
世界で起こっている美容業界のイノベーショントレンドを配信するBeautyTech.jpから、2018年の最先端美容ネタをピックアップ。ここでは、台湾、韓国、アメリカの美容トレンドから、今年注目すべきキーワードを紐解いていきます。
【台湾】ベストコスメにみる、リップメイク人気の秘密
台湾の化粧品・美容のクチコミサイト「UrCosme (@cosme TAIWAN)」が、台湾でリアルに支持されているコスメを発表しました。約8万点の商品から選出されたベストコスメ「総合大賞」のTOP3は、なんとすべてがリップメイク。
さらに、上位3アイテムを見てみると、特にマット系の高発色なリップが支持されていることが分かります。
1位:レブロン スーパー ラストラス リップスティック
2位:イヴ・サンローラン・ボーテ ルージュ ピュールクチュール ヴェルニ ヴェルニクリーム
3位:ジョルジオ アルマーニ ビューティ リップ マグネット
【韓国】K-Beautyは高機能マスク、アプリ連動が主役!
では、台湾の美容トレンドに大きく影響しているという韓国コスメはどのような傾向なのでしょう。韓国のK-Beautyが圧倒的な存在感を見せていた「コスモプロフアジア2017」(世界の美容業界関係者が一堂に集結するイベント)の様子を見てみます。
また、スマートフォンと連動する肌分析などの技術ブースも多く出展されていたようです。
【アメリカ】美容業界に広がりつつある「Only for you」サービス
米国の美容業界では「Only for you」を特色に出すサービスが急速に増えているそう。「Only for you」とは、ひと言で言えば「カスタマイズサービス」。その人の肌色や肌質に合ったカスタムメイドの化粧品を製造・販売するというもの。ここ数年、あらゆる分野において“パーソナライズド”がキーワードとなっていますが、化粧品においてもその潮流が少しずつあらわれ始めているようです。
日本においても、ユーザーの肌色に合ったカスタムメイドのファンデーションを製造、オンラインで販売する米国のベンチャー企業MATCHCoを、2017年1月に資生堂が買収したことで、化粧品のパーソナライゼーションビジネスモデルの強化が予想されています。例えば、MATCHCoのサービスはこのようなもの。
台湾、韓国、アメリカの美容トレンド、いかがでしたでしょうか。パーソナライズドやアプリ連動など、新たな美容トレンドが続々と出てきていますね。2018年、テクノロジーの進化が美容業界を大きく変えるかもしれません。