予防美容【肌編】topics２｜女性ホルモンを摂取すれば老化しないって本当？

2017/07/14 UPDATE

シミ、しわ、たるみ、白髪、薄毛、ボディラインの下垂…これらが目に見えて現れる前に先手を打って、美しさと若々しさをキープしようというのが「予防美容」の考え方。ここでは、私たちがお手本にしたい、美容・健康のスペシャリストである美人ドクターに“今すぐ取り組むべき対策や美容法”について徹底取材しました。

女性ホルモンを摂取すれば老化しないって本当？

「肌を美しく保つためには女性ホルモンも大きく関わっています」と語るのは産婦人科医の丸田先生。「女性ホルモンの分泌量は10代から上昇し、20代でピークを迎えた後は徐々に減少していきます。女性ホルモンのなかでも肌の水分保持やハリ、弾力を保つ働きをもつエストロゲンの減少は肌老化につながり、女性ホルモンが低下するとコラーゲンやヒアルロン酸の生成量が低下するのは事実です。しかし、女性ホルモンを摂取すれば若返るというわけではありません」（丸太先生）

それどころか過剰摂取による副作用の危険があるそう。「女性ホルモンは年齢によって適切なバランスがあり、多くても少なくてもダメ。『女性ホルモンを増やせば若返る』わけではありませんが、ホルモンバランスが“乱れる”ことで肌の水分保持やハリ、弾力を与えるエストロゲンの減少に大きく影響します。ちなみに、生理前に肌が荒れたり、むくんだりすることがありますが、これはプロゲステロンが影響しています。ホルモンバランスの乱れは毎日の基礎体温をつけることでチェックできるので、それが予防美容となるでしょう」（丸太先生）