ディオール / JOY by DIOR - ジョイ 口コミ

19年ぶりの新しいディオールのフレグランスという触れ込みは、今年の夏頃から目にしていました。フランソワ ドュマシー氏が手掛け、ジャドール以来になる久々の新しい香りの発売と聞けば、期待度も高まった。

…高まったものの…発売日は、シャネルでパリ ヴェニスのボディローションを購入し、ガブリエルの香りを復習したり、JMでも発売されたハニーサックルの香りを纏ったり、ジョイも纏ったものの、あまりに香りが混ざり過ぎて正直、何が何だか分からない状態だったので、改めての試香となりました。

サンプルを頂き、手首にもつけてみました。
一瞬、本当に最初の一瞬、柑橘系の爽やかな香りが来たな！と思ったのも つかの間、直ぐに甘いミルキーな香りへと変わります。発売の季節としては、これから甘さが欲しくなる寒い時期には10代〜20代位には特に好まれそうな感もあります。

ローズやジャスミンも使用されているのですが、トップは確かにベルガモットとマンダリンの弾ける感から始まります。私の肌の上では直ぐに訪れるミルキーさのサンダルウッドがラスト迄、ずーっと続きます。ムスクでのパウダリーさも加味されている様ですが、粉感あるパウダリーさとは違います。グルマン系の甘さ、ミルキーさとは確かに違うけれど、何もかもが19年ぶりという期待値を下回った…。

そもそも、この香水の名前が発表された時に「ジョイ」？ジャンパトゥからクレームは来ないのか？と思った。すると直ぐにLVMHが傘下のディオールで「ジョイ」という名称が使える様に、ジャンパトゥの親会社である、デザイナーパルファンと契約をしていたというから、かなり前から水面下で、ジャンパトゥの再建を打診され過半数以上の株式取得をしていたと知り、納得。

……20代の方は、御存知ないかもしれないが、「ジョイ」という名前は私にはパトゥ以外、あり得ない。けれど、名前に対する違和感から評価が低い訳ではない。メゾン クリスチャンディオールとは、遥かに価格設定から素材も違い、販売ターゲットの年齢層も違う事は百も承知で星を付けるなら、2〜3。

…紫のプアゾンを発表した時の様な、衝撃的な香りをディオールには、いつか輩出して欲しい。

使用した商品

• サンプル・テスター
• モニター・プレゼント  (提供元：未記入)