![トリビア2 意外と知らない、化粧筆のお手入れ法Q&A[@cosme NIPPON PROJECT]](https://cache-cdn.cosme.net/media/cur-contents/file/image/201711/6530d811b34d14f23a873e308a552b42.png)


化粧筆のお手入れの仕方を知らない人は、実は多いのでは?今回は化粧筆をつくっているプロの職人さんから直にお手入れ法を教えていただきました!
Q1 : ブラシの汚れは、クレンジング、石けん、シャンプー、どれで落とせばいい?
石けんです。刺激の少ない固形石けんが一番良いですね。石けんで洗ったあとは、ぬるま湯で十分にすすぎ、風通しのよいところで乾かしてください。ピンチ型のハンガーで毛先が下(筆の軸をピンチで留めるよう)にして日陰干しします
Q2 : ブラシを洗う頻度はどれくらいがいいの?
メイク毎に洗う必要はありません。汚れが気になった時で十分です
Q3 : ブラシが長持ちする方法は?
使用の後に次のようなお手入れをすると長持ちします
(リキッド系コスメ)ティッシュ等で拭き取る
(パウダー系コスメ)手のひらや甲で粉を払い落とす
Q4 : おすすめの保存方法は?
保管は湿度が低く(穂先保護の為)、かつ直射日光の当らない場所(木軸の場合軸割れを防ぐ為)が最適です

【梶山望(かじやまのぞむ)】
熊野町生まれ。熊野町にある榊山神社の57代目宮司を務める。本殿は江戸中期、拝殿は明治時代の竣工で、榊山神社の御神木の杉の木は樹齢800年を超えるともいわれている。榊山神社でおこなわれる祭祀にはすべて関わっている。
【宮脇健太朗(みやわきけんたろう)】
筆の里工房の広報担当。筆の里工房から熊野筆の良さ、手書き文化の良さを日本全国に発信している。
【土屋武美(つちやたけみ)】
晃祐堂取締役社長。学生・社会人で海外生活を経験し、常にグローバルな視点でものを見るクセがついているという。結婚を機にここ熊野町へ来て、晃祐堂を任されることに。「今年で18年、故郷より長く住んでいることになるな」と感慨もひとしお。これかもここ熊野町から新しい企画を発信していく。
【植松聖詞(うえまつせいじ)】
晃祐堂取締役副社長。大学卒業後、アパレル会社へ就職するが2004年に熊野町へ戻り、晃祐堂へ。自身が陣頭指揮をとった「fu-pa」シリーズは化粧筆事業の売り上げに大きく貢献。「モノづくりの原点としていつも立ち戻る商品ですね」。
【小鳥田正寛(ことりだまさひろ)】
2010年に伝統工芸士の資格を取得し、今年で79歳を迎える。熊野筆を語らせたら朝まで話してしまうほど若手職人の育成にも精力的。「熊野筆の品質の高さは日本一だけど、これに甘んじることなく技術は磨いていかないとね」と現役活躍中。
撮影/斎藤大地
取材・文/長谷川真弓
読者アンケートご協力のお願い
今後のよりよい記事づくりのため、本記事の読者アンケートにご協力をお願いいたします