植物系または石油系界面活性剤は、同じ作用ですか?

成分に詳しい方にお伺い致します。
宜しくお願いします。

植物系界面活性剤と石油系界面活性剤は、同じ働きをしますか?

界面活性剤は、浸透性と乳化の働きがあるとお聞きします。

これは、植物由来の界面活性剤になっても同じ作用なのでしょうか?

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2011/12/17 00:28

私もサポ
こちらでも失礼致します。
というか、ご質問者様はこちらでも回答者様の方々を困らせる『教えてちゃん』を展開なさっておられたのですね(苦笑)

ムスキオさんもあるきめですさんも、そうしたご質問の仕方は困るのが目に見えています。
まずは、基本的な事位はご自身でお勉強になってから、分からないところだけをご質問されてはいかがでしょうか?

試しにご質問の一部をごく基本的なレベルで私が代わってお答えしておきますが、何もない基盤で理解ができるとは思えません。

■働き
「界面活性剤」とは、液体:液体、もしくは固体:液体の界面の表面張力を低下させる物質の事を表し、正しくは『両親媒性物質』と呼ぶ。
それは、分子構造中に油に溶ける構造を持つ分子(疎水基)と、水に溶ける構造を持つ分子(親水基)とが共存している事に由来し、液:液や固:液の界面に並んで配向し、その界面張力を低下させる。
その配向の配列や方向は、分子構造の疎水バランスに依存している。

化粧品分野においてはその性質を利用して様々な商品に活用され、油と水を乳化させるための素材・油汚れをお肌から除去するための素材・顔料や酸化チタン・色材などの粉成分を一次粒子に分散させる素材、香料や精油など微量な油成分を水中に可溶化させるための素材などなど、様々な用途にて使われている。

その性質は、分子構造中に存在する親水基と疎水基のそれぞれの化学構造によって決定され、以下のような違いに影響される。

・分子内比率による油への溶解性
・分子内比率による水への溶解性
・分子内比率と分子の大小・疎水基/親水基バランスによる乳化力・可溶化力・分散力・拡散力・浸透圧の変化
・温度依存による相転移点
・pH依存など、等電点による疎水バランス
・分子の大きさによるミセル濃度の違い
・ミセル濃度と分子内比率による、状態の変化

などなど、その他にも分子構造の違いによって様々な性質の違いがある。
それは、天然か合成かといった曖昧な要素によって決まるものではなく、純粋に化学分子構造によって決定される。

また、生体への影響力や浸透性・界面張力低下能の性能においても、分子構造が何なのかによって決定されるのは言うまでもない。

以上が、まず『働き』の基本について説明になりますが、ここからさらに浸透性がなぜ変わるかお分かりでないでしょうから、『浸透性(表面張力の低下)とは?』のご説明、さらに界面活性剤の事が分からないのに、乳化って何なのか知るはずもないでしょうから、『乳化とは?』といった説明をしていかねばなりません。

これらをクリアしなければ、「同じ作用かどうか」の難しいお答えにはたどりつけないですよ?

あとムスキオさん、石鹸は特殊な界面活性剤でもなんでもなく、脂肪酸とナトリウム(カリウム)を構造に持つオーソドックスな界面活性剤です。
水で薄めると「チカラがなくなる」のは特別な事ではなく、あるミセル濃度で相転移を起こして油水逆の性質になるだけの事ですから、典型的なアニオン活性剤に多い性質です。

ただ、家庭での使用でチカラが失せたように見えるのはまた別の理由で、水道水のカルシウムによって金属石鹸を作って疎水性の高い水に不溶の界面活性剤になっただけの事ですね。
参考にされて下さい。

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