Chapter.2 “ホリ深”にこだわって20年。KATE名品伝説![@cosme NIPPON PROJECT]

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Chapter.2 “ホリ深”にこだわって20年。KATE名品伝説![@cosme NIPPON PROJECT]
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「そもそも日本人は、世界的に見ても“眉メイク”にこだわりがある民族なんです」と、山口さん。その歴史はなんと1300年以上…!奈良時代から江戸時代にかけて眉を剃り落として描く“引き眉”の文化が存在し、特に貴族が額の高い位置に眉を描く“麻呂眉”は有名です。「眉で色々な表現をするのは、日本古来の文化なんですね」(山口さん)

眉文化が発達した理由は、日本人ならではの美意識にも起因しています。

「眉は表情を表す重要なパーツのひとつ。現代では強い意志を表現する形として、陰影を駆使して立体感のある太眉がトレンドですが、引き眉時代はむしろ上品さや気品を醸し出すため、あえて感情の出にくい麻呂眉が流行ったともいわれています。眉メイクはとても奥深いですよね」(山口さん)

ちなみに、日本では目もとのカラーを“アイシャドウ”と呼ぶことが多いはず。

「これは“シャドウ(=影)を演出しながら色を楽しむ”という意味合いで生まれた表現です。一方、欧米では“アイカラー”と呼ぶことが多いのは、もともと彫りの深い目もとに“色を乗せて楽しむ”という意味で、発達した表現のように思います」(山口さん) 
な、なるほど…!

そんな文化的な背景も含め、デビュー時から“いかに陰色で大きな目を演出するか”にこだわってきたケイト。ブランドがブレイクするきっかけとなったのも、“アイシャドウ”でした。

1999年誕生の“フラッシュクラッシュ”は、ケイトを一躍有名にした立役者です!
「キラキラ輝くラメ入りのカラーを配置した3色入りのアイシャドウです。真っ白なハイライトとダークカラーで立体感を際立て、キラキラのジェルグリッターでトレンド感をプラスするアイテムでした」(山口さん)

(1999年誕生のフラッシュクラッシュ)

1999年は世紀末ということもあり、メタリックな質感の近未来的なメイクが流行した時代。同時にギャル文化がピークを迎えた頃でもあり、街中の女性たちの目もとがキラキラ輝いていました。このフラッシュクラッシュのヒットをきっかけに、ケイトはアイシャドウ分野でも存在感を高めます。

「2003年には“グラディカルアイズ”を発売します。同系色で目もとに自然なグラデーションを演出し“彫りの深いまなざし”を作る、今に続くケイトの中核となるアイシャドウのコンセプト第一弾となる製品でした」(山口さん)

(2003年誕生のグラディカルアイズ)

使いやすい同系色、しかも美しいグラデーションが簡単に叶うとあって、またも大ヒットを記録! こののちシーズンごとに、ケイトは“クラデーションができるセットアイシャドウ”を発売し、「ケイトといえば=アイシャドウ」という確固たる地位を築きます!

ケイトの“陰影”と“立体感”へのこだわりを、より洗練された形で実現したのが2014年誕生の“ブラウンシェードアイズ”でした。

「“骨格リメイク”のコンセプトを体現した製品で、まぶただけではなく“目もと全体の陰影”にこだわりました」(古谷さん)

「一番右のベージュは“ファンデーション粉体の技術”を応用したカラーなんです」と、古谷さん。ノーズシャドウとして使うと、鼻筋から目もと全体に奥行き感が演出できるそう。2017年に誕生した現行品のブラウンシェードアイズNには、さらにホリの深い目もとを演出する工夫が…!

(左:2014年誕生の初代ブラウンシェードアイズ。右:現行品のブラウンシェードアイズN 全6色 各1,200円(編集部調べ))

「新たにブロンザーが加わり、4色から5色に進化しました。右下には同じくファンデーションの技術を応用したカラーを配置。深みのある陰影とブロンザーのツヤやかな質感で、ホリの深い顔立ちを演出します」(古谷さん)

陰影にこだわり続けるケイトならではの1品が、2015年に誕生した“ダブルラインフェイカー”です。一見何の変哲もないアイラインですが、描いてみると…?ほとんど発色しない、薄墨みたいな質感なんです!

「涙袋や目尻にフェイクな影を入れることで、もともと目が大きかったように見える、他にはない製品でした」(古谷さん)

(2018年誕生の現行品、ダブルラインエキスパート 全1色 850円(編集部調べ))

実はコレ、ブレイクのきっかけは、とあるコスプレイヤーのSNSだったそうです。「どんなキャラクターを演じるにせよ、“目もとの立体感を自然に演出できる”という点をご支持頂いたのではないでしょうか?」と、古谷さん。

ダブルラインフェイカーはアットコスメのクチコミでも大人気で、ベストコスメ大賞も受賞。2018年2月に“ダブルラインエキスパート”に進化し、ユニークな影色として、現在プロのメイクアップアーティストの間でも支持されています。

ブランド誕生時から存在する“アイブロウペンシル”は、現在に至るまで20年以上愛され続けるロングセラーです。

(2018年誕生の現行品、アイブロウペンシルA 全7色 各550円(編集部調べ))

「2001年の2代目以来、1.5mmの極細芯を踏襲しています。この細さで“折れにくく、描きやすい”芯の実現は本当に難しいんです。眉に描くと自然に描けるのですが、手に描くとちょっぴり固いんですよね。描いてみると“痛っ”と感じるくらい(笑)」(古谷さん)

でも、この固さがと細さがあるからこそ、眉一本一本を繊細に描けるのも、アイブロウペンシルの特徴であり、支持されるポイントです。

「独特のタッチとカラーは、デビュー以来ほとんど変わりません」と、古谷さん。
20年の間にたった3回しかリニューアルせず、しかもほとんど色が変わらないなんて、トレンドを追うメイクアイテムとしては、異色の存在なのでは!?

ケイトのアイブロウは長期の愛用者が多く、“色番”で覚えてくださる方も多いんですね。よく“BR-3はどこで売っていますか?”というようなお問い合わせを頂きます。ですので、リニューアルしても“あえて大幅な色調変更はしない”んです」(古谷さん)

時代によって太くなったり細くなったり、眉の流行は移り変わっていくもの。

「その一方で“自然なホリの深い顔立ちに見えること”へのニーズは変わりません。その“自然な陰影”を20年間ブレずに追求してきたことが、ケイトを長年ご愛用頂ける理由だと思います」(古谷さん)

ちなみに、ブランドマネージャーの山口さん。眉をスッキリ整えていて、取材中“眉に視線が釘づけ”だったスタッフ一同。最後にそのことを伝えると…?

「あ。分かります?最後にオチとして言おうと思っていたのに(笑)。僕は普段ポイントメイクはしませんが、眉に立体感があるだけで、本当に顔立ちの印象が変わるんです。そんな“ホリ眉”の力をお伝えできたらと」と、山口さん。

そう言って見せてくださったのは“眉を整える前の写真”。ココで公開できないのが残念ですが、うーん、確かに印象が全然違います…!眉の力ってスゴイですね!そして、山口さんの体を張ったPRに頭が下がります。


次の章では、ケイトがこだわり続けた“眉メイク”を海外に伝える“ケイトの海外戦略”とアジア女性たちの眉事情をお届けします。

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