの乱れが、さまざまな不定愁訴となって現れやすくなるのです。

女性ホルモンのはたらきには、乳房や子宮を発達させる、排卵を促す、妊娠を維持するといったイメージがありますが、女性特有の体のはたらきにだけに関わっているわけではなく、次のようなはたらきも担っています。
・自律神経のバランスを安定させる
・骨を丈夫する
・コレステロールを下げる

そのため、更年期に女性ホルモンが減少すると、ホルモンの変動によって自律神経のバランスも乱れ、心や体のあちこちに不調が出てきてしまうのです。
こうした不調とうまく付き合っていくためにも、更年期は、それまでの食事や生活習慣、心の状態を見直さなければならない時期でもあります。

■ 漢方から考える更年期障害


昔から更年期に起こるさまざまな不定愁訴に対しては、漢方薬が使われています。
とくに、不快な症状が強く現れ、日常生活に支障を来しているにもかかわらず、検査では異常が見られないといった場合の治療によく用いられます。

漢方では、けつすい)」のバランスの乱れから不調を探っていきます。

とは生態を維持する3要素で、この要素がカラダを上手く循環することによって生命が保たれていると考えられています。

この3要素にはそれぞれ以下のような働きがあります。

「気」:目に見えない生命エネルギーや精神エネルギー。「気」は呼吸や食物によって作られる。
「血」:血液そのものや血液によって運ばれる栄養、熱を表します。
「水」:体内の液体のうち、「血」を除いたもののこと。

女性のホルモンバランスの変化に関連する不定愁訴を「血の道症」と呼び、更年期障害もその一つと捉えられています。
更年期障害は、の流れが滞る「お血(おけつ)」が不足する「血虚(けっきょ)」によって、の流れに異常が生じる「気逆(きぎゃく)」「気滞(きたい)」のほか、の流れが滞る、不足する「水毒(すいどく)」などが起こるとされています。

個人差はありますが、どのバランスが乱れているかで現れる症状が変わってきます。

「血」の乱れで起こる主な症状
□ 肩こり
□ 集中力の低下
□ 手足の冷え
□ 息切れ
□ 貧血傾向
□ シミ、肌の乾燥

「気」の乱れでおこる主な症状
□ 頭痛
□ 息苦しさ
□ 冷えのぼせ
□ 動悸
□ イライラ
□ 不安感
□ だるさ・疲れ

「水」の乱れでこる主な症状
□ むくみ
□ めまい
□ 頭重
□ 下痢
□ 冷え

これらの原因を探り、改善する漢方薬が用いられます。

■【症状別】更年期症状に対するセルフケア


●血管運動神経の症状
更年期障害の冷えの特徴は、上半身は熱くても、下半身は冷えている「冷えのぼせ」です。
冷えのぼせの人は、手足は冷たいのに、顔や頭がのぼせたように熱くなり、ぼーっとしたり、汗がどっと出たりすることがあります。
そんなときは、顔や脇などのぼせた部分の熱を逃がすために、一時的に風を通して冷ましましょう。
ただし、必要以上に体を冷やさないように注意してください。
そして、おなかや足元などを温めて、冷え症(冷え性)を改善するよう心がけることが大切です。
セルフケアのポイントは、体を温めて血行を良くし、「血」の不足や滞りを改善すること。
「血」を増やし、めぐりをよくする牛肉の赤身、レバー、ナツメ、赤パプリカ、トマトなど赤い食べ物がおすすめです。
また、無理のない程度に体を動かし、「血」のめぐりを良くするようにしましょう。

また、体が冷えて「血」が滞っていると、「水」のめぐりも悪くなります。
滞った「水」が体を冷やすだけでなく、さらに血流を悪化させてしまいます。
「水」の滞りを改善する食べ物では、小豆、カボチャ、ナス、玄米などがあります。
ハトムギ茶、ウーロン茶、ほうじ茶などのお茶も「水」のめぐりを良くします。
とくに冷えの方にはあずき茶がおすすめです。

●精神神経の症状
更年期の女性が抱えがちな家庭や仕事でのさまざまな問題も、精神神経に関わる症状には大きく影響しているといわれています。
セルフケアのポイントは、食事と気分転換
イライラしたときは、シソやセロリ、レモンなどの柑橘類、ハーブなど香りのある食べ物、不安や落ち込みがあるときは、牛乳、卵、ハチミツなど精神を整えるはたらきをもつ食べ物などがおすすめです。

また、家事や仕事もがんばり過ぎず、楽しく過ごせる時間を増やすようにして上手に気分転換をはりましょう。

●運動器関係の症状
漢方では、冷えや疲れ、ストレスなどが原因となって「血」のめぐりが悪くなることで、更年期に肩こりや腰痛の症状が悪化しやすくなると考えられています。

セルフケアのポイントは、下半身を温めて血行不良を改善し、熱がこもりやすい上半身とのバランスを整えること
食事では、「血」を補い、めぐらせる食材をとりましょう。
黒豆、黒ごま、人参、鮭、牛肉、鶏のレバーなどがおすすめです。

また、血行不良を防ぐため、同じ姿勢は続けないようにして、1時間に1回は動くようにしましょう。

【こちらの記事もチェック】
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漢方から考えるむくみの原因と改善方法!

●消化器の症状
消化器に関係する主な症状は、食欲不振、吐き気、おう吐などです。
これらの症状は自律神経の乱れから起こりやすくなります。

セルフケアのポイントは、吐き気やおう吐があるときは、横になるなどして安静にすること。
また、食欲がないときは、消化のよい食べ物発酵食品で胃腸をいたわるようにしましょう。
おなかの周りを冷やさないようにすることも大切です。

■ 更年期の症状別おすすめの漢方薬


イライラや不安などの精神的な症状がつらい方の更年期障害に
ツムラ漢方 加味逍遙散<かみしょうようさん>エキス顆粒(第2類医薬品)

こんな漢方薬です
ホルモンバランスの乱れによるイライラや不安感などの症状だけでなく、不眠症やのぼせ感がある方にも適した漢方薬です。
現代医学では原因のはっきりしない「不定愁訴」によく用いられます。
症状がさまざまに変化する方にもおすすめです。
漢方では、不定愁訴は、生命エネルギーの「気」や、全身に栄養分を運ぶ「血」のめぐりが悪くなったために起こると考えられています。
「加味逍遙散」は「気」のめぐりを整え、「血」を補って十分にめぐらせることで、女性特有のさまざまな不調を改善していきます。

効能・効果
体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの次の諸症:冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症

注)

、不眠症

注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のこと。


加味逍遙散について詳しく知りたい方はこちら

足は冷えるが顔はのぼせる方の更年期障害に
ツムラ漢方 桂枝茯苓丸<けいしぶくりょうがん>料エキス顆粒A(第2類医薬品)

こんな漢方薬です
「気」「血」のめぐりが悪く、滞った状態で上半身がのぼせて、下半身が冷える場合におすすめの漢方薬です。
のぼせと冷えが同時に起こるのは、「血」の流れが滞るとともに「気」の流れが乱れ、体内で熱がこもってしまうためだと考えられています。
熱は上へのぼるため、顔はのぼせやすいのに足が冷えるといった状態が起こり、「桂枝茯苓丸」は、このような状態の改善に適しています。
このほか、生理痛や生理周期などに伴い悪化するニキビにも使われます。

効能・効果
比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症: 月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症

注)

、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみ、湿疹・皮膚炎、にきび

注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。


桂枝茯苓丸について詳しく知りたい方はこちら

冷え症の方でめまいやむくみなどを伴う更年期障害に
ツムラ漢方 当帰芍薬散<とうきしゃくやくさん>料エキス顆粒(第2類医薬品)

こんな漢方薬です
「血」の不足を補い、流れを良くし、体内の水分の偏りを調整することで体を温める漢方薬です。
また、漢方ではからだの「水」のバランスが崩れると、めまいや頭痛、むくみなどの症状があらわれると考えます。
当帰芍薬散は「水」のバランスを整えることで、これらの症状を改善していきます。
その他、生理不順や生理痛などにも使われます。

効能・効果
体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り
当帰芍薬散について詳しく知りたい方はこちら

ツムラ漢方取り扱い店舗一覧はこちら

■ プレ更年期の対処法


女性ホルモンの減少による更年期障害とは、原因は異なりますが、漢方では更年期と同様に、けつすい)」のバランスの乱れから不調を探っていきます。

生活改善のポイントは、ストレス解消生活習慣の見直しです。
ストレスが原因の場合は、その原因を取り除くことが大切です。
また、自律神経の乱れを改善するには、栄養バランスのよい食事や十分な睡眠を習慣づけるようにしましょう。
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\ストレスがたまっている方必見/ストレス対処法とおすすめ漢方薬4選

【参考サイト】
温 the LIFE


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