鉱物油

先日鉱物油の入った美白クリームを買ってしまいました。
顔用のクリームですが このまま使っていて大丈夫でしょうか?
もしくはボディ用にするべきでしょうか?

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2011/8/1 19:28

総論としてフォローになりますれば
こんにちは。
最初に誤解を招かないように書かせて頂きますが、一般教養はさておき、私は単に化粧品知識や技術を職としたこれしか能のない業界人間というだけの事であって、偉い人でもなければすごい人でもありません。
ですので、コスメの事に関わる事は専門ですが、皆さんもそれぞれお仕事や専攻された学問では専門がおありと思います。
私はそれらについては全くの無知・無教養ですし、そうした場ではニュートラルにお教えを乞う立場になる、というだけの事とご理解下さい。
そんな私の知識の一部が皆さんのコスメ選びの参考、そして安心してコスメライフを楽しめる一助になればと思います。

さて、吐き捨てたコメントに解釈をされても困るので「簡単に説明を・・・」との要望がありましたので、最初に念を押しておきます。

端的に分かりやすく言うと、ミネラルオイル(鉱物油)もミネラルパウダー(無機鉱物質)も、いずれも大きなくくりの化学物質の総称なので、それぞれを一貫して安全なのかのお答えは、世界中の誰にも分かりません、が答えです。
というか、こうしたくくりで安全性を議論する事自体がナンセンス、という意味です。

既に本題のお答えは十分に理解下さっている方も多いようですので、これでも何が言いたいかご理解頂けないのであれば、以下は最後の長文になります。
読む気力のない方は無視下さって構いません。
ただし、面倒臭がる方には「それなり」の情報しか手に入らない事は、心得ておいて頂ければと思います。

本題ですが、ようは課題となった疑問の内容は、言ってみれば「A型人間は神経が繊細か?」と言っているようなもので、A型にも男性も女性も居ますし、年代も異なれば国によって人種も異なります。
また、血液の分類は「型」だけでなくさらに詳細な因子の学術的分類があり、私は専門ではないですがたくさんあるという事位は知っています。

皆さんは、こんな言葉をご存じでしょうか。
「深く知れば知る程に、○×をはっきりとつけられなくなる道理。」
この意味は分かって頂けますか?

化学の事なんて、目に見える反応ではないのでどこまで行っても推測の域を脱せない世界です。
例えば水。
これは誰でも知っている「H2O」ですが、私達はこれを「知ってるよ。」と言う方は一般人(あくまで化学の世界でのお話)という見方をします。

水の化学構造式が提起されて何百年の歴史がありますが、実はいまだに化学的にどういったカタチで、しかも電子やイオンレベルではどういった状態で存在しているかは解明されていません。

一般的には

2H2+O2→2H2O

こうですが
実はこういう書き方もできます。

H2+ + O2-

また、イオン的にはこうなります。

H+ + OH-

他には、水はこの分子ひとつでくくられているものではなく、6個の水分子が六角形に繋がって存在しているという、いわゆるクラスター理論というのもあります。
こうなると、それぞれの水分子同士が繋がっている角度や距離にまで性質に影響すると言われています。 しかも水は常に動いている液体ですから、さらに事はやっかいです。
こうした化学の見えない世界の事ですから、それを悪徳商法に利用して色んな理論を提唱するエセ学者も出てきます。

いずれも、見えない世界で証明のしようがないのでホンモノの科学者も否定ができず、結果的に「あり得ない」という言葉を使うと、「あり得ないという根拠は?」と証明できないのを黄門様の印籠にして、開き直り理論をふりかざすわけです。
結果的に「一見正しそうなニセ化学」は世にまかり通ってしまうというわけです。

続きます。

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