【もくじ】

<天使の羽を取り戻して背中美人になる>

水着、キャミソール、背中の開いたドレス……。ハッとするような女性の美しさを際立たせるのが、美しい背中。あなたは自分の背中に自信がありますか?

「背中に余分な肉があるのは、背中を使ってないから」という中村先生。

ということで、即効背中やせのポイントは背筋。”天使の翼“ともいわれる肩甲骨がみえる美しい背中をつくるためには、背筋をしっかり動かして、しなやかな筋肉を取り戻すこと。そして、ふだん忘れがちな背中に意識を置き、背筋を怠けさせないようにすること。

今回は背筋をしっかり使う「体側を強く伸ばすポーズ」と、肩甲骨周りの筋肉の力と柔軟性を取り戻す「パタパタ体操」をご紹介します。

<肩と背中の柔軟チェックポーズ>

最近、テレビCMでも使われているこのポーズ、みなさんはできますか?

「このポーズができる人は、相当少ないと思います」という中村先生。

できない時はけっしてムリをしないこと。段階を追って、背中やせのポーズを繰り返すことで、スタイルアップはもちろん、柔軟性と筋力もセットで高まっていきます。

<体側を強く伸ばすポーズ>

こちらが背中やせにおすすめの「体側を強く伸ばすポーズ」です。

・両脚を前後に開き、両腕を後ろで深く組み、肩甲骨を寄せる
・そけい部から体を折ように倒す
・床と平衡になるまで体を倒してキープ
・体側の伸びを感じ、胴体を縮めないように

「背筋で体が前にいくのを支えるので、とても強く背筋を使うことができます」(中村先生)

筋肉はしっかり使うことで、スイッチが入りやすくなります。このポーズで背筋を刺激することで、意識していないときでも背筋を使った、美しい立ち姿になりやすくなります。

このときの腕の組み方はこちらです。

・無理のない範囲で、なるべく深く組む
・手の力に頼らずに、背中の筋肉を使って肩甲骨を寄せる

<「がんばることは害になる」とは>

余裕のある人は、こちらの「リバース」にもチャレンジしてみましょう。ただしムリは禁物です。

・両手のひらを後ろでぴったりと合わせる
・胸を開き、肩甲骨を引き寄せ、ひじを後ろにひく

早く効果を出したいと思うあまり、痛みをがまんして、無理に体を伸ばしたり曲げたりする人がいますが、これは大きな間違い。

「がんばる必要はまったくありません。むしろがんばるのは害になります。自分が快適だと感じるように、体を動かしましょう」(中村先生)

<背中のしなやかさを取り戻す「パタパタ運動」>

「体が硬くなったのは、体を動かさなくなったのが原因。快適に体を動かしていれば、自然に体は柔らかくなります」(中村先生)

そこでおすすめなのが、背中回りの筋肉のほぐしに最適な「パタパタ運動」です。

・手を後ろに回し、きつくない程度に軽く組む
・手を組むのがつらい人は、背中に手を当てるだけでOK

・肩甲骨を真ん中に集めるように引き寄せ、ひじを後ろに引く

・肩甲骨を両側に開きながら、ひじを前に寄せる

後ろから見た状態がこちらです。

左が肩甲骨を寄せた状態、右が肩甲骨が開いた状態。
左の方がずっと細くスッキリとした背中になっていますよね。

スマホやパソコンなど、前傾姿勢をとる時間が長いと、背中が右のような状態のまま固まり、動かしにくくなります。すると、ど~んと大きい、右のような背中になってしまいます。

背中のしっかり筋肉を使えば、右のようなすっきり美しい美姿勢に。その場で見た目が変わるだけでなく、余分なお肉もしだいに落ちていきます。

<まとめ>

背中に意識が行き届いている人は、立ち居振る舞いも美しいもの。

シックスパックなど、お腹のトレーニングが流行していますが、美しい体作りには、背中もバランスよく鍛えることが大切です。

「体側を強く伸ばすポーズ」や「パタパタ体操」で、背中の筋肉をしっかり使うと、ほんの数分で、体がポカポカしてきます。冷えや肩こり、背中のコリに悩む人もぜひお試しください。

中村尚人先生

理学療法士として病院、老人保健施設、訪問リハビリなどでの臨床経験を経て、八王子に予防医学を目的としたヨガ・ピラティス・ウォーキングスタジオTAKT EIGHT(タクトエイト)を立ち上げる。豊富な知識をもとに、ヨガインストラクター、ピラティスインストラクター、予防運動アドバイザーとして活動。ヨガの解剖学講師、指導者育成、執筆、講演等に携わる。著書に『ヨガの解剖学』(BABジャパン)など多数。http://www.takt8.com

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