外見は自分を表現する手段です
外見よりも中身だ。それは一つの考え方です。

でも、自分が大事にしている場に、知り合いがぼさぼさ頭に汚い格好で来たらどう思いますか？この人は自分にとって大事なこの場を、ひいては、自分を大事にしていないのだと思いませんか？たとえば、自分の結婚式に、友達がデニムのぼさぼさ頭で来たらどう思います？「祝福する気持ちは誰にも負けない」と言われても、自分を大切に思う気持ちを疑いたくなりませんか？
いつもフォーマルな服装でいろということではありません。相手のことを尊重して、その場に合わせた服装でいることが大事なのです。友達と遊びに行くときは好きな格好で自分を表現すればよいです。でも、仕事は、服装も含めてあらゆる手段で自分が職場やカウンターパートをどう思っているのかを現さなければいけません。「中身を見て」と言ったところで、仕事の相手は短い時間であなたの中身を理解できませんよ。そのとき、短い時間で「私はあなたを大切に思っています」ということを表現する手段が服装であり、言葉遣いといった、相手への対応です。

私も学生時代は、見た目で判断するなんて、と思っていました。でも、仕事を始めて、その場にあわせた外見にすることは自分が相手をどのくらい大切にしているかの尺度なのだと気づきました。他人の外見を自分が気にするというよりは、外見は、自分がどれだけ相手を想っているのかを表現する手段だと考えてください。

いくら綺麗に着飾っても、相手のことを考えない外見は見苦しいだけです。そこを間違えないように。偉そうに言ってすみません。