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オステオカルシンについて

オステオカルシンは骨にあるたんぱく質の一種で、骨芽細胞にだけ存在すると考えられてきました。ところが最近、オステオカルシンは血流にのってホルモンとして、骨以外でも働くことが知られてきました(ML Zoch, et al. New Insights into the Biology of Osteocalcin. Bone: 2016 Jan; 82:42-49.)脳での認知機能などにかかわる他、代謝に深く関係しているようなんです。膵臓で血糖をコントロールするインスリンの分泌を促し、インスリンを作り出すβ細胞を再生すること、筋肉でもインスリンへの感受性を高めること、などがわかってきました。

オステオカルシンの脂肪への働き

オステオカルシンは脂肪に向かうと、インスリンの感受性を高め、レプチンやアディポネクチンを増やします。また、脂肪細胞のサイズを小さくすることで、脂肪の量を減らす方向に働きます。アディポネクチンは脂肪細胞から分泌され、体内で酵素の働きを高めることにより、脂肪を(運動しない状態でも)糖や脂肪をエネルギーとして代謝するように働きます。つまり、アディポネクチンが適切に働いていると、脂肪が燃焼しやすく、太りにくいからだになることが期待できます。脂肪細胞がある一定以上増えすぎてしまうと、アディポネクチンの分泌は減ってしまいますので、脂肪をため込みすぎないこともアディポネクチンの分泌をふやすには大切です。
一方のレプチンも、脂肪細胞で作られ、脳に作用して食欲を調節し、エネルギー代謝を更新させる働きがあり、レプチンを増やすこともダイエットには大切です。

オステオカルシンを増やすには?

オステオカルシンを日常生活で増やすには、どうしたらよいのでしょうか?
骨に重力による刺激を与え、骨芽細胞を活性化させるということが大切です。“かかと落とし=両方のかかとをできるだけ上にあげたら、身体の重みをかかとで感じながらすとんと床へ落とす”(福岡歯科大 平田雅人先生による)を1日30回、階段を降りる時いつもより少しだけかかとから強く着地してみる、軽いジャンプを繰り返すなど、着地の際かかとに衝撃が加わるように動いてみてください。

まとめ

オステオカルシンを増やすことは、ダイエットにも強い骨をつくるにも大切であることがわかりました。簡単な運動で増やすことのできるオステオカルシン。うまく増やしてダイエットに役立ててくださいね。

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