ビューティメソッド
2018/12/17

愛と言葉で紡ぐ美しい未来【Charaさんインタビュー 第1章】

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弾けるパワーと豊かな愛が全身から溢れ出る、可愛げたっぷりのマリア様。おしゃれでキュートで、優しくて強い。こんな50代になれたらなりたい、到底なれそうにないけど、読んだら少し近づけた気分になってしまう、等身大で惜しみないCharaさんの今とは?母として女性として、そしてもちろんトップアーティストとして、12月19日の新アルバム『Baby Bump』をリリースに先駆けて、A-Beauty世代に共通の話題、あれこれ聞いてみました。

新アルバム『Baby Bump』おめでとうございます。すごくグルーヴィでソウルフルな楽曲が多く入ったアルバムですね。

今回はそういうのにしようと思って、バラードは入れても1曲くらいって決めて作ったんです。移籍もあって制作時間も少なかったんですが、私はシンガーソングライターだけどいろんな要素があって、いろんなアーティストさんとコラボしたりするフットワークの軽い感じもある。それがわかってもらえていて、昔からよく知っている新しいパートナーが「チャラの中でのグルーヴィなソウルフルとかファンクとか、そういうものが聴きたいからそういうアルバムにしよう」って言ってくれたから。やっぱり一緒につくるパートナーが「あなたのこういうところ好きよ」っていうのによって変わってきます。

ソウルにまっすぐに向き合ったのは原点回帰とか、特別な心境があったんでしょうか?

特にはないです。でも意識したかといえば50歳記念のライブをやったので、改めて踊ったりパーティみたいなのは好きだな、っていう実感がありました。あと昔、「Charaの音楽はダンスミュージックだと思ってる」って言われたのがずっと残ってて。私の場合、続けるっていうよりは常に進化したりコンセプトを変えたり、同じことをやらないタイプのアーティストなので、私なりのパーティチューンっていうコンセプトで作ったらこうなったんですね。

Charaさんの初期を彷彿とさせる音が多くてシビれました

そう、今回打ち込みが多いの、初期も打ち込みが多くて。生でドラムをやっているのは『Cheek to Cheek』っていうちょっとミドルテンポの曲だけしか演奏してないんだけど、一曲だけはナマエン(生演奏)したいな、って。

Chara新アルバム『Baby Bump』(初回版)2018年12月19日ユニバーサルより発売

息子さんも参加されていますがどんな流れで制作に入るんですか?

家にいると、弾いてよ!って(笑)。エレキとかギターを私が弾く時は、ちょっと自信がないから、私が「仕方ねぇ弾くかぁ」ってやってると息子が帰ってきて「ちょっとやってよ、こんな感じで」っていうだけですっとやってくれる。そういうノリの人だから。普通のご家庭だったら楽器演奏の好きなお父さんとか、ピアノとかやられるのとかと一緒で、たまたまお母さんがCharaだったていうだけじゃない?

ものスゴいことですけどね。娘さんとはお買い物一緒に行ったりされてますがファッション情報を取り入れたりするんですか?

そうだね、私がキャップをかぶり始めたのは娘の影響かも。あまり被るタイプじゃなかったんだけど、被ってると愛があるからかだんだん似合ってくるんだよね。まだ彼女が家に住んで居た頃は、部屋に(こっそり入って)「借りま〜す」って。逆に向こうも私の部屋に入って「借りま〜す」ってやってたね。娘は結構私のお古も着てますね。

歌詞は子供と議論できるぐらいの気持ちで作ってる

Charaさん流の子育てのポリシーは何でしょうか?

あんまり頑張んない方がいんだよね。無理しないとか。自分なりのちゃんとした情報っていうのは知りたかったですね。自分の母親世代とは状況が全然違うし自分で調べるしかないから、普通に自分の周りのお母さん仲間と交流してたかな。芸能系だからって孤立したくなかったし、特に娘は割と地域に馴染ませてた。もっと小さい時から留学させちゃってもよかったかなって今になって思うけど。それは後になってみないとわからないけどね。でもちっちゃいときに世界を見るのってやっぱり勉強になるなって思います。

アーティストとして子供たちから影響を受けたと感じることは?

娘とか息子には「ママのあの曲いいね」って、言われたいか言われたくないかっていったらできれば言われたいですよね。どっかで意識的には“子供達がいるから”っていうのはゼロじゃないと思うんですよね。偶然聴いたら「うちの母ちゃんの曲いいな」って思ってもらいたいし。ていうことがどういうことかっていうと、オリジナリティとか、わかると思うんですよね、聴いてCharaっぽいというか母ちゃんっぽさが出てるねとか。厳しいことも言われるけどね。特に息子は、音楽に対することは厳しいですね。耳がいいんだよね。私がわかってることを口に出す。家族ならではのアドバイス、愛があってこそなのかもですけれど。「声出てないね!」とか。「そうそう、この日は出てなかったねー」って(笑)

好みとかも似ている部分も感じますか?

不思議なのが、私が聴いてない、私より先輩の邦楽のアーティストとか聴いてるんですよね。玉置浩二さんとかすごく好きみたいで。明日も友達のパーティとかあって歌うんだけど、何がいいって聞かれたから「ファルセット使ったのがいいんじゃない?」って答えたら「わかった、じゃぁ玉置浩二歌う!」って。「ファルセットの玉置浩二⁉︎めっちゃ気になる!聴きに行かなきゃ」って(笑)。家でも、お互いに『いいの聴いてるな〜』って思ったら、直接聞くときもあるけれど、お互いにShazam(音楽検索アプリ)したり。ちょっとプライドあるから(笑)

Charaさんが愛を表現し続ける意味とは?

愛自体何かってわからない。若い時に自分で愛ってなんだって調べたりした時に、「尊いもの」という辞書もあるけれど、仏教だと「邪道なもので迷いを作らせる」ともいってたりして、あぁ両方わかるな、っていうのがあったりして。でも「見返りを求めない」っていうのが自分の中で愛なのかなって思ってる。あまり「愛を歌います!」っていうつもりはないけれど、結局人間生きていたら、愛は素晴らしいなって思うと思うし。

愛を妄想しながら制作するんですか?

私は捧げ系のアーティストなんですよ、どっちかっていうと。誰かに何を言いたいとか、何かを伝えたいっていう気持ちがあって、それで作っているという衝動がもともとにあるから。言葉も使う以上は責任があるので、ちゃんと見てもらえて自分で自信のある、伝えたい言葉を使っています。子供がどこでこの歌詞を見ても恥ずかしくない、それについて議論もできるっていう気持ちで使ってる。言葉は出したら引っ込まないので、責任があるって子供ができてから思うようになりましたね。子どもを持つ前はもうちょっと無責任だったけど、気付かせてくれるから、子供って素晴らしい存在だよね。

自分の心の地図をもとにその日を”いい日”にできるように

女性としてや母として、こうありたいという願望はありますか?

「こういうのはやだな」っていうのは時々あるのかもしれないけれど。お母さんってなんか、美味しいもの作れたりとか、器がおっきくてあったかい存在というか、機嫌のいい人というか…「自分のパワーがなくなったら充電しにいらっしゃい」みたいなお母さんでいたいとは思うけど(笑)。でも人間なんだから完璧じゃなくてもいいじゃないって部分も見せたいですね。「なんとかなるわよぉーっ!」みたいな、勇気を持つことはこれから生きて行く上で大事だからそういうのを見せて行くのもいいんじゃないんですか。

あとやっぱり、あれじゃない? なんてことないことだけど、予定を企画して練って「どこに行ってこれを楽しもう!」っていうのも楽しいけど“突然、今日という日が空きました”って時でも「すごく美しいものを食べに行きましょう」って、自分の心の地図を元にちゃんとその日をよかったね!っていうものにできるお母さん。「これがいいんじゃないの〜?行きましょうよ!」みたいなお母さんにはなりたいな。

そんな風に、常に意識を外に向けていることは若々しさに通じる気もします

息子に英語の言い回しを聞くことが多いんだけど、『美しいものを食べる』っていうフレーズを聞いたことがあって、優しいから返してくれるんだけど、その後「夕飯どうするんだい?」って聞いたら「今日は友達と美しいものを食べに出かけに行ってきます」って英語で返してきたりして。「へぇ〜こうやって書くのね」って勉強になったりしたんだけど(笑)。彼がそういう言葉を日常でいうと素敵じゃない?そういうのって意外と世代の違う人からヒントをもらうことって多いから、私だけじゃなくて、おじいちゃんやおばあちゃん、違う人種の人とか、いろんな人に触れて行くのがいいんだよね。若い子はインスパイアを受けることが必要だなって思いますね。

Chara Information

Chara新アルバム『Baby Bump』(通常版)2018年12月19日ユニバーサルより発売

B GALLERY EXHIBITION Chara Art Forest 『LITTLE HEARTBEAT』開催

期間:2018年12月8日〜19年1月14日(祝・月)1月1日(祝・火)定休
場所:Bギャラリー(ビームスジャパン5階)
東京都新宿区新宿3-32-6
www.beams.co.jp/bgallery
絵本(CD付き)『LITTLE HEARTBEAT』発売
著者:綿引美和+綿引光子
5000円(税別)
その他、関連グッズなどの販売も行います。

Chara

1991年シングル『Heaven』でデビュー。オリジナリティに溢れ愛を歌い続ける日本のトップアーティスト。92年には日本レコード大賞ポップ・ロック部門のアルバム・ニューアティスト賞を受賞。96年岩井俊二監督の映画『スワロウテイル』に女優として出演、劇中バンドYEN TOWN BANDのヴォーカルとして参加した『Swallowtail Butterly〜あいのうた〜』は90年代を代表する名曲として今も歌い継がれている。さらに97年のアルバム『Junior Sweet』はミリオンセラーを記録。唯一無二のシンガーソングライターでありファッションアイコンとしてもインスピレーションを与え続ける存在。2018年1月に50歳の誕生日を記念して2日間のスペシャルライブを敢行、同9月にデビュー27周年を迎え、2019年1月より全国ツアーを開催。https://charaweb.net

撮影 阿部裕介(yard)
構成・文 佐藤由佳(A-Beauty編集部)

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