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クチコミ
サンプル使用。
ざっと全成分をチェックしましたが、一般的な美白有効成分の名前はありません。
聞き慣れない「彷徨いメラニン」にアプローチするアテニア独特のケアのようで、
言い換えれば、他メーカーの一般的な美白とは違う変わり種の美白ライン。
そのアプローチにナイアシンアミドが有効成分として挙げられており意外な気が。
ずっと昔から他のメーカー等でもよく使われている成分で珍しくありません。
強力な美白有効成分でもありません。
くすみを多少改善する程度で、高濃度のビタミンCと組み合わせられないので
ライン使いならともかく、他メーカーの美容液と併用する際には注意が要ります。
ですから「なぜこれを美白有効成分に?」というのが正直な感想。
美白というよりはシワ改善が目的でしょうか。
もう一つの有効成分は聞き慣れない「推進型カテキン」で、
ようはメラニンの排出をスムーズにするため、ターンオーバーの正常化を促す目的だそう。
この2つの不思議な組み合わせが吉と出るか凶と出るかは、長く使わなければ解りません。
というわけでサンプルを使いましたが、まず目に沁みました。
玉ねぎを切った時のような沁み方で、鏡で見ると目が赤くなっており慌ててアイボンを。
唇につくとかなり苦いため、塗布する時は目や唇に付かないよう注意が必要。
とろみはドレスリフトの化粧水よりも強く、ともすればエクモイよりも強め。
しっとりというより、ドロリとして少しでも多く付けるとヌルヌルで入っていきません。
かなりベタつきます。
2回目からは量に気を付けましたが、それでも表面にネチネチした嫌な感じが残りました。
ポリマーの多い化粧水にありがちですが、こちらも表面に被膜感が残ります。
ハリが出たように錯覚しますが、表面をコーティングしただけの人工的な硬さを感じました。
同時にテラテラと光るようなツヤが出ます。
しかしこれは肌の透明感や自然なツヤではなく、まるでケーキのナパージュのよう。
塗布直後は一瞬肌が明るくなります。白くなったようにも感じます。
しかし10分後には元通りで、後にはテラテラした肌がそこに。
表面が乾くのかベタつきはやや収まりますが、肌に触れるたびにネチッとした手触りはそのまま。
これを保湿されてしっとりと捉えるか、浸透や馴染みが悪いと感じるかは個人差でしょう。
香りはドレスリフトやプリマモイストとは違い、プライマーショットの匂いに似ています。
ローズの香りよりエタノールが少しキツめに感じる匂い。
塗布した時は気になりますが、少し時間を置けば殆ど気にならなくなります。
ただ、毎回付けるたびに良い気分になるかと問われれば真逆で、
せっかくの美白ラインであるなら、もっと爽やかな清潔感のある香りのほうが好ましく。
評価はつけませんが、個人的には本来の求めている美白の手応えは
既存のホワイトニングクリアローションの方があり、香りや使用感含め好印象。
そちらは有効成分が持続型スーパービタミンCですし、さらさらでさっぱりした使用感で
非常に使いやすく好みです。
対してこちらは、ちょっとよく解らない「得体の知れなさ」の感じを受けました。
冊子にモニターさんのビフォーアフター写真が掲載されており、それを見る限りでは
確かに肌が明るくなり既存のシミも薄まっているように見えます。
ただ、画像の明度を上げればいくらでも加工できるので、普通は同じ背景を比較写真に残します。
背景の明度もビフォーと変わらなければ「実際にこれだけ変化しました」という証になるからです。
しかし、この写真だと背景がなくビフォー写真はわずかに黒い背景がありますが、
アフターでは背景がないので比較検証のエビデンスとしては不充分になってしまいます。
というわけで個人的には猜疑心の方が勝ってしまいました。
未知で期待できる新アプローチともいえますが、これからどんどん気温が高まるにつれ、
このベタベタした使用感は、特にメイク前の朝には億劫になりそうな気も。
美白を抜きにして、肌が綺麗に整い使用感も良いのはプリマモイストシリーズなので
当面はプリマモイストのままで良いかなと思いました。
ちなみに資生堂のHAKUの基礎は合いませんが、コーセーのコウジ酸や雪肌精は合う肌質です。
感じ方は個人差がありますので、合う人には良いものかもしれません。
7/16現在、総クチコミ数582人に対し、私を含む購入者のクチコミは39人。
「購入者」のクチコミに絞り「LIKE件数順」に並べた途端に辛口のレビューが連続。
良心的なメーカーだったアテニアは、もう昔の話なのかもしれません。
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