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クチコミ
ベゼドゥルシーは2018年、過去の香りの復刻コレクション「パトリモワンヌ」のひとつとして販売されました。元になった香水は、パリから各国の都市への旅をイメージしたシリーズ「Voyage-Olfactifs(ヴォワイヤージュコレクション)」で人気を博した「モスクワ」。実は二度目のリバイバルで、一度2016年にロシアで「プリマバレリーナ」という名称で復刻されています。
“伝統的ボヘミアンスタイルの豊かさを大胆に再解釈。魅惑的なロシア女性とボヘミアン シックなルックへのオマージュ(公式サイトより)”
ジュースの色とリボンの色の濃さの対比がとてもキレイ。
トップに香るのは二種類のグリーン香。独特のシャープな苦味を伴ったものと、少し樹脂っぽさとえぐみを感じるもの。前者はニガヨモギ、後者は松の葉のようです。奥の方にレモンとプラムがきいているせいか、苦すぎることなくすっきりとした印象。
ミドルはクランベリーのフルーティーな香り。生のフルーツというよりはクランベリーで作った甘い加工品。ツヤツヤに煮詰められたジャムのようなフルーティーさ。
ベースはキャラメル&トンカビーン。パウダリーなクマリンの甘さとホワイトムスクをまとったキャラメルとバニラでフィニッシュ。持続は7時間ほど。使うなら真夏以外。暑い日に付けてみましたがただのトンカ風味のキャラメルにしか感じませんでした。
ひと嗅ぎで「モスクワだ」と感じる程度に元の香りの骨格は残っていますが記憶と比べるとかなりライト&フルーティー寄りになっていると思います。モスクワも柑橘やフルーツノートはあったものの、トップからベースのトンカビーンの甘さがガツンときいていてドライダウンのサンダルウッドやバニラももっと主張が強かった印象。でも以前のものは甘味がききすぎて日本では使いにくそうな感じもあったのでコレはコレでアリだと思います。
フローラル フルーティ ムスキー
弾けるように輝く、フェミニンな香り。
トップ: ベルガモット、プラム、松の葉、レモン、ニガヨモギ
ハート:クランベリー、ジャスミンペタル
ベース:キャラメル、サンダルウッド、トンカビーン、ホワイトムスク、バニラ
(公式サイトより)
調香師はティエリー・ワッサー。
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