
日本女子のリアルな美容事情をさぐるKAWAII白書。第7回のテーマは、「眉メイク」です! “顔全体の印象”を決める大事なパーツでありながら、「自分に似合う眉が分からない」「どうやって描いたらいいの?」など、悩み多き眉メイク。今回は1,481名の@cosmeユーザーの皆さんの声から、イマドキのKAWAII眉を探ります!

理想の眉のモデル・タレントはあの人!
ここ最近太眉トレンドが続いていますが、皆さん憧れの眉って、どんな眉なのでしょうか?まずは「理想の眉の有名人」を聞いてみました。結果はこちらです!
1位 石原さとみ 318票
2位 北川景子 139票
3位 長谷川潤 102票
4位 綾瀬はるか 77票
5位 新垣結衣 59票
6位 安室奈美恵 29票
7位 篠原涼子 28票
8位 米倉涼子 26票
9位 佐々木希 21票
10位 柴咲コウ 中村アン 菜々緒 各20票
2位に180票以上の大差をつけて、トップに輝いたのは、石原さとみさん(318票)!
太すぎず細すぎず、女性らしいふんわり感もある“バランスの良い眉”が支持されたようです。
上位10名を見渡すと、確かに“直線的なナチュラル眉”の女性が目立つような。2位の北川景子さん(139票)、3位の長谷川潤さん(102票)も、キリッとした眉が印象的ですよね。
そんななか、6位の安室奈美恵さん(29票)は、アムラーが大流行した1990年代半ばに“細眉”のアイコンだった女性。20年以上の時を経て、今も“憧れ眉”の女性として名前があがるなんて驚きです…!もうひとつ驚いたのが、19位にオードリー・ヘプバーン(14票)の名前があがったこと。往年の名女優オードリーが20位以内にランクインするなんて、いかに太眉が、イマドキの“KAWAII眉”として注目されているかが分かります。
眉を整えている女性は9割越え!
お次は皆さんの“リアルな眉事情”を知るために、「眉の形を整えていますか?」と質問。「整えていない」と回答した女性はたった3.58%。つまり、96.42%の女性が、“何らかの形で眉を整えている”ことになります。眉メイクはもはや当たり前なんですね〜。

具体的に「眉の形を整えている方法」を聞くと、「ハサミでカットする」が1位で73.60%。 2位は「毛抜きで抜く」57.39%、3位は「カミソリで剃る」57.06%。“切る・抜く・剃る”が3大眉ケア方法のようです。
コレ、“細眉”が流行した時代は、もっと“抜く派”が多かったと思うんですよね。フリー回答を見ていると、「学生の頃抜きすぎて眉尻がほぼない」(あおいろとまとさん・26歳)「細眉が流行った頃に若気の至りで抜きすぎてしまい、もう生えてきません」(ドナドナさん・33歳)という声がチラホラ。もとの眉を生かす“切る”“剃る”という方法が目立つ意味では、やはり太眉が流行しているように感じます。
眉描きはペンシルで。意外にマスカラも浸透!?

トレンドによって眉の形を変えている?
アイシャドウやリップのように、トレンドによって眉メイクを変えている人は、どのくらいいるのでしょう?変える派が47.74%、変えない派が52.26%。ほぼ半々でした。
トレンドの“KAWAII眉”を追う人がいる一方で、「眉は人それぞれ違うから正解がわからない」(みすずんさん・19歳)「自分に似合う形がわからない」(あおさん・33歳)など、“そもそもベーシックな眉の描き方”に悩む人も多く見られます(年代に関係なく)。
眉の参考は、雑誌やWEBのアイブロウ特集

2位は「TVや広告で目にする有名人の眉」。トレンドを知るのに最適ですし、“あの人みたいになりたい”と、イメージを思い浮かべやすいのかも?3位の「動画サイト」、5位の「デパートなどでプロに教えてもらう」という回答からは、“実際の描き方をリアルな動きで見たい”という思いが感じられます。
一方で、4位「自己流のために参考にしたことがない」という回答も18.77%。特に何かを参考にするわけではなく、自己流の方も意外に多いようです。
そんなご自身の眉メイク、皆さん自分自身でどう評価しているかというと…?
ズバリ、あなたの眉メイクは何点?
ズバリ、「自分の眉メイクは何点だと思いますか?」とたずねてみました。

※100点満点=「自分の顔に合っているし、気に入っている」
80点=「そこそこ上手に描けていて、自然な印象だと思う」
60点=「変ではないけど、もっと上手に描けるはず」
40点=「とりあえず描いてるレベル。正直垢抜けないと思う」
30点以下=「不自然になってしまう。どうやって描けばいいか分からない」
1番多かった回答が「60点」43.62%。“変ではないけど、もっと上手に描けるはず”という、実に日本人らしい謙虚な、そして“私に似合うもっとKAWAII眉があるはず”という向上心が伝わってくる回答です。
2位が「40点」で24.58%。“とりあえず描いているレベル”も、謙虚な回答ですね。
3位は「80点」。“そこそこ上手に描けている”という方が17.89%。
100点満点の方も1.01%いました。総じて自己評価でこの点数ですし、30点以下の方はたった6.68%であることから、「実際のところは皆さんキレイに描けているのでは?ニッポン女子の眉スキルは上がっているのでは?」と感じた回答でした。
理想の眉と、“トホホな現実”
さて、最後に皆さんが自分で描くときに理想とする眉のイメージと、現実の眉のお悩みを聞いてみました。まず、理想の眉としてあがったのが、とにもかくにも、“ナチュラル”という表現!コレ、3人に1人…世代によっては、2人に1人は回答していたかもしれません。
「理想の眉は、ナチュラルな平行眉」(ぽんさん・16歳)
「やや太めでなだらかなアーチを描き、優しい印象のふんわりしたナチュラルな眉」(りーぬさん・25歳)
「直線でもなく、極端にアーチがあるわけでもない、一番ナチュラルな形の眉毛」(もじり君さん・29歳)
「自眉毛が太く、濃いため、基本的にはナチュラルめの眉」(マッキーペンさん・36歳)
この“ナチュラル”というキーワードをのぞくと、理想の眉は“アーチ型”という人もいれば、“くっきり直線的な眉”という人も。生まれつきの眉の形や太さに対して、「理想の形に近づけたい」という人が多い印象でした。一方で、今抱えている眉のお悩みはというと…?
「眉が左右対称に生えてないので整えるのが難しい」(齊藤紗希さん・21歳)
「もともとの眉毛が濃くて太いのでどこまで眉メイクをすればいいのかわからない」(じゃおさん・23歳)
「左右の眉の形、位置が若干違って、左右同じにメイクするのが難しくて悩んでます」(ayanenaさん・26歳)
「眉毛が薄いので、自然に見える眉の形や太さが限られてる気がします。そして、何より自分に1番似合う眉毛を、客観的にプロの方に教えていただきたい」(あみさん・27歳)
など。“左右非対称であること”、そしてやはり“もとの眉の形や太さ”に対するお悩みが目立ちます。年代に関係なく、自分の顔に合った“ナチュラル眉”にたどりつくまで、皆さん試行錯誤を繰り返しているんですね。そんな研究熱心さとメイクへの情熱で、ニッポン女子の“眉スキル”は、向上しているのかもしれません。
皆さんのリアルな眉事情、いかがでした?次回のテーマはリップメイク。流行のカラーは何?リップは何本持ってる?などなど、皆さんのリアルなリップ事情に迫りたいと思います。お楽しみに♪
取材・文/宇野ナミコ
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