お嬢様
お嬢様って色々なイメージがあると思います。
たとえば、親が資産家などで、お金がたくさんあり、
自分もその恩恵を受けていて、ファッションにお金をたくさんかけられる
パリスヒルトンのようなお嬢様。
あるいは、華道や茶道など、日本固有の伝統文化の家に生まれ、
立ち振る舞いがつつましく、華美ではないけれど、どこかに品を感じる人。

前者のお嬢様は、多少わがままキャラでも許されると思うので、
「私は時代の先を行くセレブよ！」くらいのオーラを出しても、
「ワガママ」ではなく、それが世間に受け入れられる存在だと思います。
でも、それには、やはりある程度のファッションセンスが大切だし、
常に最新と自らが作り上げる世界観が大切だと思います。

後者は、日本で言うと大和撫子的存在というか、
皇室の方のように、一歩さがったイメージ。皇后美智子さまが
ぴったりではないでしょうか。
凛とした美しさと、謙虚さを兼ね揃え、ファッションも派手ではないけれど、ＴＰＯに合わせて、上質な物をさりげなく着こなすところがさすがだと思います。
欧米的には、映画で言うとオードリーヘップバーンのようなイメージがあります。映画「ローマの休日」のシーンは、庶民に変装しても、チャーミングのどこか気品を感じさせるアン王女は世界中の女性の憧れ的存在ではないでしょうか。

どちらもお嬢様的イメージがありますが、
大切なのは、立ち振る舞いやその人の生い立ちやバックグラウンド、
そして、一番大事なのが、「お嬢様を鼻に掛ける」感じは、受け入れられないというか、憧れの対象になるのではなく、バッシングの対象になってしまう世の中だと思います。

なので、お嬢様は？と新聞かれた時、

1.お嬢様としてしつけや教育を受けて育ってきた女性は気品が感じられる女性

2.お金や両親の権力に物を言わすワガママな振る舞い

3.私的には、松たかこさんや寺島しのぶさんなど、お嬢様として生まれつつも、そのイメージを払拭したくて自らの道を切り開いている女性に好感が持てます


あとは、本当にお嬢様として生まれ、話す内容が桁はずれなマリエさんも、
お嬢様だけど、それを芸能活動の武器にしていないところがいいと思います。

松たかこさん、寺島しのぶさん、マリエさんなどに共通するのは、
皆が家柄がお金持ちと知りながら、それを前面に押し出すことなく、
芸能活動や女優業をしていても、立ち振る舞いなどで、
どこかにお嬢様を感じる女性だから、好感が持てると思います。

お嬢様ではないかもしれないし、嫌いではないけれど、
沢尻エリカさん的ふるまいは、やはり一歩間違うと、
バッシングの対象になると思うので、その路線は外した方が
いいと思います。