年齢を気にせず、好きなことをやっているだけ。それがギャルのマインドだと思う #平成の美

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年齢を気にせず、好きなことをやっているだけ。それがギャルのマインドだと思う #平成の美
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はるか昔から存在する「美」の概念。平成の30年間ではどんな美しさが生まれ、何が美しいとされていたのでしょうか――。

当企画「平成の美」では、さまざまな角度から「美」を追及するため、インタビューを実施。「平成」という時代を振り返りながら、もはやひとことでは言い切ることのできない「美しさ」について聞いてみました。

年齢で生きかたや見た目を制限されたくない

世のなかの“普通”と違っても、自分たちの美学を貫く。

雑誌『姉ageha』の表紙コピーや、公式TwitterInstagramにアップされる力強い言葉が、いまたくさんの女性たちを勇気づけています。

女性に刺さりまくる表紙コピーを考え、SNSを自らアップしているのは、編集長の小泉麻理香さんです。

「平成」の女性像を変えたギャルの姿を一番近くで見てきた小泉さんに、ギャルの美意識や、女性たちに伝えたいメッセージを聞いてみました。

女性は“謎の縛り”のなかで生きている

『姉ageha(お姉さんアゲハ)』は、25歳以上の女性に向けたビューティ&生きかた雑誌。ギャル系雑誌『小悪魔ageha』のお姉さん世代にむけて、2011年に創刊されました。

――2019年1月号の表紙の「歳をとることは悲しいことじゃない。おばさんになっているヒマはない。“この年齢だからこうしなきゃいけない” なんて決まりは存在しない。」という言葉に、すごくグッときました。

Twitterを拝見していたら、最近買った本として『姉ageha』と『一切なりゆき:樹木希林のことば』、この2冊を並べてツイートされている方がいて。たしかにジャンルは全然違うけど、根底は共通している2冊なのかなと思いました。信念を貫く、自分を変えない強さを感じます。

「そんなふうに汲み取っていただいてうれしいです。女の人って“謎の縛り”のなかでずっと生きていると思うんです。若いときも若いなりに息苦しかったり、大人になればなったでいろいろ言われたり。そういうの、いい加減うっとうしいし、多くの人が疑問を感じていると思います。

でも、人間関係や仕事のせいで、なかなか自由に生きられない。その鬱憤を晴らす、心のどこかで感じていた疑問を声に出してくれる存在として、うまく共感してもらえたのかもしれません」

――InstagramやTwitterの文章も、強さだけではなく、迷いや弱さが表現されているところに惹かれます。メッセージ性の強い文章は、どうやって考えているんですか?

「投稿するときに考えるというよりは、積もり積もった思いが出るという感じですね。

たとえば、街ですれ違いざまに聞こえてくる会話のなかで、いいことを言ってくれる子がいっぱいいるんですよ。お茶しているときとか、電話しているときとか、声が一瞬バッと耳に入ってくる。

そういうのが記憶の片隅にずっとあって、だんだん積もっていく。そして、『つまりこういうことなんじゃないかな?』ということをミックスしてSNSに出しています」

「理想の美」という概念は崩壊している

――2018年12月に、こちらのツイートがSNSでとても話題になりましたよね。バズったことで、大きく変わったことはありましたか?

「取材を受けるようになったり、フォロワー数が著しく増えたりしたのは変化ですね。あとは、雑誌の色ができました。

私が編集長になったのは2018年の夏ごろでしたが、最初のほうはSNSもちょこちょこ試行錯誤していたんです。

それがバズをきっかけに、方向性に確信を持てた。結局『姉ageha』は、ファッション誌でもなく情報誌でもなく、ライフスタイル誌なんだと。マインドのことが求められているというのが見えました」

――読者層のギャルではない人たちのマインドにも刺さっているということですよね。

「そうですね。Twitterでよくエゴサーチするんですけど、『姉ageha』に共感してくれる人は、ロリータちゃんだったり、V系のファンだったり、いわゆる”世界の真んなか”にいる人ではないというか…でも何かが大好きで、極めている人が多いんです。私もそういう人が好きなので、好きな子に「好き」って言ってもらえてうれしいですね。

それに、周りが変わってきたというのもある気がします。いまの『姉ageha』は、白肌で細い子が素敵という価値観があるけど、そうじゃない子がダメだなんて全然思っていません。

もう、理想の美しさとかベスト体重とか、そういう概念自体が崩壊していると思うんですよ。年齢で好きな格好や好きなものを諦めなくちゃいけないとか、貫いていると痛いとか、もうそういうの、うるさいなって。誰が言い出したのかもわからない。謎ですよね」

みんな心にギャルを持っている

――小泉さんが思う、ギャルの美意識やマインドについて教えてください。

「ギャルのイメージも、昔は安室奈美恵さんや浜崎あゆみさんへの憧れから始まり、黒肌から白肌へと、著しく変化しました。平成を通して、一番変わっていった存在ではあると思います。

でも、それは彼女たちの美への意識がブレているわけじゃない。そのときそのときで、本心でカワイイと思っていることをやっているだけ。

自分が好きだから、これをやる。芯がある、譲れないものがあるんです。それが、ギャルのマインドだと思います」

――普段接しているモデルさんからも、そういうマインドを感じますか?

「めちゃくちゃ感じます。やっぱり芯がブレてる子で魅力的な子はいないですね。

私自身25歳くらいのときに、周りのギャルの子たちが年齢を気にして、不本意なのにどんどん地味に変わっていって。それがとても寂しかったんです。

だからいまは、みんなが少しでも“好き”を見つけて、爆進していってくれたらいいなと思っています」

自分なりの美学を貫き、好きなものを追求するのがギャルのマインド。

心ない言葉で散々傷つけられてきたからこそ、見た目や趣味の違いで人を差別したり、偏見を持ったりしない子が多いとも、小泉さんは語ります。

きっと、みんなが心にギャルを持っている。他人の目を気にすることなく、好きなものを「好き」と言い切れるようになれたら、もっと自由になれる気がしました。

▼『姉ageha』2019年5月号 発売中!

小泉麻理香さん
姉ageha 編集長
10代のころから、さまざまなギャル誌に編集・ライターとして携わる。2018年より『姉ageha』の編集長に就任。現在は、同メディアのInstagram、Twitterの運営も担当している。

文/田邊愛理

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