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クチコミ
ルイ・ヴィトンから、旅を愛する男性に捧げる5つの香りのストーリー。
レ・パルファン・プールオム・ルイ・ヴィトン。
2016年9月、ルイ・ヴィトンから70年ぶりにフレグランスが発売されてから、2018年3月までに8つの香りが登場したが、全て女性用だった。その女性用フレグランスのいくつかを、だましだまし愛用していたが、2018年5月31日、遂に遂に男性に向けた香りが一気に5種類も発売された。
リマンシテは、5つのラインナップの中の1番目の香り。
ジャック・キャヴァリエが、旅の途中、空に向かって伸びる、終わりのない水平線を前にした時の胸の高鳴りや爽快感からインスピレーションを得た、無限の内なる旅を想わせるような香りとのこと。
ポエム的な表現を避ける言うならば、フレッシュなジンジャーや、グレープフルーツ苦み、アンバーの力強さを調和させた、男らしいアロマティックフゼア-アンバーの香り。
トップはシトラス-スパイシー。苦味の効いたグレープフルーツとジンシャーの香り。ピンクペッパーのようなピリッとした刺激も感じる。かなりジンジャーが強く、フレッシュさと暑苦しさのちょうど境目よりも少しだけフレッシュ寄りな香り。雰囲気はブルー ドゥ シャネルのオードゥパルファンに似ている。
ミドルはアロマティック-フゼア。フレッシュなジンジャーを残しながら、セージの柔らかなアロマティックノートと、ややメタリックなローズマリーが香る。その奥から重厚なマリンノートが押し上げてきて、ジンジャーやローズの鋭い香りを、涼しげにまとめ上げている。
ベースはアンバー-ムスキー。アロマティックフゼアに、ドライアンバー、アンブロクサン、ムスクなどの深みを加えた香り。最後はオゾンのような残香と、アンブロクサンの香りにほのかな香りが、かなり持続する。下半身に1プッシュ乗せても、一日中しっかり香ってくれる。
一気に5種類も出たものだから、迷いに迷った挙句、もっとも使いやすい定番のアロマティックフゼアの香りをチョイスしたけれど、想像していた以上に個性的で力強い香りだと思う。
肌に乗せると、特にジンジャーとマリンとアンバーがそれぞれしっかり主張してくる。誤って手首などにつけてしまうと、まるでハルクのように暴走してしまう。
ところがこのリマンシテに、3番目の香りのオラージュを重ねてみると、青っぽい爽快感や柔らかさが加わり、清潔で上品な印象を高めてくれるから不思議だ。
なんといっても今回のメンズラインで特筆すべき点は、トラベルスプレーの洗練された格好良さだ。それまでの女性用のゴージャスな印象から、ブラック一色になり、キャップのLVのロゴがダークグレー、リフィールのキャップや箱の天面はグレーに変更されていて、本当に格好良い。
このトラベルスプレーを使ってみると、たどり着く結論はただ一つ。どうせなら5種類全てを揃えてしまい、TPOに合わせて使い分けてみたい。
そもそも、なぜメンズラインを5種類にしたのか。ジャック・キャヴァリエは「男性がフレグランスを使い分けるシチュエーションは5種類くらいでしょう」というようなことを言ったとのこと。
確かにそうかもしれない。さらにこのシリーズは重ねて付けで香りのバリエーションが広がる。
改めて感じることは、ルイ・ヴィトンはフレグランスに対して本気だということ。最高峰の調香師と、最高のマテリアルのコラボレーションだ。
しばらくルイ・ヴィトンの香りの世界にどっぷり浸ろうかと思う。
ありふれた筋書きも誇張も一切ない。肌に纏った瞬間、マスキュリンなエネルギーが弾けだす、個性溢れるフレグランスの世界に。
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