
パリのバッグと言えば、エルメスやルイ・ヴィトン、ディオールなど有名なクチュールのメゾンを思い浮かべる人が多いでしょう。ただ、パリには他にも多くの老舗メゾンがたくさんあるのです。その1つであるバッグ専門店「POURCHET(プルシェ)」は、フランス・パリで1903年に創業。110年以上の歴史を持つ、とてもエレガントなパリの皮革製品ブランドで、世界で最初にハンドバッグにモノグラムを採用したそうです。

私が訪れたのは、「パリを世界で一番美しい街にしたい」という思いでアンリ4世が造ったという、パリで最も古い広場「ヴォージュ広場」の目の前にあるブティック。2階建てで広々とした店内には、さまざまなバリエーションのバッグがありました。2010年よりアートディレクターにカリーヌ・デュポン氏が就任し、ますます洗練されたデザインのバッグへと変わりました。

日本人に一番人気なのは、機能性抜群の「POURCHET」のアイコンバッグになりつつあるナイロントート『SPI』。カラーバリエーション豊富で軽くて折り畳むことができる。ラグジュアリーなスペアバッグ、ショッピングバッグとして愛用されているそうです。「さすがは日本人、感度が高い!」そう言われると、自分のことのように凄く嬉しくなりました。

また若い女性には、VICTORIAという大人可愛いクラシックなハンドバッグが大人気。私がブティックに入った時に目を付けたのもこのシリーズのバッグでした。

値段も2万円位〜で、質のいい作りと皮革製品だけれど軽く、中がいくつかに分けられて使いやすい機能性に優れ、クラシックだけれどカラーのバリエーションが豊富なMADE IN FRANCEのバッグであることにオシャレパリジェンヌの心を惹きつけています。

私も早速ブルーのバッグをゲットしてパリ中を駆け巡りました。会う人会う人「どこのバッグ?」と注目してくれたのです。私が着ていたラフな恰好にも、そしてドレスアップした恰好にも自然に馴染むバッグVICTORIAは、私のおすすめです。また余談ですが、取材した後に分かった話ですが、なんとシンガポールで出会ったフランス人友人のファミリーが経営しているバッグ屋さんでした〜。これこそパリのミラクルね。
Pourchet France
13 Place des Vosges
75004 Paris
(月曜〜日曜営業 11〜14時、15〜19時)
http://www.pourchet-paris.com/