【もくじ】

<小顔美人は遠くを見る>

メイクでシャドウを入れたり、上を向いて舌を突き出したり、カッサ板でリンパを流してみたり。みなさん、小顔になるために、いろいろな努力をしていると思います。でも、ふだんの姿勢が、そのすべての努力を台無しにしているとしたら?

「あごを引くのがいい姿勢なんて、大嘘です」という中村先生。

みにくい二重あごを解消し、即効でスッキリ小顔になるという「戦士のポーズ2」の極意。そして、二重あごと首のしわを予防するスマホの見方を教えてもらいましょう!

<“あごを引く”と二重あごになる>

まずは、こちらをみてください。1枚目はモデルの梅澤さんに、何も指示をせずに横顔を撮らせてもらった写真です。

キュッとしたあごのライン、長い首、すっきりとしたうなじ。ムダな力が入っていない、美しい小顔ですね。

こちらは「あごをひいて」と指示をした時の写真です。

同じ人とは思えないような二重あご。首にはしわが寄って短くなり、うなじはこんもり。全体的に詰まったような印象の大顔になっています。

<スマホやパソコンが二重あごの原因!?>

「私はこんな姿勢はしていない」と思うかもしれませんが、街中でよく見かけるのがこの姿勢。きっとみなさんも思い当たると思います。

電車でスマホを見ているとき、オフィスでパソコン作業をしているとき、みなさんもきっとこんな二重あごになってるはず。

毎日何時間もこのような姿勢でいると、あごのたるみが定着したり、首の横じわが消えなくなって、どんどんおばさん化が進んでしまいます。

<手で腕を支えるスマホ姿勢で二重あごを予防する>

「あごを引くのがいい姿勢だと思っている人が多いですが、それは大きな間違い。あごを引くとあごにしわが寄って、二重あごになる。首も詰まって短くなる。小顔になりたかったら、視線を遠くにして、下を見ない方がいい」(中村先生)

―スマホを見るときには、どうしても下を見ちゃいますよね。

「ひじを体から離して、スマホの位置を高くして見るようにしてください。腕が疲れる人は、逆の手を脇の下で挟むようにすれば、楽にできます」(中村先生)

こんなふうに下を向いて猫背になると、バランスを取るために、お腹を出した姿勢になりがち。小顔のためにも、お腹痩せのためにも、スマホを見る姿勢は重要です。

<小顔姿勢を習慣化する「戦士のポーズ2」>

こちらが小顔をつくる「戦士のポーズ2」です。

・両脚を大きく左右に開き、片脚を真横に開く
・肩手を肩の高さに上げ、真横に開く
・片足の膝を曲げながら、前方を見る
・視線は遠くを見る

<よくあるNGポーズ>

よくあるNGポーズが、こちら。視線が手のあたりと近すぎで、首や肩によけいな力が入っています。あごにしわが寄り、首が詰まって短くなっています。

「戦士のポーズ2は、力強い戦士の姿を表すポーズです。首に力を入れて、あごを引いてしまっている人が多いのですが、これは間違い。首にはよけいな力を入れないこと。視線は指先ではなく、もっと遠くに置くのがポイントです」(中村先生)

<体は快適な姿勢を覚える>

今回の撮影ではモデルの梅澤さんに、何度もNG姿勢を取っていただきました。見ていると彼女にとって、NGポーズはとてもつらそう。カメラが止まるたびに、首や肩を動かして、体をリリースしていました。

「本来、体にとっては、正しい姿勢がいちばん快適なんです。ヨガのポーズで正しい位置、正しい動かし方を練習すれば、体が正しい位置を覚えて、ふだんの生活でも、正しい姿勢をとるのが当たりまえになります」(中村先生)

<まとめ>

解剖学に基づく“即やせヨガ”は、体の快適さを取り戻すヨガ。ふだんの姿勢が自然に整うことで、スタイルアップはもちろん、コリや痛みの予防にも役立ちます。

ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください。

中村尚人先生プロフィール
理学療法士として病院、老人保健施設、訪問リハビリなどでの臨床経験を経て、八王子に予防医学を目的としたヨガ・ピラティス・ウォーキングスタジオTAKT EIGHT(タクトエイト)を立ち上げる。豊富な知識をもとに、ヨガインストラクター、ピラティスインストラクター、予防運動アドバイザーとして活動。ヨガの解剖学講師、指導者育成、執筆、講演等に携わる。著書に『ヨガの解剖学』(BABジャパン)など多数。http://www.takt8.com

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