ゲラン / サムサラ 香水 口コミ

ゲランにとってオリエンタル系の香りは、
他のブランド以上に重要で意味が深いと思います。
オリエンタルの香りの系統を作った、一番最初の
香水もエメ・ゲランの『ジッキー』ですし、後の
ジャック・ゲランも『ルール ブルー』『シャリマー』
『夜間飛行』等のロマンティックで芸術的な
素晴らしい香りを創造しています。
そんな中でジャン・ポール・ゲランが造り出したのが
この『サムサラ』です。

結論から言わせてもらえば、先代の創造した
オリエンタル系の名香には到底及ばない作品です。

すべてが過剰で大袈裟。ジャスミンもイランイランも
サンダルウッドも。サンダルウッドを全体の30％も
使用しているそうですが、これでは口いっぱいに
頬張って料理の味が分からないのと一緒。
しかも拡声器で叫び続けているかのような、
うるさいほど強い香り。

はっきり言って付けてて一つも楽しく無い。

ボトルはパルファムは仏像を象った形ですが、
EDPやEDTのボトルは縦長でまるで案山子。
名前もサンスクリット語で「輪廻転生」だなんて
抹香臭い！「愛の殿堂」の詩的な名前とは正反対。

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