去年上海で行われたこのエキシビションが今年銀座へとやって来ました!
アーカイブドレス、フレグランス、バッグ、写真、映像を通して、クリスチャン・ディオールの時代から後継者ラフ・シモンズによって受け継がれた現在までのディオールの歴史を一挙公開!会場は4階構造からなっており見応えがあります。
展示物は「クリスチャン・ディオール」「アリュール ディオール」「ジャドール」「パリ」「ディオールのガーデン」「ミス ディオール」など12個のテーマに分けられています。では、いくつかご紹介します。
まず気になったのは「ディオールのアトリエ」、モンテーニュ通り30番地にあるアトリエ2つの紹介。この日は、実際にアトリエで働く職人達が伝統的な技術のデモンストレーションを見せてくれました。
パタンナーの作業。オートクチュールに”サイズ”なんて存在しないんだから、クライアントにサロンに来ていただいて、寸法をはかって1ピース1ピース手作業で完成させていく。この作業は表には出ない地味なことだけど、こうやって美しいドレスが生まれるのよ。写真はドレス、ジャケット、コートのトワル。
こちらは、フレグランスの仕上げにとりかかっている2人。 瓶に付いているリボンって手作業でつけていたのね。
他にもクリスチャン・ディオールは子供の時から日本の文化と深く関わっていたことが分かる「ディオールと日本」や、「祝宴は芸術作品である。それは無くてはならないもの」とクリスチャン・ディオールが唱えた「ディオールの大舞踏会」
マリリン・モンローが1962年に身につけていたデザインに着想を得て特別創作、ブラック シルクファイユのロングドレスや、2013年アカデミー賞受賞式にジェニファー・ローレンスが着用したシルクのビスチェドレスを見ることができる「ディオールを纏ったスターたち」などなど。
最上階には、ライブラリー空間があってディオールの本を読んだり、アーティストとコラボしたバッグが飾ってあったり・・・ああ、バッグに夢中な女性にとって最高の場所〜
1947年から今日にいたるまで、伝統と革新を遂げてきたフランスを代表するメゾン「ディオール」のエレガンスと華麗さに引き込まれる空間をぜひ体験してみては?