@cosmeベストコスメアワード認定委員会

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認定委員会メンバーが2015年の
「ベストコスメアワード」を振り返る

@cosmeではクチコミの公正化を図り、より信頼できるサイト運営に取り組んでいます。その一環として、ベストコスメアワードについても公正な選考を実施しています。今回は「@cosmeベストコスメアワード 2015」の選考にご賛同いただいた美容のプロフェッショナルの方々に「ベストコスメアワード認定委員」として、ランキングを分析、今年のトレンドについてコメントをいただきました。

愛されるだけの『強さ』を持った個性あふれる秀逸な商品ばかり

ベストコスメ大賞認定委員会 委員長 山田メユミ ベストコスメアワード認定委員会 委員長山田メユミ

いつも@cosmeをご利用いただきありがとうございます。
メンバーのみなさまからお寄せいただいたクチコミを元に発表している@cosmeベストコスメアワード、16回めとなる2015年度も多種多様な商品が並びました。
今年もスキンケアを中心に、各カテゴリーで数多くの高機能な新製品が発売されました。また一方で、いわゆるプチプラアイテムの品質や性能が向上し、企業間の競争は激化の一途をたどっています。そんな厳しい市場環境の中で選ばれたベストコスメのラインナップは、多くの女性に選ばれ、愛されるだけの『強さ』を持った、個性あふれる秀逸な商品ばかり。ぜひじっくりチェックして、みなさまのコスメ選びの参考にして頂けたらと願っております。
また、今の美容トレンドを一言でくくるのはとても難しい事ですが、クチコミの分析から「多機能」「血色メイク」「インナービューティ」「エイジングケア」といったキーワードがあぶり出されており、カテゴリーや世代を超えて、これらへの意識が高まっているようです。昨年から発表しているトレンド賞にもぜひ注目して頂けたらと思います。
今後も@cosmeが皆さまに信頼してご利用頂けるよう、スタッフ一同、公正なサイト運営に全力を尽くして参りたいと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

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委員会メンバーより

美容ジャーナリスト/エッセイスト 齋藤 薫さん

美容ジャーナリスト
齋藤薫さん

なぜ今年、口紅とオイルがこんなに目立つのか?

まず目を引いたのは、総合ランキングに、リップアイテムがいつになく沢山あがったこと。これは明らかに、練り物テクノロジーそのものの進化を象徴している。優れた口紅を作るのは簡単なようで、実はファンデ同様一番難しい。そのファンデが一気に完成形に近づいたから、次は口紅に進化の波が押し寄せたのだろう。同様に、オイルものが多いのも今年の特徴。他のジャンルにも何気なくオイルベースが増え、“ザ・オイル”にも新形状のみずみずしい処方やサラサラの感触が目立ってきた。これもオイル処方が俄然進化して、支持率に見事に反映されたカタチ。一方で、プチプラコスメと高級コスメの“極端な混在”も目を引くが、それもズバリ、安価でも優秀な製品が増え、高価でも納得の製品が増えた証。ピンとキリの価格こそが今“狙い目”という読みもできるはずだ。

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美容ジャーナリスト 吉田昌佐美さん

美容ジャーナリスト
吉田昌佐美さん

コスメ超現実派と夢を託す派の二極化

メイクアップ、とりわけリップアイテムへの関心が高かった2015。これはファンデやBB、CCなどのベースメイクアイテムの機能性・仕上がりの満足度がひとつの頂点に達した証でもあるように思う。塗り心地や質感を極めたリップ製品の進化も大きく、赤リップを日常的に使う人が増えたのもその現れ。一方、スキンケアでは名品のヴァージョンアップが相次ぎ、オイル美容が定着。先進の技術で仕込まれた処方、今どきの“軽→重”嗜好に応える製品が注目を集め、プチプラやプレミアムブランドの枠を超え、自分にとってイイもの必要なものを選び込む現代女性の堅実さが伺える。コスメに対して超現実主義の20〜30代、コスメに新たな夢を託す50代の二極化が際立った年となった。

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美容ジャーナリスト 倉田真由美さん

美容ジャーナリスト
倉田真由美さん

“自然体の女らしさを求める”トレンドを表すランキングに

総合賞の10品中、8品をメイクアップがしめたという点に、少し驚きを感じた。リップ系が多いのも、メイクがマスカラ至上主義から、自然体の女らしさを求める方向へ移行したトレンドを表している。ファンデーションなどのベース系もまた、トレンドの薄膜&ツヤ肌系がしっかりランクイン。さすが“目利き”が多い、と納得した。ところが、アイテム賞のスキンケアになると、その多くはロングセラー。名品といわれているもの、あるいは一度いいと思ったものを使い続ける、現代女性の手堅さが浮き彫りとなった。永らく機能面やコスパを重視する傾向が続いていたが、「使って楽しい」「見た目もキュート」なものが求められるように。女性たちが、ますます美容に癒しや夢を求めるようになったのだといえる。

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ヘアーアンドメイクアップ 千吉良恵子さん

ヘアーアンドメイクアップ
千吉良恵子さん

メリハリあるコスメ選びは、さすがの一言

遊び心のあるメイクアイテムはプチプラコスメでトライ。一方、ベースメイクにはお金をかける。アットコスメメンバーのセレクトは、ヘアメイクから見ても、まさに賢い選択。トレンド感のある練チークやアイシャドウなどは、プチプラの中でも優秀なアイテムを選び出しているし、ベースメイクのように、その人の美しさを6〜7割も担うアイテムに焦点をあわせ、しっかりおさえているところはさすがの一言。
さらに、見せる・魅せる化粧品もしっかり掴んだラインナップ。例えばリップやパウダリーファンデーションのコンパクト、香水などは自分をあげるためのスイッチとして憧れブランドをセレクト、といった印象。
限られた予算と時間のなかで、トレンドを取り入れ、美の底上げをし、さらには欲求も満たす。アットコスメのクチコミ情報を活用することは、女性のワガママな願いを叶える有効な手段だと再確認。

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美容ジャーナリスト 加藤智一さん

美容ジャーナリスト
加藤智一さん

自分に似合う“光”を選ぶ時代へ

今年は、光や透明感、つや感に優れたメイクアップが、ランキング上位にそろい踏み。
テクノロジーの進化から、ひとことに”つや”と言っても、さまざまな光沢が演出できるようになったからでしょう。サンローランの「ルージュ ヴォリュプテ シャイン」やマキアージュの「ドラマティックルージュ」のような攻めのつや感から、アルビオンの「ドレスト モイスチュア シフォン」のようなやわらかな光まで、ユーザーは自分の顔立ちや、なりたい顔にあわせて、光を上手に使い分けられるようになりました。チークも定番のパウダータイプではなく、つやのある血色感がつくれるクリームタイプに人気が集中したのも、そのトレンドを象徴しています。
スキンケアやヘアケアでは、そのつや感を引き立てるような美容オイル、マッサージケア、スキンケアパウダーに話題作が集中。いままで、これらのアイテムはスペシャルケアや脇役という位置づけでしたが、いまではデイリーケアとして定着。これから、どう進化するのかも楽しみなアイテムです。

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医師(内科・皮膚科) 友利新さん

医師(内科・皮膚科)
友利新さん

名品と呼ばれるコスメのバージョンアップに注目

今年の数多くの素晴らしいコスメが発売されました。その中でも目を引いたのが名品と呼ばれるコスメのバージョンアップ。それだけでも素晴らしい評価を得ている製品が足を止めず続々と進化をしていくのは消費者として嬉しい限りです。また、近年ブームとなっているオイルも様々なアイテムが生み出されもはやブームではなく定番になっています。ただ、近年のコストパフォーマンスを重視する流れは大きく、ニベアや良品計画などいわゆるプチプラコスメも多く支持をされています。どのコスメもトレンドを押さえつつも美容の定番をしっかり押さえている素晴らしいアイテムばかりだと思います。

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美容コーディネーター 弓気田みずほさん

美容コーディネーター
弓気田みずほさん

情報収集力と優れた製品を発掘する力に感服

アットコスメメンバーのみなさんは、情報収集力に長けていますね。クチコミはもちろん、雑誌やSNSなどの情報を広く取り入れながら、上手にコスメを選んでいると感じられます。
牛乳石鹸やダイソーのフェイスマスクといった身近なプチプラコスメから、ディオールの「ディオールスキン スター フルイド」、イヴ・サンローラン・ボーテのルージュ ヴォリュプテ シャインなど、美容誌のベストコスメをさらったものまで幅広く選ばれているのが象徴的です。アルージェやミノンといった製薬会社系のスキンケアの支持が高いのも、処方と価格のバランスのよさをわかっている人が多いためでしょう。
一方で、知られていない優れた製品を発掘する力にも感服です。特にプチプラコスメのジャンルは、アットコスメの評価でヒットにつながったものが多いですね。ユーザーのみなさんが、たくさんのコスメを実際に手に取って試していることがわかります。

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ベストコスメ大賞について
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