ディプティック / Orpheon　オードパルファン 口コミ

ディプティックにハマって色々試していますがオルフェオンとロンブルダンローが私の中のツートップです。
ロンブルは正直第一印象は苦手な部類だったのに気付いたら大好きな香りに。
一方でオルフェオンは最初から好みな香りでした。
今まで試したことのある香水全ての中でも最もど真ん中かもしれません。

”オルフェオン”

ディプティック創業当初、サンジェルマン大通り34番地の本店の隣にあったバーの名前。
創業者の3人が通った伝説のナイトバーから着想を得た香りということで、煙草・お酒・女性のおしろい・木製のフロアやカウンターのウッディさをイメージさせる香りとなっています。
と言われると、重くて甘くてスモーキーでクラシカルで…あまり日常使いには適していなさそうな夜の香りなのかなと思ってしまうかもしれませんが、実際は意外なほど爽やかで石鹸っぽくもあり万人受けしそうな印象です。

Top：ジュニパーベリー
Middle：ジャスミン
Last：パウダー、シダー、トンカビーン

トップの第一印象はシャネルのココマドモアゼル辺りと似ているかなと思いました。
ジュニパーベリーが、ライムやオレンジを添えたジントニックを彷彿とさせます。
オレンジやベルガモットはココマドのトップに感じられる香りです。
かつトップから香るパウダリーなアルデハイドの香りがシャネルを連想させるのかもしれません。
ミドル以降はジャスミンメインのフローラルな香りがメインとなっていき、次第にパウダリーかつムスキーな甘い香りへ。
ココマドはもっとパチュリの墨っぽい香りが主張してくるので好みが分かれそうですがオルフェオンに関してはそこまで癖がなくそのまま静かに甘くドライダウンしていくので多くの方に好まれるのも分かる気がします。
個人的にもこれ以上好きな香水って世の中に存在しているのかなと思うほどトップからラストまで全て好き。

因みにフルールドポーも系統としては似ていますが、あちらの方がよりクラシカルでパウダリーで女性っぽさが強いです。
こちらは完全なユニセックス香水で、個人的なイメージでは男性：女性＝50：50。
どなたでも付けやすい香りではありますが年齢層は少し上（30代以降）の方がしっくりくるかな。
あと男性の場合人によってはチャラく感じる危険性のある香りでもあるので、ある程度落ち着いた知性や包容力のある大人の方に付けて欲しいかも笑

巷に溢れている所謂”万人受けする香り”では物足りなさを感じるもののあまり個性が強いのもちょっと…という方に試して欲しい香りです。

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